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この世界の始まり

誰が言ったか人間の脳はおよそ10%しか使用されておらず仮に100%使用すると人間は身体が耐え切れないといわれている。しかし、それを克服すると人間は1つも2つも上のステージの存在となるだろう。

まぁ克服できればであるが。


「ついに完成したぞ、これで人間は次のステージ、いやさらにその上の存在となれるのだ」

「これで、私の悲願である…」

そんな声が聞こえてきた。ここは日本のとある場所、その男はつい最近まで医者として働いていたが非人道的な研究が明るみになりクビになってしまった。

しかし、その男はあきらめてはいなかった。否、あきらめれるはずがなかった。

「見つけたぞ、直ちにそこに膝を着き手をあげろ」

そこに来たのはいわえる特殊部隊である。その男の行動はクビになった後も危険な存在として監視がされていたのだ。決定的な証拠がなく逮捕には至らなかったが今回ついに決定的な証拠の瞬間が確認されたのだ。

そう、謎の箱のようなものの中に年端もいかない少年と少女がそこにおりなにかしらの実験が行われていたのだ。

「これでおもまえもついに刑務所へ送ることができる」

そう発したのは部隊の隊長である。

「おまえたちが私を監視していたのを気づいていないとでも思っていたか?」

そこに来たのは体格のよい男たちが数名ぞろぞろ部隊の前に立ちはだかる。見た目からして金髪の髪や青い瞳のものたちであることから外国人である。そうこの男たちは元医者が雇った傭兵である。

「こいつらを追い払えそのうちに私は消えさせてもらう」

「まぁ金はもらってる分の仕事はするぜぇ~」

傭兵である男がゲラゲラと笑いながら答える。特殊部隊が立ちはだかる傭兵とにらみ合いとなり一瞬の静寂が流れる。その瞬間どこからともなく鳴り響く警報が聞こえた。

「ちっやはり無理に進めるべきではなかったな」

元医者が発する。

「どういうことだ」

隊長が語気を強めて元医者に声をかける。

「お前たちが来ていたことは気づいていたからな研究を早めていたのだ」

「だがそのせいでシステムに負荷がかかり暴走しそうになっているのだ、まぁ私は研究成果がここに保存されているから別の場所で研究を続けるだけだが、ここの施設はそうだなもうすぐ爆発するかもな」

元医者は笑いながらそう告げるのだった。

隊長はその発言を聞き旋律する。ここには少年と少女がまだいるのだぞ。ふざけるなという思いが頭を駆け巡る。

「おい、そんな話は聞いていないぞ」

そう発言したのはゲラゲラ笑っていた傭兵の男である。当然であろう金で雇われた傭兵であるといえ命を自ら捨てるものいないからである。

「そんなことは知らないなぁ金は払ってるからなお前たちがどうなろうと私には関係がない、お前たちにはここで証拠もろとも消えてもらう」

そう、元医者は発言したかと思うと施設の部屋のカギを掛けその場を立ち去ろうとする。

その瞬間、傭兵の男は元医者に向かって持っていた銃を撃つ。しかし、それは元医者の胸元ぎりぎりを避け小さな容器が密集した一つのガラスの入れ物にあたりその容器を割り元医者が射線上の扉から立ち去ろうとするがその扉の電子機器に当たったのであった。

「おい、逃げてんじゃね~ぞ鍵を開けやがれ」

傭兵は元医者に向けて言い放った。

しかし、元医者の目線は扉ではなくガラスの入れ物を見ていた。

「お前はなんてことをしてくれた?」

「はっ?てめ~がおれたちを閉じ込めて逃げようとしたからだろうが」

傭兵はふざけるなといわんばかりにいう。

「なぜ、その容器がそこに。いやそんなことは今更どうでもいい、これで私もこれまでか私の悲願はここでついえるのか」

独りごとのように青ざめた表情で元医者は答える。

「この容器には私の研究成果が入っていた、だがあくまで薬が完成しただけであって人間が絶えれるかどうかはまだ確認できていなかった」

「だからこそ今回、この被検体に投与してその成果を確認することが目的であった」

「だが、こいつたちのせいでその成果を知る前に逃げるはめになった」

だが、結局投与する前に見つけることができたため部隊の隊長であるものからすればひとまずよかった思えずにはいられなかった。

しかし、そんな気持ちを後悔する発言を聞くことになってしまった。

「この薬は粘膜を通して投与する薬である、質量も軽いから一度、空気に触れれば蒸発しそこから空気感染する」

その瞬間その場にいた全員が察する。

「そう、この場にいる全員が感染したことになる」

「おい、お前はどんな薬を作っていたんだ」

隊長が全員、疑問に感じていることを代弁する。

「そうだなぁ今更逃げても無駄だ、もしかすると生き残ることができるものが生まれるかもしれない、そう長くはない後に結果がでるがその間にお前たちに説明してやろう。」

元医者はそういい近くにあったイスに深く腰掛け答えるのだあった。

「私には娘がいた、しかしその娘は生まれて6歳の誕生日を迎える前にこの世界からいなくなってしまった。しかし、私は将来、娘を生き返らせることができると信じ遺体を冷凍保存した」

「まぁそうわいっても私も何からすればよいか当時はわかっていなかった」

そうため息まじりに答える。

「君たちは人間の脳は10%ほどしか使用されていないと聞いたことがあるだろう?だれしもが聞いたことがある話だがそれを信じているものは少ないだろう。私もそんなものは信じていなかった。」

「だが、人間を生き返らせることはそれと同じぐらい無謀であるともいえる、だがそのぐらいの奇跡でもない限り生き返らせるなどありえないだろ」

今、考えてもバカな発想だと思う。だがどのみちできることは限られていた半ば無駄になる思いながらもがむしゃらに研究を続けた

だがどんな大きな成果も天才いわれるものが生み出してきた。

「天才と凡人の違いは何か、努力?財力?いや天才は生まれ持った脳の使用量だと思う。10%しか使用されていない脳が完全に使用されれば死をも超越する成果が生まれると考えた。その成果がまさに間近だった」

「もうわかっただろう?今日、この日君たちは人間という名のおろかな行く末の観測者になるのだ」

そう、両手を広げ空高くに不敵な笑みを放った。




         「さぁ人間は次のステージに進む時が来た」

気ままに書いていきます。


誤字や文章の脈略がおかしい等あるかと思いますがやさしく指摘いただけますとうれしいです。

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