1/1
「哲学する」ティーンエイジャー
なぜ僕は行きているのだろうか
なんの価値も生み出さない自分が、
なぜ、生きているのだろうか。
例えば、癌の末期者がいるとする。
僕よりも大きな功績を残す可能性がある。
それなら、その人と代わってあげたい。
例えば、事故によって死にそうな少年少女。
僕なんかよりも遥かに未来があり、
その先は輝きに満ちている。
別に命を無駄にしたいわけじゃないんだ
別に死にたがりなわけじゃないんだ
ただ、自分の存在価値がわからなくて
ただ、呆然と、空虚の中で彷徨い生きる
そんな人生ならば、他の人に代わってあげたい
そして、この命を使って偉大な成功を収めてほしい。
いや、別になんの成功も収めなくてもいいんだ。
ただ、こんな自分のような、ただ何もなく時間だけを過ごしている自分よりも
したい事に時間を費やしてもらいたいだけなんだ。
たった、それだけ。
命を、僕のように無駄にしてほしくないだけなんだ