同時流行
一つの情報番組で取り上げると、他局の同じような番組でも取り上げる。そうなると、本当は大したことが内容なことでも、すごく大変なことが起きているような気になる。情報番組をいろいろ梯子していると、なんだかそんな気になってくる。いや、本当に大変なのかもしれないけれど。
8月の下旬。在所の行政が、医療緊急事態宣言なるものを出した。コロナ患者が急激に増加し、医療機関が切迫しているとか。9月の上旬、情報番組ではそんな話題で持ちきりだった。昨年の8派のころに迫る勢いだとか、医療機関の病床が足りないだとか。
九月の中旬、皇族のお二人がコロナに感染したとか。高校の文化祭への参加の後に発病とか。7月に長野市内の高校でコロナ感染者が増大したのとおなしことが、首都圏でも起こっていたのかとも思った。お姉さまは、コロナ感染にともない公務を欠席とか。
同じころ、インフルエンザの流行も報道されていたたと思う。昨年の流行時期から患者数が減少することなく1年が過ぎ、9月ごろから再流行の兆候が見られるとか。3年間感染防止の対策が行われ、ここ数年インフルエンザに感染する機会がなかった子供たちが罹っている。もしくは今まで発熱しても従来は検査をしなかったのが、ここ最近は検査キットで検査しているから感染者数が増えているんだとか。様々なことが言われていた。ネットを眺めているとほかにも、プール熱だぁなんだかんだと感染症が流行していることになっている。
人によっては、コロナとインフル同時に感染した方もいるとか。ウイルスって、何か一つが力を持つとほかのウイルスは鳴りを潜めるって言ってた人いなかった。不思議だ。
はて、身の回りでは関係ないと思っていたら、ある朝愚息が熱を測りだした。なんでも学校の友達がコロナに感染したとか。いや、また学校ではやりだしたのかねぇ。
同時流行の報道とともネットニュースに流れてきたのは、薬剤の不足。7月から薬剤が不足していることは報道されていたような気がするけれど、いまだに解消されていないらしい。
9月20日から、オミクロン株にに対応したワクチン接種が行われるらしい。変異株もオミクロン株からの変異に定着してから、いろいろと変化を続けている。このワクチンは最近話題になっている「エリス」にも対応しているとか。
行政から人数分の説明書が送られてきたのだが、何が何やら全く理解できない。話は逸れるが、行政の出している文章を半分の人が理解できていない、なんて記事をネットで見た。まぁ、頭がいい人が考えた文章は、頭の悪い人間には理解できないらしい。もっと簡潔に必要なことだけ書けないかなぁ。亭主殿はオミクロン対応ワクチンを打つ気満々なのだけれど、どうやったら受けるのかまるで理解できなたったよう。集団接種もなさそうだし、自分でお医者さん見つけなきゃいけねいようだし、面倒だし。
9月下旬になってローカル新聞の目立たない場所に、医療緊急事態宣言解除の記事が載っていた。コロナの感染者数は、多くの県で減少に転じたらしい。人が安心する内容って、あまり報道されないよねぇ。その代わりに、インフルエンザ流行の兆しなんていうのばっかり大きな声で報道して。メディアは人の不安を煽りたいのだろうか。