第十四話
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前回使用したままの鍛冶炉の周りを軽く掃除し鍛冶炉内の木炭を蓙に移し新しい物と入れ換える。
因みに使用済みでまだ使えるか微妙な物は後で錬金術の実験に使用するために虚空庫に収納しておく。
んで着火ついでに作業部屋内にある本棚から魔術関連本を取り出し内容を確認しながら術式合成の修練をする。
左手に点火を1.8位の魔力で術式待機させ、もう片方の右手にそよ風を1.2位の魔力を込めて術式待機させて魔力操作内にある属性融合、術式合成を意識しながら両手の魔術をゆっくりと近付け2つのキューブを混ざり合わせる。
スキルを認識出来ているお陰か講習休憩中の時より抵抗感がやや少なく感じ、そして両手の間にあるキューブからは点火だけでは感じられなかった力強さを感じられる。
三雲『今の所は順調 融合率も半分を越えてるし魔力属性も安定したいる』
そのまま順調に混ざりきりそれと同時に前回の霧の生成の時と同じ様にポーンと音が頭の中で響き手の中にある術式の名称を理解する
三雲「【焼却】」
どうやら狙った通りに焼却の術式を発動し右手の人指し指と中指の指先の間からやや扇状の小さくやや不安定な火柱が出ていた。
合成時に手を開いていたので念のため2本の指の間をゆっくりと閉じてみると小さな火柱が少しづつ安定してきていた。
一先ず以前魔術講習で教わった焼却は成功し知的好奇心からすこし色々と試してみたい衝動を押さえつつ本来の目的である鍛冶炉の火起こしを再開する。
以前はライター位の出力の点火で試行錯誤しながら火起こしをしたが今回は、もっと火力が高そうな焼却なので期待出来そうではあった。
少し緊張しつつゆっくりと木炭に焼却の発動点となっている指を近付けていく。
すると一部の木炭の表面から埃等のゴミが炉の奥に吹っ飛んでいく。
だがもっと魔力操作を行わなげれば行けないのかなかなか炭に火が着かずゴミばかりが飛んでいくばかりであったのでもっと精密なイメージを描き拡散気味の火の魔力を絞りそこに風の魔力で螺旋状に包み空気を火に供給しつつ収束率を上げていく。
拡散気味だった時はオレンジの火だったが収束する事で酸素の供給が良くなり青白い火に変わり火力が上昇しなかなか燃えなかった炭に火が着く。
三雲「ふぅようやっとスタートラインに着けたかなぁ後魔力操作で風がそよ風ってレベルじゃない位の風になったな後で確認しておこう」
鞴で火と空気を鍛冶炉全体回し炉内の温度を上昇させた事を確認し昨日外した強化外骨格を装着し以前中断させていた武器製作スキルのガイドを再開させ火造り〔刀鍛冶で言うところの鍛錬した鉄の棒を刀の形に成形する行程〕の行程に備える。
だいたい10分位時間を掛けて炉内の温度をだいたい900度まで上げて念のため風属性汎用魔術【風のカッパ】を掛けて前回素延べの工程で止まってしまった加工途中の鉄の四角柱を鍛冶炉の中で熱々に燃え盛る木炭の山の中に突っ込み満遍なくムラが無いように熱する。
時折出して熱し具合を確認しつつタイミングを図る。
視界内に表記された待機の文字が取り出すに代わった事を確認しやっとこで引っ張り出し金床を上に置きARで表記された形になるように叩き形を整えある程度の温度まで下がったらまだ炉の中に放り込むを目的の形になるまで繰り返す。
その時に茎も色々試行錯誤して叩き成形て造り出しARに表示された設計通りに出来たので叩いて出来た歪み直したら荒仕上げの研磨と土置きの為に一度空冷で冷す。
冷している間にうろ覚えだが土置きという工程の為に 粘土と砥石の粉、それと炭を混ぜた焼刃土と呼ばれる物をこの作業部屋内で探すか作らねばならなかった。
しかし作るとなると粘土だけは今手元に無いのでどこかで調達したければならなかった。
正直な所は連接棍棒の方にも手を着けたかったが先ずは片手半剣の完成に集中する事にした。
10分程作業部屋内を探しても見つから無く街に陶器の類いを見なかった気がする為代用品として水分が少なめの泥を使用する事にした。
キッチンの水瓶を異次元の収納庫に収納してリビングの玄関に鍵を使い廃村に移動しあちこち藁を回収しつつ角円匙を探し見つけたので今度は山に走って移動。
角円匙で浅い穴を掘りそこに掘って出た土を少しづつ戻し水の生成で水を加え角円匙で混ぜ合わせ少し固めの泥を作り藁を少し加え刻む様に混ぜてそれを持ってきた水瓶に入れる。
それを持って作業部屋に戻り砥石の粉 木炭の粉末を加え少し乾燥してきたので追加で少し水を加え良く練るそれを1度狼の毛皮で包み収納箱に入れて乾燥しないように仕舞い片手半剣が冷えている事を確認して荒仕上げの作業に入る。
幾つかある砥石の中から少し粒子が粗そうな物を回転砥石台に運び以前使った物を外し軸を外し新しい物に挿し込み台に設置する。
水車からの動力帯を回転式砥石に繋げ水車のブレーキを外し稼働させ砥石全体に水気を回し自分の立つ位置の反対側に飛沫防止の衝立を設置。
身につけているもので巻き込みそうなものがないか良く確認をし片手半剣の刀身を持って砥石の前に立つ。
1度刀身全体を見て打撃痕を確認し炭をチョーク代わりにして凸凹な場所に丸を付けそこに注意を払いつつ刀身全体を均一になるように研磨していく。
片面全体を研磨したら触診でくまなく確認したらもう片面を研磨し満足な形になったら刀身の水気を取り今度は土置き用の焼刃土擬きを準備をする。
水瓶に入れて持ってきた泥を必要な量だけ取り出しそこに先ほど研磨して出た砥石の粉末と木炭を5:3:1の割合で入れたものとを5:3の割合で入れたの物に分けて作り追加の水少しづつ加えつつ良く練り込む。
トロトロとドロドロ合間な感じになったら刀身が中空の状態になるように茎をC型クランプで挟み固定して5:3の焼刃土を下地として|薄く《大体0.1㎜から0.3㎜位》均一成るよう茎から鋒向けて木へらを使いのせ塗る。
次に少し乾燥させたら5《泥》:3:1の焼刃土を小烏丸造りに成るように鋒から上半分の位置までは両脇を1cm程鋒からは3cm程空けて刀身に焼刃土を均一に載せ刀身の下半分は片方だけ空けて刃区まで厚く塗り載せていく。
それを両面行い火床で1度乾燥されるその時に鍛冶炉内の温度にに気をつけたり乾燥中の焼刃土の設置面が最小限に成るように心掛けて乾燥させる。
スキルに従いつつ不安に成りながら乾燥完了を待ち7分位で乾燥が完了し焼刃土にひび割れが無いか確認し問題が無さそうだったので焼入れの準備に取り掛かった。
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三雲「始めてで焼刃土塗りは成功か次も成功とは限らないから気を引き締めないと」
燃え盛る鍛冶炉に水力を利用した送風機を使い仕切り板で調整しながら大量の空気を送り込み大量の炭を消費しながら一気に目的の温度まで上昇させる。
鍛冶炉内の火の様子や炭の様子をスキルに従いつつ良く観察しながら焼刃土を縫った刀身入れるタイミングを計りここだ思うタイミングで熱々に燃え盛る木炭の山の中に突き刺すような形で刀身を入れる。
火掻き棒で熱し方にムラがか無いようにいじくりながら冷却用の水を鍛冶炉の側にある湯舟に準備するただこれに関してはスキルは何も言わず山勘で20度位の物を水の生成を使い準備する。
そうこうしているうちに引き抜くタイミングになったので慌てずに慎重に熱した刀身を鍛冶炉から取り戻し直ぐさま水をたっぷりと張った湯舟に刀身を15秒程浸けて残りを空冷で冷す。
空冷で冷す次いでに変に歪んだりしていないかや剃りの具合を確認し今度は焼き戻し次いでにその辺も修正出来る範囲で直したい。
三雲「うーん造りたいのは片手半剣だから剃らないのは良かったけど若干歪んだかなぁ?さて重心とかバランスは、とふむこの辺は柄の長さとか柄頭とかで調整してと」
確認を終え空冷を済ませた刀身を再び鍛冶炉に入れて420℃位まで加熱する。
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三雲「そろそろタイミングかな錬金術使わず直せるチャンスこの1度集中しないとな」
スキル指示を今か今かと鍛冶炉の前で張り付き待つ。
ピコん。
三雲「いまだ」
しゅっと引き抜き作業台にのせ全体的に歪みをスクリュークランプで修正し固定し空冷で冷却する。
冷える合間にかなりの量かいた汗や煤埃を外の川で軽く流し、そろそろ時間なので昼食を取ることにした。
玄関を通り抜け作業部屋の出入り口から街に入り昼食を探す。
三雲『うーん汗かいたから何かしょっぱ目の物が食べたい気分やなー』
とうろうろと希望に合いそうな場所を探すもなかなか見つからず仕方がなくギルドに併設された酒場に歩みを進めた。
三雲『結局ここに来てしまったかー』
やや項垂れながらもここなら少し味が濃い目の食事にありつけるという気持ちもあり空いている席を探すしかもなるべく変に絡まれないようにカウンターから離れた席を探す。
まぁ時間的にだいたいの冒険者はクエストをこなす為に何処かに行っているので殆どがらがらで居たとしても自分のように休養日で食べに来ている低ランク冒険者や高ランクでしょっちゅうクエスト行かなくて良く暇潰しに来ている冒険者とかだと思われる。
ちょうどいい壁際で角の席に当たりをつけてカウンターの店員にメニューを注文して料金として大銅貨1枚と銅貨3枚を支払い数字の書かれた割り符を受け取り席で待機する。
午後の予定を考えつつ待つこと15分程で料理が到着する。
運んで来てくれた店員にお礼をして茶々っと冒険者向けに少し濃い目の味付けをされた料理を食べ薄いエールを飲み干し返却口に食器を返して簡易家に戻りつつ数種類の角材や板材に革紐と藁紐を数種類とそう言えば買っていなかったような気がした歯磨き道具一式を大銅貨4枚購入し帰宅する。
購入したものは板材1枚以外を全部収納箱に仕舞い茎の長さや幅を計りそれに合わせてやや大きく長く板材を切断し2つの柄の素材つくる。
それを2つとも茎の形に合わせて彫刻刀で削り平鑢でカタつきが無いように調整と凹凸の除去をする。
その調整が済んだら1度クランプで仮止めして茎ごと水力式フライス盤で5㎜の目釘穴を空ける。
穴を開けたタイミングで作業工程のミスに気がつくこのまま接着剤を着ける為にクランプを外すと接着時にずれること気が付いたのでクランプを着けたまま板の形をあれやこれやして整え幅と長さを同じにした。
接着剤はセメダインとかボンドがあるわけ無いで狼の骨を煮詰めて膠を作りそれを使用した。
接着中は、上下左右から当て板しその上からクランプでガチガチに固定して乾くのを待つ、その間に冷えた刀身からに焼刃土を砥石で剥がしたり刃の研磨を行う。
一先ず焼刃土が全体的に剥がれた時点で刀身の刃紋の有無を確認、うろ覚えな方法で製作しているため直刃にはしてあったが所々焼刃土が均一では無かったらしく所々やや波打つ感じの濃淡のある刃紋になってしまった。
まぁそれはそれでいい感じだったので作業の工程を刃の部分の研磨にシフトする。
打ち上げの帰りに購入した戟を参考に刃の両面を片方ずつ研磨の角度を気にしながら作業を進めていく。
刀身全体を研磨を研磨し終わる頃には集中が切れて水気を取り除き軽く錆び油を薄くて塗った所でへばり作業台に刀身を置いてうつらうつらしながらも装備を全部外しリビングのベットに堕ちるように倒れこんだ。
そのまま30分仮眠を取り強張った筋肉をほぐし一息つく、仮眠を取ったことで気力と集中を回復させ再び武器製作の作業に戻る。
三雲「残る作業は鞘の製作、柄を茎にはめて目釘を入れる作業、後柄紐を巻く作業かな?連接棍棒と戦鎚は焼き入れしなければ組み立てだけかぁどうするかな?でも今日出来そうなのは時間的に柄関連の作業だけかなぁ」
残り作業数を指折り数え今日中に出来そうな事の選別をしていき一先ずは片手半剣を装備して持ち歩く事は出来なくても戦闘で使用する事は出来る位の完成度を目指す事にした。
接着の工程で止めていたクランプと当て板を外し柄に片手半剣の茎に嵌め柄頭を木製ハンマーでこんこんと叩き慎重開けた筈の茎側の目釘を探す。
慎重に叩く事十数回漸く茎側の目釘穴の端を確認そこから更に慎重に叩き3/4まで穴の確認が取れたので目釘を叩き入れカタツキ等をチェックし余っている部分は手鋸で切り柄全体を軽く鑢掛けし柄紐のの代用品として藁の紐をギッチギチ巻いた。
解除していた外骨格のフレームとガントレットを装着し片手半剣を持ってリビング側の玄関から外に出て振り心地や不具合が無いか確認作業をする。
10分程上下左右に剣の基本的な攻撃パターンの9通りに振り続けてみたが問題は無さそうなので片手半剣の性能確認次いでに犬小鬼からの戦利品の槍と購入した戟も鑑定して性能確認をした。
《鍛造鉄の片手半剣|武器種 直剣・両手剣・片手剣|tearⅡ|攻撃力 105|耐久値 500/500|要求筋力50器用30魔力-精神-|ステ補正筋力C+器用D+魔力-精神-|与Dダメージ倍率 斬1.2打0.75突1.0魔0.5|重量 3.5|なし|丁寧鍛錬された鉄を使用した剣製作者の趣味により鋒両刃造りと呼ばれる異国の刀に使われる造りにされている》
《鋳造鉄の戟|武器種 長柄武器・戟|tearⅡ|攻撃力 95|耐久値 450/450|要求筋力50器用75魔力-精神-|ステ補正筋力c-器用C+魔力-精神-|与Dダメージ倍率 斬1.0打1.00突1・5魔0.5|重量 3.5|なし|この武器矛と戈を合われた異国の斧槍一種で量産性の高い鋳造に焼き入れと焼きなましで強靭性を高められている、》
《犬小鬼鉄の短槍|武器種 長柄武器・槍|tearⅠ|攻撃力 64|耐久値 145/250|要求筋力10器用15魔力-精神-|ステ補正筋力E-器用C+魔力-精神-|与Dダメージ倍率 斬1.2打1.00突1.25魔1.0|重量 2.5|なし|通常の鉄を犬小鬼種族の秘伝で精錬され鍛えられた槍、苦肉の策で穂先がやや細長く切断と刺突両方に適した形になっているそして低身長の種族以外だと柄が少し短い》
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三雲「うぅーん某狩りゲームと比べるといまいちだけどRPGで見るとそこそこの性能か?」
戦利品、購入品、製作物の性能確認を終え時間を確認すると季節によっては後1,2時間で日も暮れる位の時間体にはなっていた。
夕食にするにはまだ早そうなので余った時間魔術の特訓に当てた、作業部屋の魔術の本を読みながら【光の矢弾】【光の雷撃】【影の矢弾】【影の雷撃】を取得。
それにそれぞれの基本属性の【矢】【刃】【槌】【投擲槍】【突撃槍】【玉】【爆弾】【盾】【壁】を取得していく。
【矢】と【刃】【玉】を覚えたのは、自身の固定概念で初級の魔術だと思って収得した。
【槌】は、認識上では中の下位の認識だけど刺突と斬擊と来たから打撃もと思い収得。
【盾】【壁】は、単純に防御の為に取得。
【突撃槍】は、本には矢弾の上位互換として記載されていたので取得。
【投擲槍】は矢の上位互換らしいだったらしく突撃槍を取得した次いでに収得。
【爆弾】は風の弾の収得過程でミスって風の爆弾を取得したので他も取得した。
それと同時に同時発射数を10から18に増やし尚且つ質を上昇させた。
集中して練習していたので気が付けば時間が19時を回っておりすっかりと暗くなっていた。
簡易家に戻り装備を外し作業部屋の扉から街に飛び昼間と同じギルドの併設酒場で夕食を取り大衆浴場で汗を流し簡易家に戻る。
寝るにはまだ早そうなので作業部屋の本をリビングに持ってきて以前のように1時間半程光の生成を光源に読書に励んだ。
三雲「新発見!?血統魔術と言われた宝石魔術と金属魔術は土属性の上位大地属性の系統内の結晶魔術に新分類その秘密は錬金術が関わっていた?か」
三雲「外骨格の材料と製作、方法、整備の仕方なるほど...」
三雲「現在判明している古代の魔導動力炉の構造と特性の魔術属性との関連性」
三雲「おっともう22時かそろそろ寝ないと明日に響くかなぁおやすみなさZZzz」
異世界生活10日目火曜日終了
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異世界11目水曜日
三雲「グーテン モルゲンうぅーんはぁー今日は流石にクエストを受けに行くかなぁ、でもその前に戦鎚と歩兵用連接棍棒を一先ず完成させるかな」
昨日購入した歯磨き道具で寝起き直ぐに清浄やうがい等をして作業部屋に移動。
以前外した石の戦槌の柄に錬金術で作った鉄製のヘッドをはめてリベットの様な物で留めて固定する。
歩兵用連接棍棒の方は、柄を1から作らなければいけないがこれは以前この為購入したアカシアの柱材を4cm×4cm×1.8mにカットしてそれを八角形に加工する。
これで殻物と継手と八角棒と歩兵用連接棍棒の部品が完成したので戦槌と同じ要領で組み立てる。
完成した戦槌と歩兵用連接棍棒を持って玄関から外に出て両方を軽く素振をして具合を確める。
戦槌は石突きにカウンターウエイトが少しのしいかな?と思い歩兵用連接棍棒の方は地球でもこの惑星でも初めて使うのでまだ感覚が掴めないので此方は要練習かなぁという感想となった。
一先ず目的の物も一先ずの完成したので両方を虚空庫に仕舞い朝食とクエストの為に街に戻る。
作業部屋で強化外骨格を装着し盾や武器を腰や背中に固定して作業部屋の扉から街に移動し良く行く大通りで本日の朝食を物色。
クエストに行くなら少しはガッツリ目の食事にしたかったが以前バーガーを売っていた店がなく合ってもホットドッグか薄切りの肉が挟まっているホットサンド位であった。
仕方がなくクエストを探しに行くことだし併設なので時短だと思うことにして昨日は昼夕食とお世話になったギルド併設の酒場で済ませる事にした。
酒場で銅板貨一枚で少し重めの食事を取り掲示板で今のランクで出来そうな依頼を探す。
[小鬼ゴブリンの討伐
報酬 一体につき大銅1,小銅板1,石板1
※最低4体以上GH2以上複数人推奨
場所森]
[ポーションの原料の採取
報酬 1束時価
※最低4束以上GH1以上近隣の森]
[街の地下水路の害魔物モンスターの駆除
報酬 1区画小銀2枚
※GH2以上複数人推奨]は以前見たときも合ったから常駐のクエストなのかなぁ?後はと。
[港街への街道の襲撃者の調査もしくは討伐
報酬 最低銀貨一、それ以上は報告次第
※GH2以上 4人以上推奨]
[近隣の村近くに出来た小鬼のコロニーの殲滅
報酬 最低銀板貨1枚
※GH3以上 4人パーティー2つ以上推奨 要準緊急]...
三雲『流石にソロで行けそうなのは、中々無いかぁ?』
討伐や調査のクエストは、複数人が推奨納品はだいたいが迷宮内の物が多く中々自分の出来る物がなく悩んでいると後ろから声を掛けられる。
???「もしかしテ、ムラサメ・ミクモ カ?」
その声に釣られ後ろを振り向きとそこには、玄龍とマキナそれと茨木の3人が一緒なって立っていた。
茨木「あんたも依頼を探しに来たのか?」
三雲「そうなんですけど中々1人で行けそうなのが無いですね」
マキナ「ソレナラ我々モサッキ同ジヨウナ悩ミヲ愚痴リ合ッテイタ所ナノデ一緒ニクエスト行キマセンカ?」
三雲「そうですねお言葉に甘えさせていただきますちょうど街道の調査と小鬼のコロニーの殲滅は気になっていた所だったんです」
玄龍「おぉそれは良かっタ私達モ、同じ事を話してたヨ」
その後カウンターで調査依頼を受ける手続きと一時パーティーの申請を済ませてギルドの外に出る。
各々ギルドに来る前にある程度の準備済ませてあり直ぐに出発が出来そうであったので互いに確認すませて移動を開始する。
ギルドが指定してきた場所は、この街の東門を抜けて街道を徒歩で進む事3時間前後程ノーマル場所で移動時間が掛かりそうな場所であった。
それで移動の手段をどうするかと言う話になり意見が別れた。
茨木は、此方に来たばかりで手持ちが少なく歩きで構わないと。
玄龍は、徒歩は嫌らしく馬車や騎獣、騎竜に乗りたいが手持ちが食費や紙代に消えて手持ちがあまり無いらしい。
マキナは、どちらでも構わないがこの時代の移動手段に興味があるらしい。
因みに自分は、魔獣創造製作【魔法】を使えば熊型のゴーレムがあるので移動手段が無いわけではないし手持ちも値段によっては、1人分なら出せそうな気がしたが言い出すべきか悩んでいた。
結局魔獣創造製作【魔法】が使える事を3人ばらしてレンタルで荷馬車を冒険者ギルドで借りた。
それをマキナに一時仕舞ってもらい街の外まで運んでもらい東門から出て5分程歩いてから1度道から外れそこに荷馬車を出してもらい自分は、土を使って熊型のゴーレムを錬成し荷馬車に繋げて依頼の現場に移動を開始した。