第八話目
第二十六話目~第二十九話目まで
「ふうーさっぱりしたー」
大衆浴場に入り汗もお湯で流し5日分垢やフケも流し物凄く気持ちが良い値段もしっかりと依頼を受けていれば払って行けそうな値段な気もする。
時間を確認すると1815ともう宿屋の食堂が開く時間に気がつけばなっていた。
宿屋に帰ると丁度女将さんが料理を他の客に運んでいた。
「おや冒険者さん、お帰りなさい空いてる席に座って待っててな~!」
と言って厨房に戻って行く。
今日は比較的空いているのか他の店員はそれほど忙しくは、動いていなかった粗方料理を運び終わった店員の1人に飲み物の種類を聞かれたので初回の時の記憶を頼りに思い出してエールを頼む。
―――
「ご馳走さまでした」といって食事を終えて客室に戻る。
ベッドに座り20分程食後の休憩を入れてギルドの休憩室でやった様に扉に鍵を使いマイルーム・ホームの作業部屋に繋げて作業部屋に入る。
外骨格を専用のハンガーに吊り下げ防具一式を防具の作業台に置いて腕輪から5つの壊れた魔導炉をロッカーに別々に入れた。
『これで腕輪の中身が軽くなったかなぁ』
「さーて作ったり購入してからメンテナンスしたないから確認して補修でそうな物から直すかなー」
異収庫と腕輪から槍戈、戦槌、弓、矢、角大刀と鹵獲した物も含めて武器作業台に置いて行く。
そこ1つ1つ腕輪で鑑定してゆき耐久値が大幅に下がっていないか確認してゆくついでに作業台の上に置いてある道具類も調べておく。
槍戈と戦槌はまだ補修の必要性が無さそうだったが鹵獲した角素材の武器は、小鬼が作り手だったためか少しの補修と研ぎ直しが必要そうだった。
元が哺乳類系統のの角なので犀系の角でわ無い限り骨と成分が近かったはず、とうろ覚えな記憶を頼り補修を進めうとするも現状は熊1頭分があるだけで補修は後回しに大刀と投擲槍それと鉈類を持って回転砥石であまり鋭角にならない程度に砥石を細かくしながら研ぎ直す。
「後で投擲槍用に木材を購入するか採取してこないとなまぁ暫くはヘクトール投法だな」
と色々と独り言を言っているうちに手元では研ぎ直しが終わった。
最後に武器作業台に置いてあったオイルのような薬品を薄く塗ってから異収庫締まった。
一先ず研ぎ直し作業が終わって時間を確認すると20時を回っていたまだ色々と何か作業が出来そうだ。
そこから1時間半位防具作業台に座り防具のメンテナンス、外骨格フレームのメンテナンスと作業を進めてゆく途中で何回な頭の中で音が聞こえたが後回しにして汚れた手を釜戸の灰を洗剤代わりにして手を洗い、タオルで手を拭いてから宿屋の部屋に戻り接続を解除してからベッドに倒れるようして床についた。
『今日は色々あったな~奇襲を受けてヘクトール並の投擲をして必殺の一撃に魔術講習で無属性魔術に汎用魔術それと斬撃の練習に大衆浴場にも入った本当こっちに来てから1番疲労したな~Zzz』
と此方に跳ばされてから今日までの事を思い出しているうちに寝てしまった。
異世界生活5日目終了。
―――――
異世界生活6日目。
こんこんこん「お客さんもうそろそろ朝食の時間終わってしまいますよー」
その声にはっとなり時間を確認すると0815と後15分で宿屋の食堂が終わってしまう時間になっていた。
「今から頂きます」
と答えて着替えずに寝てしまったのでシャツだけは着替えてから食堂に向かった。
流石に時間がかなり遅めなのでほとんど人が居なく席座るとここ何日で1番早かった。
テーブルに置かれた料理を食堂が閉まるギリギリまで使って食事をすませたいざ食堂を出ようとすると女将さんに止められた。
「冒険者さん今日が宿泊2日めだけどどないするん」
「ちょと手持ちがないので今のところは何とも言えないですけど、もし空いていたらよろしくお願いします」
「ふふっあんまり期待せんとくな」
とビーラさんに笑われたが1度止まっていた部屋に戻り忘れ物が無いか確認して作業部屋に置いてきた装備一式を回収装着してからチェックアウトして宿屋を後にした。
そのままの足で冒険者ギルドに向かい依頼ボードを確認する昨日見た物の他に〔はぐれ偽飛竜の調査又は撃退〕〔畑荒しの調査又は捕獲〕等様々な依頼が足されていた。
『偽飛竜で最低でも小銀板1枚、畑荒しが大銅板1枚偽飛竜はランクが最低6以上畑荒しは4人パーティー以上かーどっちも手が出ないな~』
色々と悩んだ末[コボルトの討伐報酬:一体大銅2]の紙を外し受注カウンターに向かい受注して旧採掘場洞窟の場所を聞いて地図を書いてもらい冒険者ギルドから出る。
旧採掘場洞窟はどうやら初めこの惑星に来たとき洞窟の近くのようだった。
大銅3枚を使い生命回復薬や食料を数日分購入してから西門を目指す。
迷宮都市の西門から出て暫く歩いて頃、そう言えばキーケースの中に何本の鍵があるか疑問に思い確認をすると入っていたのは最初の鍵以外は、2本だけだった。
4、5回位は使ったような気がしたがもしかしたら何か条件があるのかも知れないと思いつつ鍵を腕輪に仕舞い異収庫から凧盾と戦槌を取り出し装備して今日中にあの廃集落に少しでも近づく為を道を全力で駆ける。
迷宮都市に来たときに比べるとステータスやスキルのお陰か疲れる難く一歩辺りの距離が伸びて二時間走って2日目に止まった所を通りすぎようとしていた。
「んっあそこ少し長方形に何か後がついているし血痕があるから2日目に夜営?したところかな?」と思い出に少しひたりつつ少しの休憩を挟む。
10分の休憩の後スキル育成がてら気配察知スキルで警戒をしつつジョギングするような感覚で走り出す。
ジリジリと察知範囲が広がる感覚を感じつつ走っていると追従するように草むらを走る大型犬位のサイズの何かの気配が複数体感じる。
草むらの方に戦槌を中段に構えるが此方に警戒しているのかなかなか出て来ない。
『此方が警戒しているのに気がついてる?先制の攻撃をかけるか?』
「〔魔力よ十の弩の矢弾と成りて敵を貫け【魔力の矢弾】〕」
詠唱を唱え強固にイメージをした十本の魔力の矢弾は中空に形成させて気配を感じる所に左から50cm位の間隔で草むらに扇状に射撃してゆく。
『これで当たればめっけものだな』
しかし手応えは、なく流石に気配のみで当てること難しいようだ。
『威嚇射撃をしてみたが反応が無い?ならば!』
この惑星に来て始めてあった恐怖をイメージする、大きな身体にこちらを一撃で殺す長い爪とその爪にみあった前足にその巨体を支える後ろ足を。
「スキル魔獣創造製作SA発動【簡易・土の魔導獣人形】」
――
「スキル魔獣創造製作スペル発動【簡易・土の魔導獣人形】」
アーツの発動で造り出されたのは自身が戦い自力で倒せなかった魔物の姿を模倣した土の人形。
呼び出したゴーレムに魔力の30%をコストに牧羊犬のように草むらの中にいる魔物を追い込むをに指示をする 。
命令を受理したゴーレムは、勢いよく四足で突っ込んで行くと草むらの中の魔物は、ギャンギャンと喚き散らして草むらの中を駆けゴーレムもそれを追いかける。
その後5分近く追い駆けっこが続きようやく草むらからこちらに追い込みが成功し大型犬サイズの魔物の正体が現れる。
その魔物の正体は体色が暗く薄い黄緑色と明るい茶色が斑色となっている狼だった。
1頭また1頭とぞろぞろと草むらから出てくる合計で8頭となった現状は挟み撃ちの状態だが数の不利は、決定的だ。
『良い感じに挟み撃ちには、なってはいるがこちらは1人と1体対して狼は8頭残りのMPは72、TPは122S系アーツや魔術は、あまり使わずにTアーツを重点的に使えばなんとかなるか?』
しかしそろそろ草むらから出て来ても良さそうなゴーレムは、何時までたっても出てくる気配がしたないそれどころか草むらをさっきまで駆け回っていたゴーレムの気配が消失していた。
『ゴーレムの気配が消えた?!もしかしてインスタントだから最初にした指示を全うすると自動的に崩れるのか?つまり1人で8頭の狼を殺らないといけないのか?』
当てにしていたゴーレムは、崩れて土に還り再使用するのは感覚的にまだ時間がかかるゴーレムが再使用出来るまで捌ききるしかないと気持ちを改め戦槌の柄を強く両手で握り戦槌ヘッドを後ろに引き何時でも振れるようにする。
『【気力撃】発動』戦槌の全体に満遍なく気力を衝撃波のイメージと一緒に流す。
「ヴォ゛ーーー」と叫び気合いを入れ、狼に声と気迫で威嚇する。
1番近い狼に飛び込むように近づき後ろに引いていた戦槌を狼の頭に目掛けて振り上げる。
流石に狼も逃げようと後退するステップしようと身構え飛ぶ寸前にこちらの振り上げるが入る、流石に回避に入りかけだからかやや鼻先に命中する。
インパクトの瞬間に石の戦槌の潜在能力《ノックバックⅠ》が発動して若干ざっと後退してから衝撃波の気力撃の効果で狼の首がグギっと仰け反りそのままバク中するように2回転半してその勢いで狼は、頭部を強打した。
しかし、よしこれなら1対8でもいける心のどこかで油断していると突っ込んで狼に包囲されているに気づかず止めを刺そうと戦槌を振り上げ近づこうとした時ヘルムの《危険察知Ⅰ》が前方以外でで警告音を発した。
『あっ油断して突っ込み過ぎた』と気がついた時には、遅く回避が間に合わなく仕方がなく上半身を前方に重心をずらす事しか出来なかった。
そのお陰か左右からの警告音は消えたが、次の瞬間首に衝撃が走りその勢いで頭から前方に身体が吹っ飛んだ。
「がぁはっ」
その結果戦槌は、自身の後方に投げ飛ばし前のめりに倒れこむ。
狼の追撃を避ける為に急ぎ立ち上がり包囲網を逃れる為に不完全ながらも【簡易身体強化】を詠唱して使用し魔力操作で70%を下半身に魔力をまわして川がある方に向かって走り出した。
その勢いのまま川幅3m前後ある川を走り幅跳びの要領で飛び越えて狼の追撃を逃れ仕切り直しをした。
呼吸を整えて異収庫に仕舞っていた武器山羊の角大刀〔小鬼〕を取り出し【応急処置】を使いダメージを回復して追ってきた狼を待ち構える。
『この戦闘が終わってから戦槌を回収をしようしかし今は、狼に集中しなければでも失敗したな斬撃系統のアーツ取得出来てるか確認し忘れてるし』
シンプルに水の構えに構えるとまだ【気力撃】の効果時間のようで刀身に気力が巡っていく。
そうこうしているうちに一頭目の狼が川を渡りきり所だった、どうやら川の水深は、大型犬が泳がずにこちらに来れる位の深さしか無いようだったが狼自体は、川を渡るのに少し体力を消耗している。
まだ体力を回復される前にやってしまわないと思い気力操作で薄く鋭く気力の消耗を抑えるように【気力撃】をコントロールして狼の首を上から断つようにして斬撃を与える。
しかし肉を斬る感触の刹那すぐに硬い感触がが手に伝わるが滑るように振り抜く、手の感触的にどうやら脊椎の間を斬るつもりが骨に当たったようだった。
斬った感触は浅かったが【気力撃】発動時の衝撃波付与が1拍遅れて入る、ただ今度は戦槌時の面のような衝撃波ではなく線状の衝撃波で傷口を追撃していた。
すると狼の体は急激に脱力し体のみが動かなくなった恐らくは線状の衝撃波が狼の頚椎の神経を断ったのかもしれない。
このままでもそのうち死ぬかもしれないが念のために足で脱力した狼の体の体勢を変えて気道と心臓に一刺しずついれて止めを指した。
そこからほとんど作業のようなものだった、川を渡り疲弊した狼に近づき上から頚椎に一撃、体勢を変えて気道と胸部に一撃ずつそれを残り六頭繰り返し、反対側に来たときと同じ様に川を飛び越え最初に攻撃した一頭の元に戻り念のために大刀で胸部を刺しておく気が付けば辺りは赤黒く染まっていた。
これで遭遇した狼は、8頭全て倒しきった気が付けば太陽はそろそろ真上に差し掛かりそうだった毛皮を剥ぐのは今日の夜にやるとして明るいうち8頭全ての内臓摘出だけは済ませ腕輪と異収庫に四頭ずつ収納し腕輪の分は鑑定アプリにかけた。
摘出した内臓は、【穴作成】で深く空けた穴に埋め投げ飛ばした戦槌を探して回収して他の肉食系統生物が来る前にその場を走って後にした。
2時間程走った辺りで気配察知を使い警戒しつつ収納しておいた携帯食料を取り出して昼食休憩を45分程とり辺りを見渡す街に行くときの記憶をたどり現在地を考える後十数分程走ればあの廃村に着くような気がした。
休憩を終えて少し体をほぐしまた走り出す、だた狼と戦った前後で体力の残量や回復速度が若干の違いを感じつつ走り続けて予想どうりに十数分で廃集落につき前回と同じ場所で鍵を使い簡易家を召喚して近くの川原に収納していた狼を出し狼の内側の血糊を濯ぐ。
8頭分を川の水で濯ぎながら腕輪に収納した物と異収庫収納した物との若干の違い又は違和感を考えていた。
『異収庫に収納した狼は腕輪に収納した狼と比べてやや冷たくなっていてやや固く感じる、もしかして異収庫は重量を0にする代わりに時間が経過するのか?でも講習では、何も言って無かったような?それが当たり前なのか?』
悶々としているうちに作業が終わり一様これ以上死後硬直が進まないように腕輪に8頭全部収納して簡易家に入っていった。
――
簡易家に入って最初にやったのは、作業部屋での装備の解除とメンテナンス特に攻撃を受けたヘルム、移動や簡易身体強化魔術で負担をかけた鎧靴、結果投げ捨てる形になって踏まれた可能性のある戦槌と今日は8頭分斬り裂き穿って血糊が付き刃毀れした可能性のある大刀を念入りにメンテナンスする予定だ。
ヘルムは、装甲板の青銅が少し歪んだようなので鍛冶竃に火を入れて竃が暖まるのを待つしかなくその間に他の事を進める。
待って間に鎧靴の靴底を確認するが問題なく固定ようのベルトも問題無さそうだった。
鎧靴の確認をしつつ気にしていた竃の火も着火の松毬から薪へ、薪から木炭へと良い感じに火が移ってきた。
火が消えないように気をつけながら鞴で徐々に加熱温度を500℃位まで温度上げてゆき燃える木炭の上にヤットコで歪んだ装甲板をのせ温まるの待つ
感でここだと思ったタイミングで取り出し直ぐさま簡易身体強化を使いハンマー叩き形を整え歪んみを直し水にに突っ込む。
これで強度を確保出来たので今度は多少弾性を持たせる為に常温水で冷えた装甲板を再度火にかけて軽くあぶり焼き戻しという工程を行い常温で冷却する。
「うろ覚えだけどこれで良かった筈の?」と少し不安になる。
青銅の装甲板が空冷で冷えるのを待つ間に他の胴と腰、腕、背部のリアクターと胸部のコアを念入りに確認をして問題は無さそうだった。
防具の確認しているうちに触れる程度されない冷めたヘルムの装甲板を取り付けぐらつきを確認しこれで防具は終了し次は武器に取りかかる。
狼のバックアタックで放り投げて踏まれ歪んだ可能性のある戦槌の柄を確認する作業台に乗せて水平に覗き確認し少しずつ作業台の上で転がし歪みがないか確認するも杞憂だったようで無問題のようだった。
そして本日最後の大刀、メンテ用のボロ布を少し魔術で濡らし血糊を取り除き、中空に【光の生成】を設置して透かすような感じで刃毀れが無いか確認するも素材武器山羊の角の品質が良かったのか刃毀れは無かったが念のため研磨は軽くかけておいた。
『しかし小鬼は何でこんなに品質の良い物持っていたのだろうか?』と疑問を持つ街で聞いたダンジョンから出てきた小鬼が元々持っていたのか?、武器山羊がこの辺に生息しているのか?、でも山羊って山岳地帯?に生息していのでは?
研磨作業を続けながら頭の中で堂々巡りしていた。
結局研磨作業が終わるまで考えたが街より西側で小鬼に遭遇していないので答えが見つからなかった。
何かモヤモヤしつつ腕輪の時間を確認すると1530と表記されていたとなるとまだ作業出来るかなと思い解体セットを取り出し狼も一体出す、出すついでにもうとっくに終わっていた鑑定の結果を確認するとそこには、草原狼の死体と表記されていた。
それは、ビギナーレギンスの素材に使われていた魔物かと驚き少し落ち込むビギナーシリーズ防具の素材に使われる位だから割りと初心者向けの魔物に地形こみでないと勝てなかったのかと。
一先ず苦戦した事を脇に寄せて駄目になる前にさっさと解体しようと気持ちを切り替える。
そこから黙々と草原狼と毛皮を一体一体丁寧に剥離してゆくうちに段々と手際が良くなってゆくリアルタイムに解体Lv.が上がってゆくのを感じる。
『そう言えば最初の森爪熊の魔石は、左前腕に合ったけど小鬼と草原狼も心臓付近に魔石が合ったからもしかしたら特化種と言えばいいのかな?そういうのは特化した部位に魔素とか魔力でも貯蔵しているのかねぇ』
と少しずつではあるが精神的に考える余裕も生まれ始める頃には解体作業が終わった。
「さて魔石は勿論毛皮と牙、爪に骨は、使い道が在るだろうけど肉は、どうするかな?地球だと狼等肉食系統の哺乳類は、不味いって聞くしどうするべきか?」
悩んだ結果、1体分だけ別に分けておいて後日適当に破棄する事にした。
解体で出た素材をリビングの収納箱に全ての仕舞う時間を確認するもまだ夕食にするには速い気がしたので1日しかたってないがスキルの習得状況や成長具合を確認する
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16:40
名前 三雲 村雨
種族 人族 ヒューマン
性別 男性♂
レベル 1
MP69/137 攻撃力 80+38
TP119/122 物理防御25+23魔術防御25+21
筋力 38/1000 I.耐久 23/1000 I.器用 35/1000 I.
敏捷 40/1000 I.魔力 30/1000 I.精神 21/1000 I.運力 6 I.
重量 26.0/80
属性耐性火1水1風1雷1土1光0影0
武器 武器山羊の角大刀〔小鬼〕|攻撃力 80
骨格フレーム 汎用型フレーム壱式/コア プロトタイプ・コア 2500/2500
頭 ビギナーヘルム|物理防御 5 魔法防御 5|火0水0風1雷0土0光0影0
胴 ビギナーチェスト|物理防御 5 魔法防御 5|火0水1風0雷0土0光0影0
背中 プロトタイプ・リアクター|50/1s、緊急15.5s|500/500|魔力転換装甲25%
腕 ビギナーアーム|物理防御 5 魔法防御 5|火1水0風0雷0土0光0影0
腰 ビギナーベルト|物理防御 5 魔法防御 5|火0水0風0雷0土1光0影0|0/0|0/1s
脚 ビギナーレギンス|物理防御 5 魔法防御 5|火0水0風0雷1土0光0影0
転移ギフト 取得経験値up【中】 全属性適性
所持スキル
種族スキル 投擲Lv.2.00 ランナーLv.3.50up
武術スキル 汎用武術 Lv.4.25 up
魔術スキル 魔獣創造製作【魔法】Lv.3.00up 汎用魔術New 無属性Lv.1.50New
補助スキル 強化外骨格Lv.4.00up 魔力操作Lv.2.75up 気力操作Lv.2.00up 気配察知lv2.50up
生産スキル 錬金術【初級】Lv.2.40up解体Lv.2.00up武器制作スキルLv.1.50up
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「おぉー割と伸びてるなやはり戦闘をすると伸び良くなる傾向なのかな?次いでだ斬撃のTアーツだけだろうけどログも確認しよう」
___
《汎用武術の経験値が規定値を超え基礎斬撃アーツ【斬撃】を取得しました》
《汎用武術の経験値が規定値を超え基礎斬撃アーツ【強斬撃】を取得しました》
《魔術スキル【無属性Lv1.50】を習得しました》
《魔術スキル【汎用魔術】を習得し》
《無属性魔術スペル【魔力の矢弾】を習得しました》
《無属性魔術スペル【魔力の雷撃】を習得しました》エトセトラ
___
そこからはほとんど汎用魔術の習得スペルがずらりと並んでいた【簡易身体強化】は0.72だったので習得までは後もう少しのようだった。
ログの確認も終わり時間は16:45まだ夕食にするには早い気がしたので初日作業部屋は、強化外骨格の事ばかりでそう言えばしみじみ確認していなかった事に気づく、当てずっぽうでおこなった錬金術の指南書や各作業台の使い方や素材の加工方法やその他レシピ等無いか隅々まで確認を始めた。
15分掛けて探すと各作業机の引出しや防具が入っていたロッカー内の棚、錬金術関連の近くの本棚それぞれにそれに合わせた資料を発見する。
ただ悲しい事に本棚には魔術関連資料やMHで言うところのハンターノートのような今まで出会った魔物の特徴等が書かれたハードカバーの書籍を発見する。
一先ずそれぞれの資料は発見した場所に置いておき寝る前に目を通すことにした。
それからは、狼肉の試食を兼ねた夕食を食べ、狼肉はハンバーガーで食べたが焼き料理には、適さ無く食べれはするものの美味しくは無かった。
食後は21時まで強化外骨格未装備条件でのTPとMPの自然回復速度の検証を次いでに、有属性魔術の習得、【魔力の矢弾】等の最大射撃数の確認、Tアーツの発展等を【光の生成】を光源に特訓をした。
検証結果は、どちらも大体1分辺り最大値の5%位の回復速度だった、ただこれは、常時動いている状態だったので瞑想のようなスキル等があればもっと違う結果になったのかもしれない。
有属性魔術の習得は、どうにか汎用魔術の魔力の属性変換の感覚を頼りにどうにかイメージしやすい矢弾の魔術で〔火〕〔水〕〔土〕〔風〕〔雷〕の属性は、なんとか取得は出来た。
魔術の最大射撃数の方は雷撃も矢弾も現状では10個が最大で11個目が発動はするものの発射されず霧散してしまった。
Tアーツの方は、斬突打に適正がある石の槍戈で色々と試し【螺旋突撃槍】は0.12から0.75まで上昇、【刺突】【斬撃】【打撃】をCT気にしつつ連続で発動をしているうち汎用武術のアーツ【連撃】を習得する。
【連撃】の効果は、最初はわかりずらかったがどうやら5~10秒の間CTを10%するという効果又は連撃中の一撃毎の威力上昇だった但しCT軽減効果は、【刺突】【斬撃】【打撃】と強の付かないアーツのみだった。
因みに【連撃】のCT五秒は程で効果時間の割に短くうまく繋げればかなり連続使用出来そうだった。
かなりの時間特訓と検証をしていたので大量の汗を掻いたので作業部屋の動力源になっている川の岸で【生成水】等を使って汗を流してから簡易家に戻った。
――
簡易家に戻り川の水温で若干体が冷えたので料理用の釜戸に木をくべて火を着けてからの水桶を椅子代わりにに火に当たる。
ある程度温まって来たので着ていた外骨格用のインナーを着替えて作業部屋の本を優先順位を決め三冊程見繕い釜戸の前に戻る。
持ってきた本は、優先順位1位が魔獣創造製作【魔法生物】入門書、2位が魔術教本【初級から下級編】、3位か錬金術の教本【初級Ⅰ】。
3位を強化外骨格の関連書と悩んだが明日は犬鬼の討伐なのです戦闘面を考えると魔獣創造製作は、今重要な戦力だし、関わりがありそうな錬金術は必須だと解釈してであった。
只今の時刻は21:20だから1時間10分程読んだら寝ようの決めて読書を開始する。
先ずは1冊目戦力強化目的の魔獣創造製作から序盤は対応している魔物の種類からだった、魔法生物は大まかな括りの中に分けられておりそれは、哺乳網霊長目のような感じであった。
スライムやゴーレム、ガーゴイル、マギドール、竜牙兵等、魔石や魔晶石等魔力や魔素が蓄積、結晶化したものを核に木や土、水、岩、鉱物に骨等で体を生成される種類を被造型魔法生物。
動く甲冑や動く武器等
ダンジョンや魔素又は魔力の間欠泉で蓄積したものに疑似生命が憑依した種類を発生型魔法生物。
キマイラやグリフォン、鵺等複数の動物の特徴が1つの肉体に混ざり合った種類等錬金術や死霊魔術等魔術やそれに類似した技術で作られた人工生命等の種類を変容型又は合成型魔法生物と書かれていた。
中盤からは序盤で解説された魔物それぞれの特徴や適正役割その他にスライムやゴーレム、ガーゴイル、マギドール等のそれぞれの錬成方法等についてが書かれていた
そして最後終盤は、ゴーレムとガーゴイルの核になった魔石の採取元の種類毎の適正形態や魔石合成の方法、合成魔石を核とした疑似合成魔獣型のゴーレムとガーゴイル等応用等が記載されていた
そして最後に一文《クリエイトスキルは想像力に直結している固定概念を棄てて自由な発想が鍵となる。但しその発想を悪用してはいけない》
『この本では基本的な事と魔石魔物の応用だけな感じかな?動く甲冑系統や合成獣種系統の作り方は、もっとレベルの高い専門書ではないと記載されてない感じか?』
『ただ魔石の合成は、錬金術が必須科目ぽいな』
『それと最後の一文何か意味深だ』
ゲームや小説ではそこそこありそうな能力ではあるがいざ自身のスキルとして習得してみると今後の生死に関わるので熟読している内に予定の時間を過ぎて気が付けば23:00となっていた。
本はわかりやすいように本棚に仕舞ってからベッドに入り寝た。
Zzz。異世界生活6日目終了。
―――――――――
異世界生活7日目。
ワォーーーーンワンワォー。
それは早朝家の外から聞こえてきてその声で飛び起き携帯食料代わりに購入したショートブレッドを異収庫から取り出してそれを食べながら急ぎ作業部屋で強化外骨格を装着してメンテしたまま作業台に置きっぱなしにしていた戦槌と大刀を異収庫に収納した。
玄関で装備の緩みわかりを確認してからゆっくりと戸を開け異収庫から槍戈を取り出して気配察知を使用し現状察知出来る限界拡げて気配探る。
察知出来る範囲内は、問題無さそうだがまだ油断出来ない気配を出来る限り殺し静かに集落跡地に近づくも視認範囲問題無さそうだ。
念のため集落跡地をくまなく探るも何も問題は無かった。
結局犬系統ぽい声の正体は分からずじまいだったがもしかしたら討伐対象のコボルトだったのかもしれない。
緊急的に飛び出して来たので改めて防具を念入りに確認して鍵で戸を閉め簡易家を宇宙?に戻して依頼に指定された場所に向かう。
森林地帯に入り道中槍戈を片手に長目の枝や手頃な倒木を探したり良さげな長い蔓を採取したりしつつ旧採掘場を目指す。
旧採掘場に近づくに連れて割と新しい目のうっすらとした足跡の数が不得手ゆくそこからは気配察知を使用し警戒を厳し出し忘れていた盾を左前腕に装備し自身が寝転がっていた洞窟の前を通りすぎ更に山奥に進んで行く。
足跡や痕跡を頼りに最も足跡が多い坑道の入り口を見つける。
本来ならどこかに隠れて犬鬼の生態を観察して最も犬鬼が中に入っていて睡眠時間等を狙って仕掛けるのが得策なのだろうが自分は1人で寝ずの番が出来そうなゴーレムは会話が不可能である。
こんなことならギルド良く調べてから此方に向かえば良かったと後悔する。
しかしうだうだと考えている内にもしかしたら外に出ているかもしれないコボルトとと鉢合わせする可能性を否めないので気持ちを切り換えて廃鉱道に侵入する事にした。
廃鉱道の入り口は、高さが大体165cmから175cm位の幅がトロッコが2.5台分位の広さの為身長163cmの自分としては持ってる武器全部で振り下ろし系統の攻撃は不可能、槍戈と戦槌に長杖、投擲槍はリーチの問題で使用が困難、使用可能の手持ち武器は角鉈&角剣鉈、角大刀、槌矛の近接3種と小鬼サイズの弓の遠距離1種と付け焼き刃の属性魔術。
まずは、数的不利を埋めるためにスキルを使用する。
廃鉱道の大きさを考え大きさを体高で135cmに設定、全魔力の6割をコストにスキル魔獣創造製作のSA【簡易石の魔導改造人形】で4体のゴーレムを錬成。
内約は前衛盾役の六脚アラクネ型で盾と突撃槍装備騎兵ゴーレム2体と前衛攻撃役の体型大猩々型拳術士ゴーレム2体。
アラクネ型に自分より前に出て護衛の命令を大猩々型には追従護衛の命令をする。
自分の装備は左前腕に盾、右手に槌矛を装備しステータス画面を見ながらMPが7割回復するまで待ってから奥に進む。
廃鉱道内は暗く全く先が見えないので消費MPを8消費して光の生成を光源にする。
今までは街路灯や室内灯のような扱いだったので追従するか気になる所だったので調度良い機会だった。
結果的に言うと普通に追従した、付かず離れず調度良い感じでしかも魔力操作スキルのお陰か元々そう言う魔術なのか思考に反応するように半径10m以内なら良い感じに操作できた
それならと先行して進んでいる2体の騎兵ゴーレムの頭部にヘッドライトのよう1つづつに設置して自身の後方に1つ追従するように操作してコボルトの強襲を警戒し奥に奥に進んで行く。
「小鬼殺しの1話目の新人パーティーみたい成りたく無いから視線誘導や罠には気をつけんといかんな」
流石にワイヤートラップやスイッチトラップの類いは、無いだろうがそれでもここ元々鉱道で当時の採掘方法は分からないが火薬で採掘していた場合は避難所がある可能性ありもし犬鬼がそこを塒にしているかもしれないので左右を均一に観察しながら進む。
奥に進むに連れて少し違和感を感じつつあったそれは犬鬼の生活の気配が見つからない事だった。
自身が知っている知識では犬鬼が採掘して屑石として棄てたものがコバルトも言われる位採掘が鉱人や土精霊と同じ位関わりがあると思っているから全く採掘音のような物が無いからだ。
しかしその答えも数分程鉱道を下った所で理解した何故なら今目の前に物が扉でまるで北海道の防寒対策で玄関が複数の扉で仕切られているように空間が分けられていた。