表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/41

越えちゃったのね

ガタガタ


震えているのが俺。


ニヤニヤ


笑っているのがジョウン。


そして、二人とも剣を持っている。


解ったと思うが、俺は今から戦うのだ。

ギルド長と模擬試合なんて絶対止めるべきだ。

何故こんなことになったのかというと…



「ほう、越えているか」

ジョウンは、含みのある笑顔でこっちを見てくる。


これはヤバイ。

そう直感した俺は直ぐに話をそらそうとする。


「まっ、まあそんなことより受付さんは魔力いくつなんですか?」

「そんなこと、どうでもいいんです。

この数字は凄いんですよ、解ってます?」

「ああ、凄いぞ。

簡単に言えば、俺より上と言うぐらいにはな」


ジョウンさん……

にらむような笑顔でこっちを威嚇しないで………


「へっ、へー。

そうなんですかー、知りませんでした」


完全に棒読みである。


「だから、俺と模擬試合をしろ」


はい来たー。

完全に死ぬ。どう考えても死ぬ。


「いやいや。

俺何か戦えないですよ。

もともと戦わない方ですから」

「嘘ついちゃダメじゃん。

ほんとは、私よりも強いじゃない」


アリサ、お前俺をそんなに殺したかったのか…


「ほう、俺に向けて嘘とは。

可愛がってやろう」


火に油注いじゃった。

どうしようもないな……。


「あっ急用を思い出したー。

と言う訳で俺はこれで。

サヨウナラー」


走力強化(ダッシュポイント)で、戦線離脱。

これは、逃亡ではない。

体制を立て直すだけだ。

自慢では無いが、俺が走力強化(ダッシュポイント)を使って追いつかられた事など無い。


「ちょっと待て」


追いつかれた。

えっ?何で?

そう思ったら、ジョウンも走力強化(ダッシュポイント)を使っている。

あっなるほど。

もともとの足の速さが速いのか…


「俺と戦いたくないようだな」

「わかってるなら追わないで下さい」

「俺じゃあ、相手として不足と言うか。

面白い」


そこからして間違っている。

相手よりも魔力値が高いからと言って戦闘に勝てるわけではない。

魔力値+経験+戦闘センスが、戦闘能力になる。

つまり、魔力値が高いが経験が少なく戦闘センスも人並みな俺と、魔力値は低いが経験豊富で戦闘センスが高いジョウンが、戦ったらどちらが勝つかは明白である。

それに、俺は戦闘狂ではないのだ。

戦いたくないのに、戦う理由なんて無い。


「俺は、人間と理由もないのに戦いたくなんてありません」


伝えてみた。

ジョウンは少し考えてから言った。


「ならば、俺に勝たなければギルドには入れないならやるか?」


ジョウンさん、アンタやっぱり戦闘狂だったのね。




そして、今にいたるのだ。

受付さんが銅鑼を鳴らしながら叫んだ。


「試合開始!!」


こうして、勝てる気のしない試合が始まった。

さあ次は、戦闘ですよ。

戦闘描写を書くのは、初めてなのでお見苦しいところが有るかもしれませんが、ご了承ください。

ショウのキャラがぶれてる…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ