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運命なんて知るか!  作者: ノンノン
1章 快晴、ときどき神様
2/2

始まりの朝

梅雨が終わり、夏を迎えようとしてる季節。


俺が住んでる相模の町は簡単に言うと小田舎だった。


見渡す限り畑が広がっているが、それは高校のある場所の周りだけ。


少し電車乗れば二駅で都会なのだ。


だけど、その畑道が通学路なのである。


まあ、土地のことはうまく説明できないので、なんとなく頭に入れといてください。


で。ーーー俺、神野コウタは今、必死にチャリをかっ飛ばして高校へ向かっていた。


今年の四月から高校生になった俺。

二ヶ月も経てば友達の一人や二人は出来るのだ。


決して人と馴れ合うのが得意ってわけではないが、下手でもないだけ。

上っ面な人間関係を築くのだから適当で良いのだ。


で、俺はその友達と昨日の晩に。ーーーいや、正確には今日の朝3時まで通話してたのだ。

夜更かしをしたのだ。

だから寝坊して、今必死にチャリをこいでいた。


朝のホームルーム。

つまり出欠席の確認は8時40分に行われる。


現在8時25分。


学校までの距離、およそ1.5キロ。


俺の家から学校までは、どう頑張っても30分はかかってしまう。

そして少し前に家を出たばかりなのだ。


つまり、遅刻確定なのだ。


「あーー、駄目だ。もう諦めるか……。」


思わず声に出してしまった。ーーーが、周りには誰もいなかった。

まぁ、誰もいないから心の声を外気に触れさせたんだが……。


近くにある公園のトイレの個室ドアが、そのまま学校の昇降口に繋がってたらいいのに。

とか願ってみたり。


少し俺はチャリ飛ばしたせいで疲れてるんだ。

大目に見てくれ。


体力ない方なのに頑張っちゃったから公園で少し休憩を取ることにした。

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