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戦闘貴族  作者: yuyu
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2話

 ルルたちは、庭にいた。そこからは、右手に滑走路が伸びていた。滑走路は、4000メートル級でありこの世界での航空機では降りれない機体は、指で数えれるほどしかなかった。その滑走路に付随するように格納庫がいくつか並んでおりそこには、いくつかの戦闘機が駐機していた。その戦闘機は、ボルムス家お抱えの飛行隊であり、ボルムスが支配している地域を空域を管轄していた。

 逆サイドの左手は、港湾が広がっておりそこが入り江になってい居るため、そこには軍港が広がっておりそこには、500メーター級の空母が2隻停泊しており周囲には大小さまざまな数多くの軍艦が停泊していた。

 このことよりボルムス家はエタ島のにある小鷹山の頂上を削り取ったところに位置しており山城のようになっていた。


「ルルが通う初等学校は、ヒシマ県アキナカ有額初等学校でしょ」

「姉様と同じ初等ですよ」

「来週から一緒ね」


 各家の領地には、初等学校から高等学校までが数多く存在しておりこれは過去に連邦で定められていた義務教育機関であるのだがヒシマ県には、義務教育学校が2種類か存在しており一つは、平民が通う学校で無料であるが滑走路が付随している学校がありこの学校は、毎年多額資金が必要となる。そして、二人が通うのは後者である。


「それにしても遠いよね」

「仕方ないですよ。我が領には、有額初等学校は3校しかありませんし」

「そうよね。毎年1クラスしかないみたいだし」

「それは、誰から聞いたのですか?」

「お父様からよ」

「それは、正確ですね」

「ええ」


 確かにそうだ。毎年有額学校は一クラスしか生まれないなぜなら学費が非常に高価であるためだ。金額にして6000万連邦ドル。一般的な家庭が10年ぜいたくな暮らしをしても使い切ることができない金額であるが毎年30人ほどが入学が許される。ただしこれは初等部のみであり中等学校は特待生資格も存在し学費も3000万連邦ドルになるため人数が増加する。


「それにしてもきな臭いわよね」

「きな臭い?どうしてですか?」

「ここ1年港湾に入って来る軍艦の量が増えたのよ」

「増えたら良いのではないのでは」

「そがそうとも言えないの。西のファウスト家は母上の出身でもあるから仲がいいのだけどそれ以外の国がね」

「確かに北のニッ海側のノルー家は、兄弟で内戦状態で西と東に分かれていることは知っているもですが」

「リリア家とリップ家、コカリ家。まあ、他人事ではないのだけどセット海の資源や領海で揉めてるの」

「それでよく空母が入っているのですね」


 ボルムス家には、三隻の大型空母を所有しておりその空母がファウスト家のセット海側まで守備をしておりファウスト家は、ニッ海側に多数の艦艇を派遣している。これは、関係が強固なために出来るのためであるのだが、他の家ではそうはいかないようであった。


「空母が居るということは戦闘機がいつでも上がれるようにしてるのよ」

「確かに先ほどから戦闘機が上がったり下りたりしていますね」

「そうなのよね。これが、少しうるさいのだけど」

「それは、言いすぎだぞ」


すると後方の屋敷の方から二人の会話を諫めるような声が聞こえた。



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