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トレンチコートマフィアンです。
初投稿ですがよろしくお願いします。
いつからだろうか、
自分のことを好きになれなくなったのは。
これまで、死ぬほどとまではいかないが人なりの努力はしてきたつもりだし、自分磨きはしてきたと思う。
勉強も運動もそれなりにこなしてきたし、実際、成績も学校で上位を取り、運動部でキャプテンなどもやってきた。
お洒落とまではいかないが、服や髪型、匂いなど見た目にも気をつけてきた方だ。
だが、僕が見るこの世界は暗く薄汚れている。
周囲の人達を見るたびに、
輝かしく眩しく楽しく感じるんだ。
その姿は、羨ましくうざったらしく嫉ましく妬ましく、思える。
それに比べ、自分の姿が見すぼらしく汚く小さく、思えた。
そんな自分に恥ずかしさすら覚える。
こんな思いをするたびに、生きる活力が吸われていく感覚に襲われ、やる気が出なく、無力感に苛まれる。
僕はこの自己嫌悪の世界によく迷い込んでしまう。
自己嫌悪の世界は自分で意味がないと分かっていても、考えることをやめさせてくれないんだ。
出てくるときには、虚無感やら劣等感やらいろんなものが纏わりつき体が重く感じる。
そして簡単には洗い流せないから大変だ。こびり付いてなかなか取れない。
本当に嫌になる。
僕の本質を見てくれない世界が。
僕の結果を評価してくれない世界が。
偽りの自分でしかいれない世界が。
だけどこんな風にしか考えられない自分が一番嫌いだ...
お読みいただきありがとうございます。
できれば評価のほどよろしくお願いします。