表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず見聞録  作者: 真澄
8/22

インフルエンザ

 12月のある日のこと、突然娘から電話がかかってきた。なんでも死にそうだからすぐに来てほしいとのこと。えっ車飛ばしても3時間はかかるんですけど。そりゃぁたまたま仕事が終わってるけどさぁ。

 とはいえ、電話口で泣きそうな娘も放ってはおけず、急いで家を飛び出しましたよぉ。まずは隣に住む母に、残していく亭主殿と愚息を頼み。近くのスーパーに行ってカレーの材料と、スポドリとゼリー飲料を買い込み。20分でカレーを作り、お米を研いで家を出ましたよぉ。ホント3時間休みなしで軽自動車飛ばして。

 昔、一人暮らしの大学生が救急搬送を断られて亡くなった話もありましたからねぇ。アパートのドア開けたら、遺体発見者になるとか嫌ですから。

 娘のアパートの前で、立ち話している方に近くの発熱外来やってる医院さんを聞いて、連絡とり受診しました。インフルエンザのA型だそう。

 最近の抗インフルエンザ薬はすごいんですねぇ。夕方に服薬したら、次の日には解熱してしまいました。おまけに、ドライブに連れていけだのことの、マックが食いたいだのことの。夕方に帰ると言ったら、もう一泊していけだの事の。結局もう一泊しましたけどねぇ。

 帰ってきた次の日には自分が発熱。その二日後には、愚息が発熱。亭主殿はワクチンを打っていたせいか、発熱こそしませんでしたが、咳と鼻水でぐずぐずになりながら職場に出ていきました。年末は人出がいないから休めないだって。売薬の風邪薬で何とかしのいでいました。いつも行くお医者さんは、ご自身が発熱なしでインフルに罹ったって言っていましたしねぇ。

 そんなこんなで、年賀状の印刷はいつもより遅れて、大掃除はいつもの半分しかできなかったけれど、大晦日を迎えました。

 家の中汚くても、年は越せるしねぇ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ