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300文字小説

幸せな嘘

作者: 月乃光

2012年04月03日 初稿

どんな嘘でもつき続ければ、いつの間にか真実になっているかもしれない。

たとえ嘘でもあなたが信じれば、それは本当のことになるのかもしれない。


私は言います、あなたが好きだと。何度も何度でも言って差し上げます。

それであなたは満足するのでしょう? 疑うこともせず、浅はかですね。

でもそれは私も同じ、もう逃げる気力も失せているのです。だから同じことを繰り返すのです。


永遠、輪廻、メビウス、幾度も幾度も巡回して性と死さえ凌駕して。


それともあなたも倦み切っているのですか。こんなこともう飽き飽きですか。

真実がどこにもないのなら、この虚構さえリアルなのですね。


痛みだけを、残して。今はせめてもの慰めに……おやすみなさい。

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― 新着の感想 ―
[一言] 嘘でも吐き続ければ、、、嘘でも信じていれば真となる。 奥が深く、素晴らしい作品だと思います^^ ありがとうございました!!
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