天候不順
今年は春先から、農作物がいろいろ大変だった。特に話題を集めたのがキャベツ。例年よりもかなり高い値段で店頭に並べられていた。原因は高温と干ばつ。例年のように作付けを行っても水不足と高温で出荷できるようなものがかなり少なかったとか。出荷量が少なかれば値が張るのは当然のことで。出荷できなかった農家の方々はお気の毒としか言いようもない。生産地が少しづつ移動し、気候も次第に安定してくるとやっぱり特売の目玉になるのはキャベツ。生産農家の方々の苦労を思いつつ、ありがたく特売のキャベツをいただきます。
普段に日常的に店頭に並んでいる野菜は、生産地が季節によって微妙に変化していく。この時期の生産地が不作でも、少し時期を待てば別の生産地が旬にり価格が安定していくとか。
家庭菜園で失敗しても誰かが生産してくれれば、食べるに困ることはないと安気に考えていたのだが、そんあ呑気なことも言ってられないような気がしてきた。
ここ数年、家庭菜園ブームなのか気候が安定していないの苗の値段が高騰している。ここ何年か母は玉ねぎの種をまいても、苗にすることができなかった。それと時を同じくして、玉ねぎの苗の値段が上がり続けている。
今年は、サツマイモの苗も不足気味だったようで、かなりの高値だたっとか。気候がおかしくなると、すべての農作物がおかしくなるよう。
6月のはじめ信じられないような言葉をローカルニュースで聞いた。なんとコメ不足ですとぉ。この令和のご時世にとも思うし、とうとう来たかとも思った。
ここ数年、大雨に干ばつ夜になっても気温の下がらない夏と耳にするのは、稲作にとって良くない話ばかり。よくぞこんな状態で今までコメ不足になっていなかったものだと、感心していたのだ。ところがいよいよ今年になって、こんな話題がテレビやネットのニュースから聞こえてきた。
多分個人的推測として、普通に食べるおい米が不足しているわけでなないはず。政府が1年くらい冷夏で困らないように備蓄米を持っているはずなんだから。きっと特別おいしい昨年のお米が不足しているだけだと思うんだけどなぁ。もう少し待てば、暖かい地方の新米が出回るしねぇ。
昨年の新米が出る時期のこと。新潟の米農家が、生産した米がすべて二等米になってしまったと泣き叫んでいたこと。一等米と二等米だと出荷時の米価にかなりの開きがあるとのこと。味にはほとんど差がないものの、一等米が半透明なのに対して二等米は白濁しているとか。いやねぇ、炊いてしまえばわからないのにねぇ。一生懸命つくくったお米が買いたたかれてしまうのはなんとも。原因は気温の下がらない夜の気温。お米は南方から来たとは言え、熱帯夜が続くと高温障害で白濁した米になってしまう。
この時一緒に紹介されたのが、別の米農家さん。この農家さんは水田の半分をコシヒカリにもう半分を地元農協の推奨米を生産されたとか。コシヒカリはほぼほぼ二等米になってしまったけれど、地元農協の推奨米は一等米になったとか。
情報番組でコメンテーターの方々がしたり顔で、
「これからの温暖化に向けて品種改良を進めていくことが大切」なんて言葉訊くと、腹が立つ。新潟だけでなく、各県の農業試験場では地元の気候の変化に合わせた新品種の農産物を開発している。米だって各県やJAで高温障害に強い品種が生産されているのを御存じないらしい。消費者の方々がもっと新しいお米に興味を持っていただければ米農家だって、高温対策米の作付けを増やせると思うのだが。