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1,幸せの在処

小説を初めて書きました。

書こうとは思ってたんですけど、睡魔に負け続けました。

世間知らずが小説を書いたと思って、お読み下さい。


「わかってたよ…全て…さぁ、早く…。」

震える手が、捨てたはずの気持ちが、引き金の邪魔をする…。

渇いたはずの涙が地面にどんどん落ちていくのがわかる。

彼女は笑ってくれている…。こんなに汚れてしまったのに、こんなに意気地無しなのに…。


「もぉ、しょうがないなぁ。これが最後だよ。」


気づいたときには彼女は俺の手を握っていた。

そして―――――



「優器!授業中にまた寝てたな!?お前ってやつは…」

俺は急に自分の名前を呼ばれて、反射的に姿勢を起こしていた。

「罰として課題プラス1ページだ!」

見上げると言ってることは怒っているが、顔は笑っている正幸先生がそう言い終わると授業に戻った。

「優器、またバレちまったな!もっと上手く寝たらどうだ?」

幼なじみで俺の親友と言っても過言ではない想等が笑顔で話しかけてきた。

「そんなこと出来るんだったら怒られてなんかないよ。」

「それもそうだな。さ!あんま話してっとまたキレるぜ?」

「想等の方から話しかけてきたんだろう?まったく…。」

そう言って俺達は黒板の方に体を向けた。



チャイムが鳴り、学校が終わったことを告げる。

少しずつ生徒が教室から出ていくなか、先に口を開いたのは想等の方だった。

「さ、帰ろうぜ。優器。」

「あ、ごめん!今日は用事があるから想等とは遊べそうにないんだ…。ごめん。」

「ん、そうか。わかった!じゃあまた明日な!」

そう言って俺に手を振って教室から出ていった。


想等は俺が遊べないと言ってもその理由までは詮索してこない。だから俺は信用できるのかもしれない。もちろん理由を聞かないことだけが友達としての条件なんかじゃないし、そんなのは付き合いの中の一要素でしかない。だけど想等は用事があると言って他の人と遊んだり、面倒くさいからと嘘をついて遊ばないということを俺はしないと信頼してるからこそ聞かないのだとわかっている。


そんなことを思いながら廊下を歩いていると背中にドシッと重りが落ちてきた。正体はわかっているんだが後ろを見てみると…

「優器!帰ろ!」と、綺麗な長髪をぶら下げながら、例えようのない笑顔でこっちを見ている。

「いきなりのしかかって来るなよ…海里。あと重いからどいてくれ。」

「もぉ~。わざわざ私から来てあげたのにぃ~!何でそういうこと言うのぉ!」

そう言いながらも素直に海里は背中から降りてくれている。

海里とは想等と同じで幼なじみだ。昔はよく俺と海里と想等で毎日のように遊んいた。しかし今は、俺と海里が付き合うようになり、3人で遊ぶ時間というのがほとんど無くなってしまった。

そんな風になってしまい、俺達3人は、少しだけど寂しさを感じるようになった。

「ごめんごめん。じゃあ帰ろうか、海里。」

「うん!」

海里は満面の笑みだった。


俺達の住んでる町は、回りに山が少しあるものの、コンビニやスーパー、色んな店がたくさんあってちょっとだけ東京とかに近い感じだ。だけどそれは町の半分ぐらいで、もう半分はコンビニとか店はほとんど無い、大半が田んぼや野菜とかを作る場所で、田舎と言われて一番に想像がつくような場所だ。俺や想等、海里が住んでる場所はだいだい中心で、店とかは所々あるって感じの田舎と都会を複合した、みたいな感じだ。そんな感じの通りを2人で話ながら歩いている。

「もう、そんなんだからテストの点数低いんだよ?」

「だって先生の話眠くるんだよ。聞いててもつまらないし。」

「確かにそれは一理あるけど、あんまり寝てばっかいると、赤点付いちゃうよ?」

「あ~。まぁ、付いたら付いただな。その時は、勉強教えてくれよな。」

「もぉ。しょうがないなぁ。」

ふと横を見ると、夕日が彼女を照らして、いつもとは別人の様な彼女に、思わずドキッとしてしまった。恥ずかしい…。

俺が心臓の鼓動を速めてる真っ最中に海里がなんだか緊張したように話しかけてきた。

「ねぇ、優器。あのね。えっと、その…。」

「どうした?」

俺が笑って聞くと、彼女の緊張した顔が少し解けた。

「あ、あのね、こ、今度、優器の家!遊びに、行っても、いい?」

「あぁ、いつでも来ていいよ。母さんも喜ぶと思うし。」

「ほ、ホント!?ありがとう!」

そう言うと、海里はいつものように可愛い笑顔に戻っていった。

昔は緊張なんかする必要なく家に来てたけど、流石にそうはいかないか。

「優器。」

「ん?」

「大好きっ!」

そう言うと俺の腕にしがみついてきた。俺はあまりの不意討ちに照れながらも「俺も好きだ。」と返していた。


町はホントに少しずつだが、暗くなっていってる。やっぱりこの時季は暗くなるのが遅いな、と実感していた。


夕日が俺達を照らしている。


空気が温かい。

心地の良い風が吹いている。


今、俺は幸福にいるんだと悟った。


俺におかえりと言ってくれる家族がいる。

信頼し、信頼される友達がいる。

そして、何よりも、いつも隣にいて、笑ってくれて、励ましてくれる、海里がいる。


俺は絶対にこの幸せを守りたい。何に変えても、守ってみせる。

俺は自分の中でそう誓った。


握られていた手を、そっと強く握り返した。







小説を初めて書きました。(2度目

読んでいただきありがとうございます!

自分で読み返すもこれでいいのかなぁとか、日本語の使い方合ってるかなぁ、とかでけっこう読み返しました。結局、よくわからなかったです。

バカですね。

一応続きますので、この小説と一緒に成長していきたいです!では!

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