妄想≠現実
心が病みました。病み病みぴえんです。
「妹ならできるのにね」
そんな言葉に私は耐えられなかった。
比べられては蔑まれるか同情される。
そんなの私には要らなかった。
優しくされるなら、いっそ、殺してほしい。
心の底からそう思う。
でも、私は知っちゃった。
妄想の中では、何人でも人を殺していいってこと。
ヒステリックな母親は、口にライターをつけたら消えた。
最後までうるさい母親だと思った。
電子機器が大好きな父親は、電気を流したら泣いた。
私に助けを求めてきた。いつも私のことを蹴ったくせに。
そういう時は被害者な父が、豚以下に見えた。
頭が良くて、運動神経抜群な妹は、最後まで私を
「お姉ちゃん」と呼んだ。
妹が、とてもとてもにくかった。
けれど、妹はいなくならなかった。
ねぇ、現実の妹は、
どんな妹なの?
私にはわかることはなかった。