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第5話目━━敵らしきものが出てきた

どうしようか?天使出てきちゃったよ。


そろそろ、自分のペンネームを主人公の名前にしたのを悔やんできたよ。


恋愛とか発展しずらいですね!


三人の万織の守護天使の名前は、

通称化のほうがタロットカードからつけています。

後書きで、なんのカードからそれぞれとっているのか、教えますね。

「万織。」


守護天使のリーダーの、金髪ウェーブのラヴィが窓をドンドンと叩きながら、入れてくれと言わんばかりに微笑んでくる。


隣の家のひとにこの謎の光景が見つかる前に、三人を早く中へ入れてしまおう!



窓の鍵を解除して、窓を開けるあたし。

小声で、「早く入ってください!恥ずかしいよ!」とぼそぼそ言って、全員なかにいれ、窓とカーテンを閉めた。



「タンペランス!」「シャリオ!」「そしてだな、ラヴィ!!」


「「「三人合わせて、紅塚万織 親衛隊☆」」」




「…………何度きいてもはずいですねこれ現れたときに必ずやらなきゃいけないんでしょうかいや、嬉しいは嬉しいんですけど、ラヴィとシャリオくんは勢いがちゃんとナチュラルというかイキイキしてて見てて不自然じゃあないんですけど、タンペランスさんだけいつもなんか恥ずかしそうで見ているこっちがなんかもー無理ですね。タンペランスさん、嫌ならやらなくていいんですよ。」


「…………ぅ"っ!!!」「おおおおおおお」

(↑ラヴィとシャリオ)

「ぼ、僕!!次からちゃんとナチュラルにポーズ決められるように、鏡みて特訓してきますのでっ!」


なぜか必死なタンペランス氏。

風貌は、前回に少しだけ書いたが、黒髪ストレートヘアで、物静かそうな目元をしていて、唇は薄い。


「ラヴィー、万織からのお墨付きもらえてー、よかったなー!」


シャリオくんは、銀髪で無造作ヘアー。勝ち気そうな目元で口は大きめ。



「いーや、のんのん!シャリオ?タンペランス?これはチームワークの問題なのよー。ほら、タンペランス、それらしいキャラを確立してるんだからー、左手で顔の近くピースじゃなくて、ヴィジュアル系のひとがよくやる手の指で顔隠れる感じの、キメポーズにするのとかは?それに、きーまり!」


「っっ無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理」


「俺のガッツポーズは真似すんなよ。」


「にゃもはっ!?ねぇ、にゃももなにかポーズ決めたいのだ!」


「猫は右手上げるだけで良いと思うな。ほら、招き猫ー」


「しゃ、シャリオひでーー!」


「皆、少し話し合おう。そろそろ話し合いに入ろうぜ」

あたしがみかねて提案した。


「万織、それもそうだねっ!」

ラヴィがウィンクして右指をLの字にしてあたしの提案に賛成してくれた。




…………。


茶色い、丸い小さないつものあのテーブルを真ん中に囲み、


とら、(※虎猫)

紫姫ちゃん、(※白猫)

あたし、(※人間の女の子)

そして ラヴィ(※守護天使その1)、

シャリオくん(※守護天使その2)、

タンペランスさん(※守護天使その3)、

が正座して座っているというなんか始まりそうな図になっていた。



「……で!!



紫姫ちゃんは、天界から伝言預かってきてくれたのありがとうね。」


「あ、はい。」


「ラヴィ、今日は三人揃ってベランダで踊ってとらまで冒険でしょでしょ?……ってなんなんだーー!」


「異世界への(かぎ)」「(ゲート)をくぐるもの」「勇者それ即ち選ばれし猫天使とその飼い主 (なり)


「なにその歌詞みたいなヘンテコなあたしを指してそうな(おもむき)のセリフ。」


「にゃも、選ばれしだと自分でも自覚してる」


「でしょー!?とらっちは、選ばれしネコテンなのだ!そして、万織は選ばれし勇者」


「へー。ラヴィ、要は、あたしととらに、『戦え』、と?」


「にゃるほど」


「んー、いや、それがさぁ、聞いてよ敵━━」


「失礼。」


二階のあたしの部屋のドアが開いた。

外からなかに入ってきたのは、紫のタキシードを身にまとった、白いかおの狐みたいな男だった。


「気を消せるところを見ると、高次元の存在みたいだね。」ラヴィが落ち着いてその入ってきた存在に言う。


「おやおやぁ?キミ達天界の【高次元SS救世主クラス】の"愛が宇宙をそうさせる"の発言で有名なマスカレッド・ゴーラウンド・ラヴィリニィさんとその仲間じゃないですかね?」


部屋の中の、空気が寒々しくなった。


「━━ラヴィ、この天使!」

シャリオがまるで"敵だ"といわんばかりな表情で言った。


「君、監視官のインナーセルフを通過したのには、それなりの通貨を払ったの?」


微笑みながらラヴィは言う。


ラヴィは、以前あたしにこう言ったことがある。

『私は守護天使だからね、それに万織についてる天使なのもあって━━その天界の存在が"何者"であるのかが、すぐにわかるものなんだ。敵か味方か━━まぁ敵というよりかは邪魔になる低次元などの存在は、万織のインナーセルフに強力な監視係(さにわ)となってもらって、変な紛い物は近くに来れないようにしてあるよ。』



…………。


何故かこの言葉が頭のなかにバーーーッと流れて思い出した。



「それなりの通貨を払ったの?って━━(汗)」

あたしがラヴィのセリフの真意を聞いていると、紫姫ちゃんが、言った。


「名前が紫姫(むらさき)といって眼も紫色だからといって、決して我はこの紫色のタキシード着用している男のひとの飼い猫天……というわけではありませぬ。勘違いされたら困るみも。」


「む、紫姫ちゃん本題からそれたけどそこんとこだいじだよねー!」


あたしが少し必死になって言った。


「紫色のタキシードなんて、それどこで買ったんだ。レイヤーか。おぬしレイヤーさんなのか。」


とらが紫姫ちゃんの言葉に反応してしまった。

ちなみに、レイヤーとはコスプレイヤー、即ちコスプレをするひとのことを言っている。


空気嫁……。(空気読め)


「白々しい登場ですねコンキスドラス━━」


あたしの丹田辺りからボヤーッとした光がでて、なにか出てきてその物体はテーブルの上に降り立った。


「万織ちゃん、ラヴィ達、コイツを部屋に入れてしまって、申し訳なかった!━━……ハッ!万織ちゃん、ボクは万織ちゃんのインナーセルフだよ!」


「レイシー!」

「レイシーさん!!」


みんなその存在 (インナーセルフらしい)を見た瞬間威厳の念を向けはじめた。


「……インナーセルフじきじきに御出ましとはな……」


コンキスドラスと呼ばれた悪役?悪役なのかこいつ?は冷や汗を浮かべたように、言う。



ここでやっと解説。


守護天使とは、一人のひとに一人から三人だいたいつくといわれる、そのひと専門の守る天使。生をうけてからずっとそのひとにつく。片時もはなれるときはないらしい。

守護天使のうちの一人がメインの天使となって、リーダーをし、主に呼ぶといいのがそのメインエンジェル。ここで言うと、マスカレッド・ゴーラウンド・ラヴィリニィ━━通称ラヴィ。

その二番手がガディリア・ファントム・シャリオッド、通称シャリオ。

三番手がオークアイ・ステライ・タンペランス、通称タンペランス。


インナーセルフとは、ひとの丹田(ヘソから指三つぶん下の部分。ちなみに体を上からみたときど真ん中の、ヘソから指三つ下。)に住む、過去生・未来・現世に通してひとつだけいる、守り主みたいなもんだ。色々なガイドがいるが、まず一番になにか相談するなら、このインナーさんが適役。話していき、体にインナーセルフのエネルギーを染み込ませることが大切らしい、とスピリチュアルのインターネットに書いてあったのを見たことがある。


猫の天使、ネコテンとは……さぁ?というのが本心。そういう存在もいるらしい。とらとか。紫姫ちゃんとか。








「さぁさぁさぁ、猫とのほのぼのコメディーとスピリチュアルの融合の物語!どうなることやら!」(ラヴィ)


「どこ見ていきなりなにを言うか」


タンペランスさんにツッコマれてまて次回。







……………………



つづく。



敵??敵なのかあれ??



そんなこんなで、5話目で遊んでました。え?私がですよ。

書いて楽しい、笑ってしまった。



三人の守護天使の名前は、タロットカードからとってある、と前書きで言っていましたね。


ラヴィ⇒6番のカード。ラバーズより。カードのタイトルは、恋人。

シャリオ⇒7番のカード。チャリオット(シャリオット)より。カードのタイトルは、戦車。

タンペランス⇒14番のカード。テンペランスより。カードのタイトルは、節制。



それぞれキャラの性質をイメージしてつけさせてもらいました。天界でも、そう見込んで名付けられたんだろーな、とか想像して。



コンキスドラスは、なんなんだ???

(謎)


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