もうやめましょうよ
2月中旬。プーチンが最も恐れた男と称された、ナワリヌイ氏の死去が報じられた。その後の報道を眺めていたら、突然死だと発表された。長い間過酷な状況下におかれ、体が弱ったところで心臓付近に外部から衝撃を与えれば、突然死の出来上がりだそう。政府発表では、散歩後に突然死だそう。もし長い獄中生活で体が弱ったところに、氷点下での長時間の歩行を強制されて胸部を強打すれば、確かに発表は嘘ではないのだろ。胸部の打撲後は、心臓マッサージの際にできたそうだ。
獄中にいるのだから、何も殺さなくてもよさそうなものなのに。そこまでして自分の後ろめたいことを晒した人間を、抹殺したいものか。
この報道と合わせて、ウクライナの戦況も報道が多くなってきた。終戦記念日や、真珠湾攻撃の時期が近づくと、戦争の話題が多くなるのと一緒か。2月24日が近づくにつれて、ウクライナの戦争の内容がテレビに多く取り上げられるようになってきた。
ウクライナの劣勢や、西側諸国の支援疲れ。アメリカのトランプ大統領誕生した場合、ウクライナへの支援が断たれる可能性も出てきた。ウクライナにいい話が見つからない。
どこぞの番組のコメンテーター曰、ロシアとウクライナの経済格差は10倍もあるとか。ウクライナが2年間も戦況を維持できているのは、西側諸国がウクライナを援助しているから。
戦争当初こそ、一時的な西側諸国の援助によってウクライナが優勢になった時期もあった。けれど時間がたつほど、ロシアの国内で装備や砲弾を生産が可能になってきているとか。
驚いたのは、ロシア産の兵器から日本やアメリカの部品が見つかっていること。アメリカや日本の一般的な製品が中国に渡り、中国の企業がベラルーシに売り渡し、ベラルーシの企業からロシアに渡る。一般的な製品の中から、軍事兵器に転用できるものを使うとか。なんのために輸入制限を掛けているのかわかりゃぁしない。
中東には、「天井のない監獄」と呼ばれる場所があるそうだ。10月にハマスのイスラエルへの襲撃が報じられるまで知らなかった。パレスチナ人とユダヤ人のが二千年以上争っていたことはして知っていた。まさか、逃げ出すことも出来なうような場所だとは知らなかった。弱い人々が逃げ込むような場所に攻撃がされているなんて、信じたくもなかった。
もうやめましょうよ。人の生きる権利を侵してまで押し通す主義主張って何ですか。もう地球は、人間の住める環境ではなくなってきているのに。無駄にドンパチやって、温室効果ガス大量に出して、海を汚して。奪い合って、人間が住める環境でなくなったら主義主張が通っても元も子もないでしょう。
もう残りある資源を分け合って生きていくしかないのに。