表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず見聞録  作者: 真澄
20/22

大掃除

お正月休みで帰省した子供は、全くもってマイペースな日々を過ごしている。指定された時刻に起こしに行こうが前日の言葉はどこえやら、、起きてくる気配もない。まぁ、家にいたときからそんあだから、年末の大掃除の戦力になるとも思っていなかったが。

 それにしても今年は、間に合わない。例年なら12月に入ってから、今日はあそこ明日はこちらと少しづつ進めるのだが、今年は一念発起して自宅の外装の工事を年末にお願いした。12月の初めから家は職人さんが歩き回っている状態。そんな中で、外回りの大掃除とはいかず間に合う気配は全くなかった。

 塗装をする前に、下準備として外壁を丸洗いしてもらてたので外壁はきれいになったのだけれど、やっぱり窓ガラスは拭かないときれいにならないらしい。

 そんなこんなで、年末にワタワタと掃除している私を、子供が不思議そうに見ている。そんな子供に出た言葉が、

「年神様の目印になるお飾りを汚れたところに飾るわけにいかないでしょ」?あれ、年神様ってなんだっけ?

 子供のころ見た日本昔話で、年を取りたくないおじいさんとおばあさんが年神様から隠れる話を思い出した。結局二人が見つからずに、年神様が放り投げた年の札が、が隠れていたおじいさんとおばあさんのおでこに張り付いて終わる。

 子供のころのこんな話が、身についていたのかと自分でも驚きながら、せっせと年末の大掃除を進めたのだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ