魔力測定
町に付いた俺達は、直ぐに冒険者ギルドに行った。
冒険者ギルドには、ジョウンがいた。
「お前ら、なんで勇者と喧嘩してんだよ?
あいつと喧嘩って死ぬぞ!?」
おじさん…
若い頃なにやったんですか…。
「まあいい。
そんなことよりも、魔力測定だ」
魔力測定とは、その名の通り魔力を測定することだ。
この世界では、魔力とギルドランクで仕事の依頼が来る。
魔力は、力を。ギルドランクは、信頼。これらを売る仕事がギルドらしい。
ちなみに、おじさんはランクSSで、最後に図った魔力が9500だったらしい。
普通の人の魔力が600くらいだと言うことを考えると桁違いだ。
ジョウンでさえ、Sランクで、魔力7100ほどなのだ。
ちなみにランクは、FF→F→E→D→C→B→A→S→SSの順ですごい。
そして、この国にSランクが5人で、SSランクは、おじさんただ一人である。
受付嬢を呼びながらジョウンは、
「まあ、ランクは勇者の紹介と言うことででAからFFまで選べるがどうする?」
と、聞いてきた。
少し考えていると、アリサが聞いた。
「魔獣たちと戦えるのは、ランクいくつから?」
「まあEくらいからかな」
「じゃあ、Eからね。
もちろん、ショウはそれでいいでしょ?」
これは、疑問ではなく断定である。
「大丈夫だ。
問題はない」
断定に対して言うことは、これくらいだと思う。
「じゃあ、と言うことで」
「解りました。
では、魔力を計りましょう」
受付嬢さんが言った。
受付嬢さんは、めっちゃ美人である。
しかも、顔の下を見ると、そびえたっていた。
いや、なにがとは言わんが。
隣を見ると、少し残念な物がある。
やっぱりなにがとは言わないけれど。
顔を上げると青筋を立てたアリサが。
はい、もちろん半殺しです。
「では、説明を始めさせていただきます」
こんなときでも、淡々と受付嬢さんは話を始める。
すごい胆力だ。見習いたい。
敬意を示して、受付さんと呼ぼう。
「では、この魔力測定装置に、手をおいてください」
それを聞いたアリサが手をおいた。
ちなみに、魔力測定装置は水晶のようなものだと思えば、大体あっている。
「はい、計り終えました」
直ぐに計れた。
全く便利な機械だ。
「えっ?はっ?6900?」
びっくりしてる。
「落ち着け。
もとからこいつらは規格外だって言ってただろ」
紹介の仕方が絶対おかしいと思う。
「はっ、はい。
すいません」
出来れば、納得とか、しないで欲しかった…。
「アリサさんは6300です。
次はショウさんです。
手を置いてください」
俺も手を置く。
「はい、終わりました」
そう言われて手を離すと、受付さんが魔力測定装置を覗きこむ。
「 」
絶句している。
「えっと、いくつですか?」
「8100です…」
あーギルド長越えちゃったのね…。
すいません。
毎日更新に失敗しました。
これからは、週三回から4回更新にしたいと思います。
これからもこの作品をよろしくお願いします。