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運命なんて知るか!  作者: ノンノン
序章 0じゃないよ!0.1話だよ!
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未明の空


意識が…。

遠のいていく…。

世界が真っ白になっていく…。

多分、俺は死ぬんだ。


仰向けで倒れてる俺は夜空を見ながら己の命の終わりを覚悟する。


そしてもう一人。


そんな俺を膝枕してくれてる女性。


10歳くらいの容姿にも見える女性。

そんな女性が、虚ろな目をしてる俺を上から覗くように…。今にも泣き出しそうな顔をして見ている。


そして、その女性が俺に言う。


「なんか伝えておきたいことはある?」


泣かないように頑張ってるが、涙声を隠せていない。

けど、もうコイツとも最期か。


そして俺自身とも最期。


だからまだ言葉を話せるなら…。


俺は…。


「もう……。諦めろ…。」


言葉に出たか分からなかった。

声が届いたか分からなかった。

でも…。


その、女性が声を出して泣き出した。

俺のことを思って泣いてくれてるのだ。

だから、今更だけど、コイツはきっと…。


いい奴だった!


プツンっと、テレビゲームをしてる途中でコンセントを抜いてしまった時の画面のように、俺は世界からブラックアウトしたのだ。




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