*登場人物紹介(イラスト注意)*
このページは公募に出すために置いた設定集でしたが、見事落選したので。
2019年7月にリニューアルいたしました。
こちらには紅山が調子にのって描いたイラストが置いてあります。今のところ本編に挿絵はありませんので、このページを抜ければ挿絵の表示調整は不要です。
このやたらと多い空白は何かって?
紅山クオリティの影響をもろに受けないよう、覚悟を決めていただくゾーンです。主要キャラが人外生物なため、結構見た目がクリーチャーしているキャラもいますので。
え?お前の画力がクリーチャー?
それは褒め言葉ですかね?
前向きに受け取っておきます。
「多少のイラストならあっても大丈夫!」という寛容
な方はスクロールして、キャライメージの補完にしていただけたら幸いです。
(作者はこんなノリですが、物語は真面目ですのでご安心ください)
▪️レナーミア=テル=ツェルナリオ▪️
「理想を求めることは、そんなに悪いことなの?」
一人称:私
種族:人間 ツェルナリオ伯爵家長女
年齢:18歳
本作の主人公。英雄"魔王伯爵"の娘。ツェルナリオ領では「心優しきご令嬢」と評判ですが、あまりにも心が広すぎるため、変人や頭のやばい人ばかりを惹きつけるという自業自得かつアンラッキーガール。何事にもポジティブで、いつでも何処でも、「みんな仲良く」の信念を振りかざします。自覚はあるものの人の忠告は聞き入れず、要領の悪いことを繰り返してしまうトラブルの根源。さて、我儘娘の運命や如何に。
▪️人蛇ラミウス▪️
「わたくしはずっと昔から、こうして貴女をお慕いしております」
一人称:わたくし
種族:人蛇(雄性)
年齢:26歳
第1攻略対象。全長約4メートルの巨大蛇。ツェルナリオ伯爵家専属の音楽師で、蛇ですがピアノとバイオリンを嗜みます。レナーミアとは年の離れた幼馴染であり、いつもレナーミアやドルゼスト(レナーミア兄)のことを気にかけてくれる、紳士的なお兄さん。レナーミアにはずっと一途な想いを寄せ続けています。
しかし変態である。
▪️人魚ニフリー▪️
「魔物も人間を偏見で見たり、差別をしちゃいけないなって。俺は思ってる」
一人称:俺
種族:人魚
年齢:17歳
第2攻略対象。ツェルナリオ領の観光地、人魚村でアクセサリー職人を目指している淡水人魚の青年です。
(17歳なので正確にはまだ少年ですが)
全身ぬめぬめですが、笑顔が素敵な、爽やかリア充君。人間の友人も多く、誰にでもフレンドリー。攻略対象の中ではおそらく一番性格がまともです。そのせいか、第1章では1話だけ登場して1話だけで退場するという空気。なかなか面白い性格してるんですけどね。
▪️屍リューダ▪️
「……お話……嬉し、かった……」
一人称:オレ
種族:屍(生存死者)
年齢:18〜20歳くらい
第3攻略対象。寡黙でミステリアスな生存死者の青年?です。チャームポイントは眼輪筋。
屍なのに潔癖症で、体が腐らないように日々神経を張っています。体に水がつくと、恐怖でパニックを起こします。種族の特性上、どうしても言動が遅れてしまい、なかなか自分の気持ちを他者に理解してもらえないようです。
しかし心はピュアで、とっても素直。でも感性が独特なせいか、謎の行動も多い。心の中に複雑な悩みをたくさん抱えているようです。
▪️大蜘蛛キド▪️
「心配しないデ。キミのことハ、ボクが守るからネ」
一人称:ボク
種族:大蜘蛛
年齢:不明。レナーミアと同じくらい?
第4攻略対象。八つ脚八つ目の半人半虫。ツェルナリオ領に住んでいない野生の魔物であり、残忍で凶暴なヤンデレストーカー野郎です。レナーミアを誘拐しようと何度もツェルナリオ領に侵入しては、魔王伯爵と魔物の兵士に追い払われています。感情の起伏が激しく暴力主義ですが、喧嘩が好きなわけではありません。イかれてますけどね。
以下、その他サブキャラ
▪️グアナー=ドミム=ツェルナリオ▪️
「もし儂が人間の大将だったら、英雄にはなれなかったじゃろうな」
「魔王伯爵」の異名を持つ、ツェルナリオ家の当主です。一人称は「儂」ですが、お爺さんではないです。まだ40代後半のおじさんです。髭は長めですが。
魔物で軍隊を作って隣国(帝国)の進軍を防ぎ、アルクステンを守った英雄。本編では病気によって衰弱しており、ツェルナリオ家存亡の危機に直面しています。
▪️ドルゼスト=サカー=ツェルナリオ▪️
「厳しいことばかりを言って悪かった。だが、やるべきことには協力してくれ。ツェルナリオ領の未来のために」
ツェルナリオ伯爵家の長男。理屈家でしっかり者な、レナーミアのお兄さんです。金髪碧眼、服からはいつも薬草の匂いがします。小さいの頃のある事件によって半分吸血鬼になってしまい、子供が作れない体となってしまいました。挙げ句の果てに吸血鬼たちと一悶着ありまして、魔物と婚約せざるをえなかったという、不幸のダブルパンチを経験済み。半魔であるゆえに苦労人ですが努力家で、人当たりもいい。性格イケメンお兄様です。
▪️狼人イオルフ▪️
「老いぼれた狼は、ここを死に場所にするつもりです」
狼人の老執事。二足歩行の時は身長190センチ超え、灰色のもさもさの毛ともさもさの尻尾が生えています。顔も完全に狼、もふもふマッスル。
丁寧で礼儀正しい性格ですが、余所者への警戒心が強く、やや疑ぐり深いところがあります。グアナーが初めて魔物を手下にした時の初期メンバーです。魔王伯爵に絶対の忠誠を誓いつつ、老衰による死を意識しています。
▪️人首馬ユパニガル▪️
「はい。では、お言葉に甘えて」
人首馬のツェルナリオ家専属の御者。頭から背中まで焦茶色の鬣が生えています。"御者"を名乗りますが、自分で馬車を引っ張ります。性格も穏やかで常識人ですが、余計なことをせず、無難に仕事をこなしていくのがポリシー。仕事<家族の馬なので、勤務が終わるとさっさと帰ってしまいます。広い意味で平穏主義です。
▪️猫人ア=テイ▪️
「レニャーミア様はどうして相手を『怖い』と思うことがにゃいんにぇすか? あにゃい、昔からそれが理解できにゃいんにぇす」
猫の姿をした、ツェルナリオ家の使用人。大改稿前は名前を伏せていたため、作中では「猫メイド」と表記することもあります。本編ではサブキャラとも言えない脇役のはずでしたが、結構活躍しました。
ふざけることが大好きですが、仕事はきちんとこなす容量のいい猫です。いつも甲斐甲斐しくレナーミアの世話を焼いています。猫は猫でも、大人のお姉さんです。
▪️フェリナ▪️
「そうね。心に大きな余裕があるのなら、人を受け入れる場所もあるかもしれないわね」
本編では名前と回想のセリフしか出てきません。魔王伯爵の妻であり、レナーミアとドルゼストのお母さんです。レナーミアが8歳の時に、病で亡くなってしまいました。
女性ながら商業と政治に長けた頭脳を持ち、魔物をツェルナリオ領の領民として囲った張本人です。
「魔王伯爵の娘」の舞台、ツェルナリオ領には、他にもたくさんの種類の魔物がいます。
どんな魔物が住んでいるのか、どんな生き方をしているのか。そして、魔物たちはどんな恋をしているのか。
是非、本文を読んで確かめてみてください!