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第一次寝室戦争

ちょっとした小ネタ

笑ってもらえれば本望です

次の日の朝、俺はアリサより先に起きた。

起きようとすると、アリサが寝たまま俺の服を掴んでいたために、起きられない。

手を外させようとするが、ぎゅっと握っていて全く離す気配がない。

どうしようと考えている内にまた寝てしまったようだ。



頭を叩かれているのを感じて起きると、そこには苦しそうな顔をしたアリサがいた。

よく見てみると、アリサの腕がショウの体の下にあった。


「痛い痛い早くそこ退いてショウ早く痛い痛い」


それを聞いた瞬間に言葉に殺意が籠っているのを感じて心の底から恐怖して即座に転がるようにベッドから飛び降りる。

(なんだか自殺願望のある人の気分が分かってしまった。

死ぬより辛い事が有るなら自殺するって事だろ)

アリサが涙目でこっちを睨んできた。

即座に土下座。

俺が土下座しているのを見てアリサの気分が収まったかと思い、アリサの顔を見上げると、そこに真っ赤に光る足の裏があった。


「は?」


ズゴーーンと凄い音がした後に、残ったのは涙目のアリサと吹き飛ばされた俺だった。


「おっお前、走力強化(ダッシュポイント)使いやがったな!!

もし、肉体装甲(ボディアーマー)が間に合わなかったら死んでたぞ!!」


アリサの走力強化(ダッシュポイント)は走る速度と、脚力を元の三倍に強化する。

元々アリサは、脚力が女の子にしては、強い方だ。

もしも、肉体を固くする肉体装甲(ボディアーマー)が間に合わなかったら頭が吹っ飛んでいただろう。


少傷修復ライトヒールをかけながらアリサは、

「あー痛かった」

「って、おい!!

こっちに謝罪は無しか!?」


アリサは、それを聞いて露骨に嫌そうにしながら、

「どうせあんたなら死なないわよ。

ある意味信頼してるの。

ありがたく思いなさい」

「わーありがとう。

って、言うと思ったか!!」

「どうせ肉体装甲(ボディアーマー)使わなくたってあんたの自動城壁(オートディフェンサー)に弾かれてたわよ。

なんならもう一度やってみる?」

「魔力での自動城壁(オートディフェンサー)は魔力の消費が激しすぎるから使ってねーよ。

だから死んでたわ!!」

「あっそうだったの!?

ごめんごめん」

こいつの事をベッドに向けて蹴り飛ばして(走力強化ダッシュポイントは使っていない)

「ごめんですむかぁーー」


すると、おばさんがドアを開けて入ってきた。

「凄い音がしたけど、大丈夫?

って、あらあらまあまあ。

おばさんは、お邪魔でしたか?」

「「この喧嘩を見てなにを想像してんだ!!」」

「えっショウが、アリサの部屋に押し入ってまさに今アリサを押し倒した所じゃないの?」

一気に脱力して二人で、床に倒れてしまった。


こうして、第1次寝室戦争は幕を下ろしたのであった。



ちなみに、アリサの手が俺の下にあった理由は、アリサがふざけて指先を背中とベッドの間に入れて遊んでいたら、そっち方向に俺が寝返りをうったことが、原因だったようだ。

なぜいれたか聞くと、

「面白そうだったから」

らしい。

完全に俺への八つ当たりだ。

やれやれ

魔法解説(誰にも解る魔法入門)


走力強化(ダッシュポイント)

この魔法は、とても簡単ですが魔力の調整によって性能が変わる魔法です。

この調整とは、たくさん魔力をつぎ込む事ではなく魔力を込める量を魔法に対してピッタリにすることの事です。

この魔法が使われている間は、脚力と走力が上がり足が淡い緑に発光します。

初めは、1.1倍を目指しましょう。

2倍になれたら上級者です。

3倍になると、赤く光りますがここまで行くのは難しいでしょう。


肉体装甲(ボディアーマー)

この魔法も簡単ですが、走力強化(ダッシュポイント)とは、違い魔力がそのまま固さになります。

なので、魔力が少ない方にはおすすめ出来ません。

しかし、王下重装部隊隊長グンソク将軍のような魔力の多い人が使えば、鉄壁の守りになるでしょう。

普通の魔力の人ならば、投石から体を守る程度でしょう。


少傷修復(ライトヒール)

この魔法は、中級の難易度です。

しかし、浅い傷ならば一瞬で直すことができます。

この魔法は、ここまでの魔法が全て出来ていなければ成功することは無いでしょう。


自動城壁(オートディフェンサー)

この魔法は、普通の人に出来ません。

知識としては、いつでも攻撃を効かないように出来ます。

使うためには膨大な魔力を常時垂れ流さなくてはいけないです。

普通の人では、生命の危機も有るので気を付けましょう。



自殺願望のある人の気持ちは、ただの想像です。

間違ってたら言って下さい。

まあ、自殺願望がある人はこれを見てないでしょうけど

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