今日は晴れるかな? 1晴れ 前編
こんにちは、
作者の紫那夢宮 美代子です
前編だけだと、分からないため後編も読んで貰えると
分かると思います
では、はじまります
「わぁ、綺麗ですね」
隣に見ると見知らぬ子供がいた
私の隣にいつの間にか、しゃがんでいた子供がそう言う
「ふぉふぉ、そうじゃろう、そうじゃろう
毎日儂がみているんだから、当然だわい、」
「これ?タンジーですか?」
「ほぉ、知っているのか、」
「花は好きなんですよ、
タンジー キク科、ヨモギギク科で
つい、こないだ日本に入ってきたばかりの新種ですよね
花言葉は、【平和】と【婦人の美徳】
お婆さんによくお似合いですね」
そこまで、知っているとは、、男の癖に詳しいの
だが、
「誉めてもなんも出ないぞ笑」
「はい、そういうので言ったわけではありませんから
それにしても、」
横に向き 集落全体を見る子供
「穏やかで、良い場所ですね、」
儂も見る
「そうだろう、ここは平和そのものじゃ」
タンジーが風で揺れるのを見る
「それにしても、お主、、ここの人間じゃないだろう、
今まで見たことないわ」
「すみません、実は、僕は旅人なんです、」
「ほぉ、旅人か、」
子供の格好をみる
「それしちゃあ、荷物が少なくはないかい?」
「あまり、持っていても、移動しにくいので
この位が一番ですよ」
そういうもんかねー、ほとんど、手ぶらじゃないか、
「そうか、そういえば、寝床はどうするんだい?
野宿かい?」
「あぁ、そのお婆さん どこか この集落で寝泊まり
出来る場所ありませんか?」
「なるほど、だから、儂に話しかけてきたんか、」
「それも、そうなんですが、とても、見事だったので」
「ふ、年老たババアを誉めても意味ないぞ、
それなら、あそこ見えるか」
集落の中央を指さす
「あそこは?」
「この塚集落の村長が住んでいる
あそこなら、泊めてくれるだろうね、」
「ありがとうございます
お婆さん、助かりました」
トントン
「塚爺さんや」
ガチャン
戸を叩いて その家の主が、
かなり着こんだ格好で出てくる
「おや?、珍しい 君がくるとは」
「あんた、冬やないのに、まだ厚着してんのかい、」
全く、と溜め息をつく、
「おや、見たことのない子だね、どうしたんだ?」
玄関の戸を閉めて出てくる
「さっき儂の菜園で会った子よ、
面倒みてやってくれ、」
視線を儂の後ろに立つ子に向ける
「村長さん、僕は旅人なんですが、
今日この集落にきて、その良ければ
滞在する間 泊めて貰えないでしょうか?」
「……うちは宿屋じゃないんだけどね、」
じろりと
儂の方を見てくる
「ケチ臭いの、、
ほら、良いではないか若いぞ、」
「体力仕事なら、やれますよ、」
笑顔で答える子供
「そうか、なら 泊めさせてあげよう」
「あ、ありがとうございます村長さん!」
「良かったな、若いの」
「僕一応、子供じゃないですよ、」
「年寄りから見れば皆子供だよ、な?」
儂が言うと呆れたように溜め息を吐かれた
「まぁ、そうだな、、じゃあ、案内するよ
上がりなさい」
家の戸をあけて、入るように促されている
「はい、
あの、ありがとうございました」
儂に向かって礼を言ってくる
「構わんよ、
お主、いつまで、おるんじゃ?」
「そうですね、……」
「?」
回りを見渡してから、
「あまり、決めてないので、その、」
「好きなだけいると良い、
ここは、男手が足りてなくて困っていたからな」
爺さんの家に入っていくのを見届けて家に向かった
二日目
「おはようございます!!」
あやつが、斧を持ち歩いている
「若いのは、元気だな、」
ん、
「塚爺さんやないか、どうしたんだい?」
「彼は、とても働き者だ」
「良かったじゃないか、」
集落の住人と談笑しているのを眺める
「さて、儂は菜園にでも、行こうかね」
三日目
「これを頼めるかい?」
「えぇ、構いませんよ」
塚爺さんが、また頼んでおる
「もう、家に帰るかの」
かなり、長々やってしまった、野菜や花の面倒は
楽しいからついつい、時間を忘れる
夕暮れ時だ、流石に、夕食を作らなければな、
「よっこいしょ、」
野菜の入った籠を持とうとする
ひょい、
「ん?」
軽くなった、か?
視線を右に移す
「お主、、」
そこには、あやつが笑っていた、
「運びますよ」
「しかし、お主も持っているではないか、」
両手塞がっているのに、籠を持っている
「大丈夫ですよ、力仕事は、任せて下さい」
集落に向かって歩き出してしまった、若いのを
追いかけて歩く
儂の歩くペースに合わせて歩いている
「今日は何をしたんだい?」
「君が村長さんに頼まれて隣の集落まで行きました」
「使いか、」
だから、その荷物の量か、
「えぇ、食材がなくなってしまったそうで、」
「儂の家はここだ、」
一軒の家の前に止まる
「では、これは置いておきますね」
入ってすぐの机に籠を置かれる
「あぁ、わざわざ すまんな、」
「いえ、では、」
パッタン
戸が閉まる音がした
後編を読んで貰えば、
タイトルの意味が分かると思います
面白いと思って下さったら、大変嬉しいです、
これからも、あげていくので、
もし良ければ読んで貰えると
嬉しいです、