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第1巻 第5章 第1話「巻末で次巻への伏線を提示」

ワシは執筆をひと段落つけて、深く息をついた。

「ふぅ…今日も書ききったな」

机の上には、完成間近の原稿とメモが散らばっている。


「ウチ、何か手伝えることある?」

桐生さくらがそっと声をかける。彼女の目は心配そうで、でも少し期待に満ちている。


「大丈夫や。今日のところは、このシーンのチェックをしてほしいだけや」

ワシは微笑みながら、さくらに原稿を手渡す。


窓の外、夕暮れの光が部屋をオレンジ色に染める。

この光景を眺めながら、ワシはふと次巻の構想を考えた。

回帰引き継ぎ作品の核心に迫る、新たな出来事やヒロインたちの成長…伏線は確実に残しておかねばならない。


「伏線って、ちょっと意地悪な遊びみたいなものやな」

ワシはつぶやきながら、メモ帳に新しいアイデアを書き込む。

紫苑が隣で、「ワシ、楽しみやわ」と微笑む。その言葉に、心が軽くなる。


編集の伏見美琴やアシスタントの天音も、原稿の確認を手伝いながら、笑顔で場を和ませる。

「この小さな工夫が、次巻で大きな事件につながるんやな」

ワシは胸の奥でわくわくしながら考える。


男の娘も、ウチと俺を使い分けて、ヒロインたちの反応を巧みに引き出す。

この日常の駆け引きが、回帰引き継ぎ作品に反映されることもあるのだ。


「さて…次巻では、どんな展開にするか」

ワシは決意を新たにしながら、ペンを走らせる。

笑いと恋、ちょっとした事件…日常の一瞬一瞬が、作品を彩る糧となる。


部屋には、原稿のページをめくる音、鉛筆の走る音、そしてヒロインたちのささやかな会話が溢れていた。

ワシはこの日常の空気を胸に刻み、次の物語への第一歩を踏み出したのだった。

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