第4巻 第4章 第1話「ヒロインとの日常・会話中心回」
蒼月トウカは朝の光が差し込む自室でノートパソコンを開いた。ワシはまだ目が覚めきらず、眠気をこすりながらも今日の作業を確認する。
「おはよう、ウチも来たで」
桐生さくらが元気よく入ってきた。ウチはいつも朝早くから活動的で、トウカの心にも自然と活力を与える存在だ。
「おはよう…昨日の続きを書くか」
ワシはキーボードに手を伸ばすが、どうもペンの進みが遅い。
「ウチ、手伝うで!」
「ありがとう、でも今日は自分でやりたいんや」
さくらの手助けはありがたいが、今日はワシ自身で文章をまとめたい気分だった。
そこへ伏見美琴も現れる。
「ウチ、昨日考えてたシーン、ここに入れたらどうやろ?」
ワシは彼女の提案を聞き、画面にメモする。意見を反映させるたび、文章は生き生きとしてくる。
「九条つばめも見に来たん?」
「ウチも少し意見言わせてもらうわ」
やさしい笑顔で入ってきたつばめは、落ち着いた声で文章のリズムを整える助言をくれる。
ヒロインたちとの何気ない会話が、ただの文章作業を楽しい日常へと変えていく。
「天音、ほのかも来てたんか」
「ウチ、こっそり観察してるだけやで」
彼女たちの微笑ましいやり取りを見ながら、ワシは次第に執筆の集中力を取り戻す。
「よし、今日も少しでも進めるぞ!」
ペンを握り直す。ヒロインたちの存在が、蒼月トウカにとって何よりの力になるのだ。
日常の会話の中に隠れる小さな笑いや、ちょっとした恋の気配――
それらがすべて、ワシの物語を彩る色となっていった。




