第四話目
第12話目~第15話目
「ふぅんんんおはようなんか寝つきが悪い気がする」
昨日夕食前に濾過装置に入れておいた水を鍋と中型蒸留器に入れて両方共に火にかけた。
鍋が沸騰するのを待つ合間に外に出て昨日冷やす為に川に入れて置いた熊を回収し川岸に流れ突いたであろう小枝を幾つか回収して川で顔を洗い家に戻った 。
いくら内臓と血液が無くなったといえまだ若干重たいので解体作業はまだなので一時的に森爪熊を収納箱にしまい馬鈴薯を取り出し水で洗い蒸し器に入れて調理を始めたと言っても蒸すだけなのでほぼ待ち時間である。
蒸留器の薪を足して昨日確認していなかったログを確認した。
《経験値が一定値を超えスキル【解体lv1.00】を取得しました》
《魔獣創造製作は行動により【インスタント・◯◯0.50】を発現ました》
《汎用武術の経験値が規定値を超え基礎アーツ【スマッシュ】を取得しました》
《汎用武術の経験値が規定値を超え基礎アーツ【スイング 】を取得しました》
「おおー某RPGで言うところの術技とか有名VR小説でのSSみたいなものかな」
「しかしどっちも打撃系のアーツっぽいから斬撃と刺突のアーツも覚えたいな」
ログが見終わりステータスに変化が確認する
名前 三雲 村雨
種族 人族 ヒューマン
性別 男性♂
レベル 1
筋力 5/1000 I
耐久 7/1000 I
器用 10/1000 I
敏捷 8/1000 I
魔力 15/1000 I
精神 0/1000 I
運力 0 I
重量 15.0/59
火1水1風1雷1土1光0影0
武器 石の槍戈|武器種 長柄武器・槍|攻撃力 25
骨格フレーム 汎用型フレーム壱式/コア プロトタイプ・コア 2500/2500
頭 ビギナーヘルム|物理防御 5 魔法防御 5|火0水0風1雷0土0光0影0
胴 ビギナーチェスト|物理防御 5 魔法防御 5|火0水1風0雷0土0光0影0
背中 プロトタイプ・リアクター|50/1s、緊急15.5s|500/500|魔力転換装甲25%
腕 ビギナーアーム|物理防御 5 魔法防御 5|火1水0風0雷0土0光0影0
腰 ビギナーベルト|物理防御 5 魔法防御 5|火0水0風0雷0土1光0影0|0/0|0/1s
脚 ビギナーレギンス|物理防御 5 魔法防御 5|火0水0風0雷1土0光0影0
転移ギフト 取得経験値up【中】 全属性適性
所持スキル 汎用武術 Lv.1.50 up魔獣創造製作【魔法】Lv.1.50up
強化外骨格Lv.1.75 up錬金術【初級】Lv.2.40up 魔力操作Lv.1.00 解体lv1.00New
「精神と運以外軒並み少し上がってる、所持重量の上限もっと上げないと今後辛いそうだなー」と色々考えているうちに時間が過ぎ馬鈴薯の蒸し時間が終わっていた。
蒸した馬鈴薯は昨日と同じように皮ごと切り刻みボウルにいれて擂り粉木で擂り潰してマッシュポテトに調理し食べた。
「ご馳走さまでした」
台所から藁の縄をまとめたようなタワシと調理に使ったボウルと擂り粉木それと洗剤代わりに灰を持って外の川で洗い水切り台に置いて次の作業に取り掛かった。
「次は森爪熊の皮剥ぎと精肉作業だーこれが終われば肉が食える」
収納箱にしまった熊を腕輪に入れて作業部屋に運び仰向けで作業台に置いた。
まずは毛皮を剥ぐ所から胸と腹は切ってあので首を一周するように皮を切り、気道をなぞるように切って胸部の切り込みに繋げる、両前足首を一周するように切り腕の内側その真ん中を手首から胸に向けて繋げるように切ってゆく。
両足首も同じように一周切り股の内側を下腹部に繋げるように切る、切れ込みが終わり次は皮を皮下脂肪の所から剥がしてゆく右利きなので熊の右手側を首の方から上から順に右後足首に向かってナイフで少しずつ剥がしてゆく。
右側が終わり左側は後足首の方から首え向かって同じように剥がしてゆく、腹側が終わり残すところは背中側の皮である、ここまでに大体一時間位がけいかしただろうかボロボロにならないように注意さながらだから神経を使う、一呼吸入れて残る背中の皮剥ぎ作業に取り掛かる。
熊を仰向けからうつ伏せの体勢に作業台から落ちないように変更させ首の方から足の方へ剥いぐ、腹側をより少しだけ作業ペースが気持ち早くなっている気がした現在進行形で器用値が上がっているのか解体スキルのレベルが上がっているのか分からないが作業が着々と進んでゆく。
背中の方は体感30分位で終わり作業台に残ったのは頭以外ズル剥けになった森爪熊と折り畳んだ毛皮、取り敢えず皮のなめし方は、分からないので取り敢えず腐らないように気をつけながら乾燥させる事にした、まだこの世界の季節が分からないし寒くなったら使えるだろうし防具の素材にも鞣さなくても使えるかもしれないだろうから。
取り敢えず毛皮の処遇は、決まったので精肉作業に取り掛かる。
まず頭を斧とハンマーで骨と骨のあいだの所で切り落とす、切り落としたら四肢を関節の付け根から切り取り分け、背骨と肋骨の間に沿って刃を入れ魚の三枚卸しのように切りわけ、これで大まかに分けられたので今度は、骨から肉を削ぎ落とし部位毎に大まかに分けて収納箱にしていった本当は氷室とかで熟成させた方が良さそうなのだか難しそうなので時間停止されると信じてしまいこんだ。
ふとそう言えば森爪熊の爪に当たる所を解体中に見なかったような気がしたが恐らく解体事にした集中し過ぎて気が付かなかったのだろうと言うことにして置いた。
「ウッ、ウッ、ウゥーつっかれたー色々な解体動画見てて簡単そうに見えたけど結構技術と経験が必要だなー」
30分位の休憩を入れ、休憩が空けると使った道具を灰とタワシを使って川でで洗い腕輪にしまった。
それから家に戻り作業部屋で外骨格を装着して家に鍵を掛けて異空間に収納し敏捷と耐久の訓練と移動を兼ねて街道を長距離走のペースで走り始める。
大体45分位走り15分クールダウンと歩きと交互に行い自信体力と相談しつつ走り続ける、合計で3時間位走って気がついたがステータスの上昇もそうだが強化外骨格とスキル体力上昇のおかげなのか地球の時より疲れにくいと感じがした。
昨日と同じように2時間走り30分休憩を繰り返し2度目の休憩した時街道の先に壁のような物が見えた。
「あれは城壁か?大体徒歩で2日日位の距離だったかな?」
またそこから城壁へ向かった走ること45分位で城壁に着いた。
門に多少列が出来ていたのでその1番後ろで列が進むのを待つことにした。
待つこと1時間位で門の前まで来たので入ろうすると。
「身分証の提示を」と老齢の衛兵に止められた
『やっばこれ税金とか払えって奴かなお金持ってないよ』と内心焦り取り敢えず素直に答えることにした
「すみません持ってません」
すると衛兵は、「冒険者や傭兵では無いのだな」
「ハイ」
「つまりお金も?」
「持ち合わせいません」
「フムでは汝は迷い人か?」
「迷い人とわ?」
「どうやら本当に迷い人のようだ、ではこの石板に素手を置くように」
言われた通りに右手のガントレットを外し石板の上に手を置いたすると石板は青緑色に光文字が浮かび上がる、その浮かび上がった文字を衛兵が読みこう答えた。
「この木簡を渡す10日以内にギルドに登録して入街税小銅板貨1枚をここ持って来なさい」とそして
「では入ってよし」と言われた。
寄り合えず衛兵にお辞儀をして城壁の内側に入って行った。
城壁の内側に入ってみると綺麗に街が整備されていて人で溢れかえっているような印象を受けた。
「取り敢えず冒険者ギルド等を見つけ登録してお金を稼がなければ犯罪者とか奴隷落ちなんて事になりそうだし」
メインの通りを真っ直ぐ進みそれらしき建造物を探しながら通りの建物を観察していった、通りの建物は食材形の建物と民間が隣合っているような印象を受けるから恐らく冒険者は自分が入って来た門とは違う所から入って来る事が多いのかもしれない。
太陽の向きから考えると正面向かって右手にあるので自分が入って来たのが西門にだったのかもしれない。
そのまま都市の中央に向かって進むと南と北を通すように馬車2台超位の広さの道に当たった。
南北を両方確認すると南に50m位の所に周りより大きめの建物が建っており頻繁に全身鎧を着たものやローブを着たもの等がその建物を出入りしておりあそこが冒険者ギルドが傭兵ギルドなのかもしれない。
「あそこが目的地かなぁ?」
その建物に近づくと入口の看板が垂れ下がっておりドラゴンの頭のシルエットと剣と杖がクロスして絵が書かれていた。
中は時間も時間なのでそれほど混んでおらず直ぐ登録等は出来そうだった
しかしそれでも多少並んではおり特に綺麗な受付嬢がいるカウンターは特に集中して並んでいた逆にほとんど並んでいないのはゴッツイおっさんがいるカウンターだった。
綺麗方に並ぶと何か絡まれるようなフラグが発生するような気がしたのであえてゴッツイおっさんのカウンターに近づいた。
「えぇーとすみませんここは冒険者ギルドですか?」
「いらっしゃい確かにここは冒険者ギルドのモードレッド辺境伯領ロータァブリッツ迷宮都市支部だ、この辺じゃ見ない顔だ移民か?それとも近隣の村から登録目的の若者か?」
「えぇとどちらでも無いです」
「どちらでも無いか、なら迷い人だな入口で衛兵から木簡を渡されただろう、あるならカウンターにだしな」
言われるがまま手に持っていた木簡をカウンターに置くとギルド職員は、それを取って後ろに有る石板に木簡を置く。
「ふぅーむ成る程君は西門から入ってきて真っ直ぐここを寄り道をせずに目指してきたみたいだな、犯罪歴も犯罪の可能性も無しと次はこの石板に両手を置いてくれ」
そう言われたので言われるがまま長いまな板位の石板に両手を置いたすると石板に繋がっている機械が点滅し、スマホサイズの木製の枠が付いた金属製の板と木製のドックタグが出てきた。
「あのそれは...」
「んっあぁこれは君のクエスト等の管理用端末とギルドの認識証だよ所謂身分証だ」
「身分証ですかという事は、登録が完了したと捉えて良いのです?」
「あぁそう言うことだ幸いな事に君は戦闘系のスキルを持っているただステータスがまだ低いから討伐系のクエストや護衛クエストダンジョンの探索は許可出来ない出来て手伝いや採集や採掘のクエストだろう」
「そうですかなるべく早く入街税を払いたいのですが」
「ならこのクエストだな小銀板貨で1枚貴族のペットの世話だ」
「ペットの世話ですか?散歩とかですか」
「恐らくはなペットの世話では破格の料金だ受けるか?」
少し悩み何となく展開的に犬猫等の世話では無い気がしたが背に腹は変えなれないのでクエストを了承した。
「明日の9時頃北門近くのお屋敷スクワイヤー男爵邸で端末を門番に見せれば入れる筈だ遅れるなよ」
「了承しました」端末と認識票を受け取り無一文なので宿はどうすればと聞くと時間が時間なので今日の所はギルドの夜勤シフト用の仮眠室の1ヶ所をお借りすることが出来るらしいただまだ時間が早いので夕方まで資料でこの世界の勉強をするといいとも言われた。
それで資料室に行き地理の本、薬草学に薬学、魔獣図鑑それとゴブリンでも分かる魔術初心者の教本を手に取り机まで持って行き1冊1冊目を通して行った。
分かった事は、この世界の国は騎士の国【アヴァロン王国】海洋国家【オケアノス連邦国】魔術師の国【カナン首長国】商人の国【アアル共和国】魔導機械の国【アガルタ合衆国】中華な国【蓬莱】和の国【常世】の計7国
それでここはアヴァロン王国の国境の街で複数のダンジョンからの出土品で栄えているようだ。
魔術に関しては国毎に基礎の属性に関する認識が異なるようだ【アヴァロン】【カナン】は錬金術の《火》《水》《風》《土》の4属性を基礎とし【アアル】はそこに《光》《影》を足した6属性を基礎の魔術としてあとは複合や応用としている。
【アガルタ】【蓬莱】【常世】の3国は陰陽五行思想から《火》《水》《土》《木》《金》の五行と陰陽の《光》《影》と系統外の《無》を合わせて八属性を基礎の魔術とされる。
そして【オケアノス】のみ《火》と《風》等気体とエネルギーを含くみ司る《天》属性、《水》と《防御》等液体と減衰を含くみ司る《海》属性、《土》と《氷》等固体を含くみ司る《地》属性の三大属性が基礎の魔術とされている。
「ほぉー良くある小説だと世界で魔術が統一されているけどこの世界は国毎に思想が違うからアニメとマンガで見た某終わりの魔眼を持った魔王の設定みたいだまああれは詠唱ごと国に違かったけど」
そしてその後この辺に自生している薬草や迷宮魔物あとは周辺にいる魔物等を学び夕食の時間まで資料室で時間を潰し外に出ようとしたがすかんピンなので外に出ても食べられる訳ではないしかし家に有る収納箱には1人で消費するには暫く食うに困らない位の森爪熊のには有る。
物は試しにと腕輪から鍵を取り出し資料室のドアに鍵を押し当て鍵を開けるようにひねってからドアノブをひねって開けて見るとドアの向こうは見覚えのあるあの家の作業部屋の風景だった。
「こ、これがご都合主義つまり『その時不思議な事が起こった』ってやつか」
取り敢えず気にしては話が進まなくなるので横に置いて置き出てきた場所を気にすることにした。
左手側に蒸留器やビーカー等が置かれている机と錬成陣、右手側に鍛冶窯と熔鉱炉と今日剥いだ熊の皮が置いてあるからリビングから入ってくると右手側にあった何も置かれていなかったスペースかなぁ。
出てこれた場所を把握できたのでリビングに入り収納箱から熊の肩肉の部位を取り出しキッチンで300g位の大きさに切り取り残りの肩肉を再び閉まう。
300gの肉は一度ミンチ小判状に整形しハンバーグのもどきを作る。
それをフライパンに油を引かず乗せ釜戸に火を着ける本当は、低温でじっくり焼きたかったが時間がないので中火で一気に焼く事にした。
念のために火が通り易いように薄めに潰し焦げないように常に動かし続けものの5、6分位で焼き終わった。
取り出しフライパンに乗せたままリビングに持って行き鍋敷をテーブルにこにお箸で食べた。
急いで作ったため中は半生ぽくいまいちだったやはり明日からからクエストをいっぱいこなし色々買い足さないとなーと思いつつ作業部屋のドアから外にでて資料室に戻る。
その扉をもう一度開くとそこはギルドの廊下に戻ったいた。
それからギルド職員に事情を話仮眠室に案内してもらいベッドを借りて取り敢えず簡易的に防具外し腕輪に収納してから就寝した。
「お休みなさい」
そして3日目が終了した。
四日目の朝0715時頃。
収納していた防具取り出し装着し使ったベッドのシーツを綺麗にしてかけていた布団を畳みベッドに置いた仮眠室から出た。
カウンターに行きお礼を言いにいくと昨日対応してくれたおっさんが受付カウンターで書類仕事をしていた。
「昨日はベッドありがとうございます」
「ん?あぁ君かベッドの事なら大丈夫だギルドの規約迷い人が来た場合多くが何も持ってないか所持金だけ持っていない事が多いから一晩のベッドと朝夕の一回づつの食事は借金の形になるが提供しているんだ」
「借金ですか?いくら位になるんですか?」
「登録料で大銅板貨1枚と大銅貨3枚食事代が朝夕合わせて大銅貨2枚の計小銀貨1枚分位だ、だから君の初クエスト成功報酬は、昨日夕食代が浮いて小銀貨4枚と大銅貨1枚だな、君が暮らしていた世界の通貨レートは自分で後で調べるいい」
「イメージからすると結構かかってそうですねそれではお言葉に甘えた朝食をいただきます」
「あぁそうしてくれ空腹の状態で依頼主の夫人に会って腹を鳴らされては、ギルドの恥だからな、それと隣のフロアが食堂兼酒場が昨日渡した認識票と端末を向こうのマスターに見せれば大丈夫だと本来は昨日のうちに言えば良かったんだかな」
「食事が戴けるのですか?でわお言葉に甘えて戴かせてクエストの糧にしただきます」
おっさんに教えてもらった食堂に行きマスターに言われた通りに認識票と端末を見ると13と書かれたの木簡を渡され番号を呼ばれたらカウンターに来るように言われた。
仕込みはしっかりされているためか5、6分位で番号をよばれカウンターに行くとトレーの上の皿に置かれていたのは、コッペパン位のサイズのライ麦ベースの雑穀パン、何かの肉のステーキ、しっかりと煮込まれたであろう野菜のスープ、そしてぬるいビールだと思われる飲み物が置かれていた。
『結構朝からしっかり取らされるんだなー』
と内心で思いつつトレーを受け取り席に戻る。
席に座り日本人らしく「戴きます」と手を合わせて朝食を戴き始めた。
最初に手を付けたのは野菜のスープから入っていたのはキャベツと人参、馬鈴薯、玉葱とシンプルであり鶏ガラと一緒に煮込まれ野菜嫌いの自分でもとても食べ易かった。
そして次に手を付けたのはステーキで食べ易いようにナイフを入れるとすっと切れてゆき牛肉特有の筋に切りにくさを考えるとこの肉は牛では無いことが考えられる。
そして切り分けた肉を一口食べると味付けは塩胡椒のみだが臭みがなく鶏肉に近いがどこか違うそんな味だった。
ステーキの次に手を付けたのは、ドリンクとして受け取った木のコップに入った茶色い飲み物色から判別するにビールかミードそれかシードルだと思われる、匂いは少しフルーティーな匂いが香る。
少しドキドキしながら口を付けるとやや口当たりは苦く喉越しは少しスッキリするがぬるい温度がもったいない気がするがこれは恐らくビールを水で薄めたものだろう。
最後の雑穀パンは手でちぎりマナー違反だがステーキの肉汁を掬いながら食べ朝食は食べ終わった。
「御馳走様でした」と手を合わせてフードコートのようなシステムだとみた感じ思われるのでカウンターに食器を持って行き食堂を後にした
クエストの関係で気になってギルドのカウンターにいる女性にの時間を聞くと現在は8時30分位らしくもしもダンジョンや洞窟で時間が気になる場合はギルド登録時に渡された端末の画面左上の隅に時間が5分刻みで表示されるらしく活用して欲しいそうだ。
「後大体30分未満で約束の時間かー場所も街の北門近くの屋敷としかわからないし早めに行こうかな?」
何となく5分前行動や10分前行動と良く言われたような気がするし余裕を持って行動したいのでギルドをでて取り敢えず北門方面へ移動を開始した
取り敢えず南北を通るメインの通りを北にひたすら歩く。
皆両端によって歩いいたので自分もそうしたそしてだんだん一般の人々の人通りが少なくなり衛兵ぽい人の姿が増えて建物は無くなり少し空間が空いて塀囲まれた建物左側にが建っていた。
「うぅーん建物の位置からすると北門は貴族用の出入口なのかな?あと位置的にここが男爵邸なのかな?」
取り敢えず腕輪からギルド認識票とクエスト管理端末を取り出し認識票はドッグタグ状チェーンネックレスだったので首に掛け端末を持って男爵邸の前に立っていた門番二人に意を決して声を掛けた。
「あのすみません冒険者ギルドのクエストを受けて来たのですがスクワイヤー男爵邸はここで合っているでしょうか?」
と聞くと。
「ここは確かにスクワイヤー男爵様の御屋敷で合ってそれでクエストできたか、つまり今回の犠牲者はお前さんか...まぁ頑張ってくれ」
「あのーこのクエストギルドの職員に報酬が良いと聞いて来たのですが難しいのですか?」
「あぁ...内容その物は難しくは無いが...屋敷の敷地内に入れてやるから詳しい話は、屋敷にいる執事か依頼主の奥様に聞いてくれ」
と門兵はとても歯切れが悪く返答し門を開けて入れてくれたそして閉まりきる直前に「君が五体満足で....」聞こえた気がした。
何やら不信な事が聞こた事に後ろ髪が引かれるが今日以降の生活が掛かっているので依頼主の夫人の元へ歩みを進める。
屋敷のドアノッカーで叩き誰か出てくるのを待っていると老年の執事が扉を開けてくれたので認識票と端末のクエスト内容を画面に表示させて見せながら。
「すみませんギルドでペットの世話のクエストを受けたものですが夫人はいらっしゃいますか?」
「おぉ今回はあなたが受けてくれました、確かに屋敷の主である夫人は、いらっしゃいます、現在主はお庭のサロンでお茶をお飲みになっておりますでそちらにご案内します」
と執事に案内されてメインストリートから少し見えるような位置にある熱帯植物園のような硝子張りの建物に案内され建物内に入って行くと入口から見て反対側で優雅にイレブンジス・ティーをしている40代前半位の御夫人がいた
「ヘンリエッタ様冒険者ギルドがクエストを受けた者が参りました」
「そうか、また命知らずの若者が来てしまったか」
ヘンリエッタ夫人の声はどこか物悲しげだった。
「ヘンリエッタ様冒険者ギルドがクエストを受けた者が参りました」
「そうか、また命知らずの若者が来てしまったか」
ヘンリエッタ夫人の声はどこか物悲しげだった。
「クエストを依頼して何だが家のポチに若者が傷つけられるのを見続けるのはとても辛いものがあるな」
「そうで御座いますねヘンリエッタ様、ですがその為に治療系魔術を習得している者をを使用人として雇っているでわありませんか?」
『何やら夫人と執事の会話が不審だ、それとジョンって名前からして犬系のペットかな?、いや個々は異世界もしかしたらモン◯ンクラスのサイズの狼系の魔物って可能性もあるな』
と夫人達の会話からこれから起きるだろう脅威を考察しつつ二人にクエストの内容を確認する事にした。
「あのすみませんクエスト詳しい内容をご確認させてください、ギルドのほうではペットの世話だと伺っているのですがそのペットはどのような者何でしょか?」
「あぁすまない君をほったらかしにしてしたって所で少年、君の名前は何と言うんだい?教えてくれないか」
『んっ少年?』
「すみませんそちらが先ですよね、名前は 三雲 村雨です迷い人で昨日この都市に入って来てギルドの登録も昨日からですクエストもここが初めてで」
「あぁ成る程なぜギルドが君にうちのクエストを紹介したか、それと迷い人にしては珍しい、頭髪は灰色、虹彩は浅葱色の迷い人を聞いた事が無いね」
「えぇ灰色!?、浅葱色!?それと少年って年でも無かったはずです色も人種的に黒髪に茶色の瞳だと思うんですけど?」
「ポール悪いが鏡をここに持って来てくれないか」
「了承しましたヘンリエッタ様」
「さてポールが鏡を持って来る間にクエストの話をしようではないか」
「あっはい分かりました?」
「依頼内容はペット世話で合ってる主にペットと半日位遊ぶかペット本人が満足したじてんで依頼は終わりだよ」
「最長で半日間ペットと遊べばよろしいのです分かりました散歩とかはしなくてよろしいのですね」
「散歩の方は大丈夫だ、それ以前に今の君ではペットの散歩は困難であろう」
「その話からすると結構大型何ですか?」
「そうだね、君よりは大きいかな?で名前はポチ迷い人の世界ではありふれた名前らしいね、それと領民が混乱しないように屋敷の裏側にポチを飼っているだよだから君の仕事場所は屋敷の裏ということになるかな、出来ればポチに気に入られる事を願っているよ」
「分かりました元の世界では動物は、極端では無い限り全般的に好きでしたのでポチと仲良く馴れるよう努力します」
とクエストの内容を確認しているうちに執事が戻って来て大体25㎝位の手鏡を自分に渡してくれた。
渡された手鏡で自信を写すと鏡に写っているのは、高等学校時代の若さの自分が写っていた。
しかし毛関係の色と虹彩の色は、染めていた記憶もカラコンを入れていた記憶も無いので恐らくは、此方の世界に跳ばされた時に何かしらの要因で変異してしまったのかもしれない。
「鏡ありがとうございます」とお礼を言って執事に手鏡を返す
「確認してびっくりしましたが恐らくはこちらに跳ばされた時に体毛の色は黒髪だだったのが色が抜けて灰色に瞳は茶色だったのが色が反転して緑系統色になってしまったかもしれません、年も20代後半からハタチ前後位まで若返ってますし」
「そうすると君からしたら大分印象が変わってしまっているんだね」
「そういうことになりますね」
「おっと少し長々と話てしまったねそろそろクエストに取りかかってくれないかな?」
「えぇとすみませんすぐにとりかかります、すみませんポールさんポチさんの所に案内してもらってもいいですか?」
「ポール頼めるか?ミクモ君を案内してやってくれ」
「了承しましたヘンリエッタ様、ミクモさんポチ様の所へ案内いたします」
「ありがとうございます」とお辞儀をしポールさんの後を付いて邸宅の反対側へ歩いて行く
「ミクモさんここがポチ様がおわす所で御座います」
とポールさんが指す所を見ると5m×5m×6mの建造物があった恐らくポチはこの中だろう。
「ミクモさん呉々もお気をつけて下さい」と言いつつ建物に掛けられていた鍵を開けて錠前を外し扉を開け扉の影に隠れた。
中から出てくるのを待っていると扉からゴリラのような歩き方をした何かが出て来た。
その正体は犬系統獣人種魔物だった、但し犬種がアイリッシュ・ウルフハウンドというただでさえ人より全長が大きいのに此方の世界の魔物だから余計大きく感じた。
取り敢えず犬はお尻の匂いを嗅いで挨拶変わりする事を思いだしポチに対して尻をつきだしポチの目から視線を外さないようにして待機した。
するとポチは自分の尻の匂い嗅ぎ始める少しすると自分の正面に移動して此方の顔を覗き始める。
魔物なので地球の犬より多少の知能が向上していると思い「自分の名前は三雲 村雨今日1日君の遊び相手だよろしいな」と声を掛けてからポチと視線を合わせて下から手を出して撫でていいかポチの反応を待った。
するとポチは少しゆっくりと手に顔を近付けてくれた、それはつまりポチは此方に多少の興味があり少し心を開いてくれた証拠だと思いたい。
折角顔を近付けてくれたので先ずは、スキンシップに顎の下をしっかりと撫でで様子を見るここで嫌がればそこでアウトかもしれない、しかし幸いな事に顎の下は嫌がらないので首、背中、しっぽの付け根の少しずつ撫でる場所を広くして行く。
ただ全長も大きいが体高もそれなりに高くて背中を撫でるのに一苦労しているとポチが気を利かせしゃがんでくれたのでポチの背中を頭の天辺からしっぽの付け根までをこれでかっと毛並みに合わせて撫でるすらとポチは、気を許すしたかのようにお腹を見せて撫でろと催促し始める。
なのでご要望道理にお腹側を撫でる、すると撫でているうちに全身の力が抜けてゆきポチは眠そうにし始めるので邪魔になると思い撫でるのをやめる。
するとポチはハッとまるで自分の仕事を思いだすようにむくっと起き「がるる」と唸るが余り長くは続かなく少し迷い気味にポチは戦闘態勢に移行する。
念のため武器は取り出さずに礼儀の都合で朝から着けていなかった兜を腕輪から出して被り依頼はポチのお世話なので傷を付けると査定に響きそうなので武器を出さずに徒手空拳で行く事にした。
構えは首を怪我しないようにムエタイのように両拳が目線の高さまで上げ脇をしっかりと締める左足を前にして構える。
『某運命な戦争のアニメで見たパンクラチオうまくできるかなそれともヘラクレスを見習ってレスリングを試してみるか』
するとポチは、ジャブとばかりに噛みついて来たそれを横に1度回避してからポチの首にタックルして神話のようにポチの首を締める。
すると今まで気配を消していたポールさんが「そこまでミクモさん依頼は終了ですよ」と声を掛けてくれた。