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第2巻 第1章 第1話「小さな危機、ヒロインが助ける」

今日も蒼月トウカは執筆に取り組んでいた。しかし、ページをめくる手が止まる瞬間があった。

「うーん、このシーン、もう少し盛り上げたいな…」

悩むワシの前に、桐生さくらがそっと現れる。


「ウチ、手伝うで。こうしたらどうやろ?」

彼女はワシの原稿を覗き込み、少し恥ずかしそうにアドバイスをくれる。

ワシはその真剣な顔に微笑みつつ、ペンを持ち直した。


「ありがとう、さくら。おかげでいいアイデアが浮かんだわ」

二人の間には、執筆という共通の目標が静かに繋がっている。


その時、編集の伏見美琴から電話が入った。

「トウカさん、今、急ぎで確認してほしい資料があるんですけど…」

慌てて立ち上がるワシ。だが、足元で書類を踏みかけてバランスを崩す。


「わっ!」

その瞬間、さくらがすっと手を差し伸べ、ワシを支える。

「危ないで、気をつけや!」

「ありがとう、さくら…助かったわ」

ほんの一瞬の触れ合いだったが、ワシの心に温かいものが流れる。


さらに、男の娘も「ウチも手伝うで!」と加わり、資料整理を手伝ってくれる。

「うーん、ウチと俺、どっちで呼べばええんやろな」

彼の器用な切り替えに、周囲の女性陣は微笑みながらも少し混乱している。


こうして小さな危機を乗り越えた蒼月トウカとヒロインたち。

日常の些細な出来事も、彼らの絆を少しずつ深め、回帰引き継ぎ作品の創作意欲を高めるのだった。


窓の外、夕焼けの光が部屋を染める。

今日の小さな事件が、次のページにどんな彩りを添えるのか。

ワシは胸を躍らせながら、再びペンを走らせる。

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