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十話目

第33話目~第35話目まで

「確か材木は東門の近くって言っていたけどどの辺やろう」


 メインストリートの大きな十字路を右に曲がり東区画に入る。

 以前は、初めてこの街に来て冒険者ギルドを探しているときに真正面だったがちらっとしか見ていなくほぼ所見の光景だった。


『家具店にガラス細工店、生活家電ならぬ生活魔導具店それに倉庫がずらりも店の奥に並んでいる東門の先は港でもあるのかなぁ?』


 東区画の風景を見ながらも目的の材木屋を探す。


 結局東門まで歩くもなかなか見つからなく東門の衛兵に訪ねるかと思ったら丁度東門をくぐり木材を運ぶ荷車を発見してその後をついて行く。


 どうやら材木屋は、東門から入ってくると入ってすぐを左に曲がり城壁沿いに進み南に200mほど進んだ所にあった。


 只どうやらここは何件かの材木屋と家具加工所それと製材所が並んでいたしかも樹木系統魔物(モンスター)の素材も管理しているようだ、トレントや木巨人(エント)らしき物が倉庫内で天井から吊り下げられていた。


「えぇーと今必要なのは、強度が硬い木材だからどの店が正解だ?」


 素人目ではどう考えても埒が空かないので木巨人(エント)を解体している倉庫の職人で近くにいる人を捕まえて許可書を提示しながら訪ねる。


「すみませんこの辺で強度が硬い木材探しているのですがどの店に行けば良いですか?」


「あ゛ぁ゛硬い木材だぁうちは植物魔物素材専門だ二軒南に行きやがれこら」


 ここまであった人物は、丁寧口調な分類が多く足蹴にさせたのは此方にに来て初めてだったのでビビってその場から離れる、しかし教えられた通りに更に二軒南隣に移動するとその倉庫の入口枯れた広葉樹の枯れ葉が何種類から落ちていた。


『これは広葉樹の枯れ葉?ということはぶっきらぼうだったけどあの人割りといい人?』


 この状況証拠だとどうやらここが目的の材木屋のようだった。

 2,3回深呼吸をして店内に入る


「すみませーんここに硬い木材があるって聞いたのですがどなかいませんか?ー」

 その声は広い店内に響き渡りその数秒後それに対して返事が帰ってくる。


「はーい当店に何のご予定でしょうか?」

 店舗兼倉庫な店の奥からは間延びした感じの声を出しながら身長が250cm以上で側頭部から角の生えた筋骨粒々な男性が現れた。


 その男性の第一印象は、顔は、おっとりとしているものの服装の上からでも気配ななんとなく分かるくらいの筋肉量の多さとその質、それはこの男性には絶対にケンカ売ってはいけないと言う印象だった。


「えっとすみませんここに硬い質の木材が売っているのと聞いて購入をしに来たのですが出来れば硬く重い木材を探しているんです」


「硬くて重い木材ですか?そおだねーうちだとブラックウッドとかスネークウッドが輸入物かな?国内だとオリーブとかアカシアだね」


『ブラックウッド?スネークウッド?全然聞いた事が無いどんな木だ?』

「すみません今挙げた木材って見ることできますか?」


「はい大丈夫ですよ只もしブラックウッドとスネークウッドを購入を考えているなら後2ヶ月は待って欲しいですねまだ乾燥が終わっていないので」「うちで購入出来る木材は、魔導具や魔術を使わず暗所での自然乾燥がモットーなんですよ」


 ブラックウッド、スネークウッド、オリーブ、アカシアの保管場所を周りながら此方が暇にならないようにか話掛けながらもそれぞれの木材の性質を解説を聞き実物をみて解説を踏まえて今すぐ購入可能なオリーブとアカシアのどちらを選ぶか悩む。


 5分程悩んだ末武器の素材として使用する事を考慮して曲がりに強く防腐性もあるアカシアの柱材を60cm×60cm×300cmの物を大銅4枚小銅板1枚(4500円)で一本購入し 異収庫(異次元の収納庫)にしまい相談に乗ってもらった牛獣人?にお礼を言って店を後にした。


「あっニス買い忘れてるどうするかな?」

 ニスの購入し忘れを店を出て中央の十字路当たりまで来た辺りで思い出すも今日恐らくはまだ使わないと思い作業部屋に入るために人気の無い場所を探す。


 大体30分程探して南門手前で西方面に曲がりこの街で最南西の区画に衛兵用の城壁内部への出入口扉を発見してそこから鍵を使用して簡易家(マイルーム・ホーム)の作業部屋扉の鍵を開ける。


 作業部屋に入りそのまま素通りしてキッチンの蒸留水をコップに注ぎリビングで腰を下ろしテーブルにコップを置き一息つく。


「ふぅー」

 一呼吸つき水を飲み背筋を伸ばし金属加工をどうするか考える。

『さてさてさーて武器製作どうするかな鍛造か鋳造か、鍛造も金型が無いから自由鍛造だろうから素人では難易度高そうだけどスキル《武器制作》がもっと上がれば行けるか?それとも錬金術で鋳造ぽい事をやってみるか?』


 約5分前後悩みスキル《武器制作》をもっと伸ばす意味も込めて自由鍛造で小烏造りの片手半剣(バスタードソード)と回収した犬鬼の小剣(ショートソード)二振りをニコイチにしてショートからロングに造り直し。


 錬金術を鋳造代わりにして戦槌(ウォーハンマー)のヘッドパーツ、歩兵連接棍棒(フットマンズフレイル)のヘッドと連結用ののパーツを製作する事にした。


 まずは、今まで使っていた石の戦槌(ウォーハンマー)の柄舌の釘をペンチで取り除き初日に拾った酸化鉄3Kgを錬成陣の上に置いて石の戦槌(ウォーハンマー)を良く眺めて記憶してその通りに頭の中で完成図を描き錬成陣に手を置き錬成を開始する。


 酸化鉄から酸素原子を抜き鉄に変え戦槌(ウォーハンマー)のヘッドに成形するこのままでは強度等に心配なので後でまとめて錬成物は熱処理を行い強度と強靭性をつける。


 次は、歩兵連接棍棒(フットマンズフレイル)のパーツ製作此方は、犬鬼(コボルト)から押収したチタンやタングステン等色々混ざった金属端材を5.5キロ程を収納箱から取り出し錬成陣に載せる。


 本来あるスパイクはオーミットして先端に行くほど重量が増すように太くし40cm程の棍棒にヘッドと(シャフト)を繋ぐリングを1個と柄舌をイメージを描き錬成陣に手を置いて錬成を開始する。


 使用の割合をヘッドに4kg、リングに0.5Kg、柄舌に1kgの割合で使用して金属端材をねじる練るをして一塊に一度してから3つ別け錬成する。


 後日熱処理を行うのは、これで武器2つ分ただこれで4つ分錬成したのでがっつり魔力を消費しているそれと同時にかなりの集中力を消費したのでリビングに戻り少し早めの昼食と休憩を一時間程とり次いでに魔力回復向上に瞑想をする。


 瞑想のおかけでかなりの魔力を回復して集中力もある程度回復出来た。


 ある程度回復出来たので次は、片手半剣(バスタードソード)の製作に取りかかるがその前に作業台のレシピ(ブループリント)素体の大剣(ベースラージソード)を確認する。

――――――

 ある程度回復出来たので次は、片手半剣(バスタードソード)の製作に取りかかるがその前に作業台と腕輪(PSD)をリンクさせてレシピ(又はブループリント)素体の大剣(ベースラージソード)を確認する。


 まず1つ目のAタイプの素体の両手剣(ベースラージソード)はスタンダードな直剣両刃のトゥハンド・ソード(タイプ)

 2つ目 Bタイプの素体の両手剣(ベースラージソード)は特殊形状な波刃の両手剣のフランベルジェ(タイプ)

 3つ目Cタイプの素体の大剣(ベースラージソード)は野太刀やラム・ダオ、大鍘刀(だいさつとう)等両手持ちの曲刀や日本刀、片刃直剣等(タイプ)だった。

 因みに1が金属素材、2が骨や爪等の生物素材、3が石や宝石等の鉱物素材だった。


『Cタイプが大分広義な印象な気がするな?けどこれはモン◯ンの太刀と一部の大剣がこれに入るのかな?そう言えばモン◯ンの初期版鉄刀が大剣枠だった気がするな』


「これは…うーん造りたいのは鋒両刃造り片手半剣(バスタードソード)はAタイプかな?研ぐ時に刀身の下半分を片方だけ研げばいいんだろうし、さてと取り掛かりますか」


 武器作業台とリンクした腕輪(PSD)で設計図素体の両手剣(ベースラージソード)A-1を選択すると体内を巡るナノマシンが反応して視界にARで必要素材、作業工程などが表示させる


 ARの表示に従い収納箱内のインゴットから3㎏分の鉄インゴットを取り出し炉に木炭を摘めて【点火(イグニッション)】で木炭を炙りなんか火を着ける。


「木炭だけだとなかなか火が付かないって聞いたけどここまで着きずらいとは…松ぼっくりが大量に欲しい」


 台所の薪を鉈で細く幾つか割り炉に入れて火の回りを良くし鞴で少しづつ炉全体に火を回し鍛冶炉内の火力を上げるここまで来るのに体感で30分位かかってしまった。


「某妖怪姫で火が落ちたら取り返しが付かないってこう言うことか!これでは某アイドルグループも苦戦するわけだ」


 鍛冶炉内の温度を木炭の発熱温度1300℃上がるように準備と同時に水桶に7~13℃の水を魔術で準備した。


『焼き入れ作業は水と油どっちが良いかわからないが今入手しやすさで水で良いか?』


 外部出力の水車を鍛冶炉に風を送るための送風機とギアをローギアで接続し鍛冶炉に送風を開始する。


 風力を随時絞りで調節し温度上げて鍛冶内に鉄インゴットを1㎏づつ入れて加熱しインゴットが加熱による白い発光をするまで待つ。


『これ溶接の機械と技術があればYo◯T◯be(ヨウツベ)のナイフの製作動画とか2次元(アニメ、ゲーム、漫画)の武器の再現動画とかのように少しは楽だったか?それとも専用の金属用接着剤でもあるのかね?』


 取り敢えず加熱された2つの1kg鉄インゴットを火箸で鍛冶炉から取り出し金床の上で2つを重ねてまとめてハンマーで叩き強引に2㎏の鉄塊に変えて再び鍛冶炉に突っ込み加熱する。


『まだ2㎏か2㎏くっつけるのにこんなに苦労するとは今度からは錬金術で1度必要な量にくっつけてから自由鍛冶で装備製作しよう』と失敗を教訓にして2㎏の鉄塊と1㎏の鉄インゴットを取り出し重ねてさっきと同じ要領で叩きくっつけるこれで片手半剣(バスタードソード)製作に必要な量の鉄一塊に出来たが本番はこれからだ。


 3㎏の鉄塊の再加熱の間にここからの作業は一人では難しそうなので転移前に読んでいた二種類のゴーレムマイスターの小説ように 金属を素材に魔獣創造製作(クリエイトモンスター)で小型のゴーレム系統の魔法生物魔法人形(マギドール)を創造しようと思う。


 気持ち補正が掛かれば良いな程度に魔法人形(マギドール)のモチーフを鉱人(ドワーフ)にした。

 スキルしよう前にコボルトから押収した金属鉱石100Kgを作業部屋に運び明確な鉱人(ドワーフ)のイメージをし残り魔力の50%を消費してSA(スペルアーツ)発動させる

SA(スペルアーツ)発動【簡易(インスタント)金属の魔法人形(メタルマギドール)鉱人(ドワーフ)】」


 SA(スペルアーツ)発動により置いてあった金属鉱石は水銀のように形を失いそこからまるで材料を選別するように一度種類別に分かれ骨格部品(パーツ)、球状間接部品(パーツ)、手足の部品(パーツ)、そして最後外装部品(パーツ)ととまるでロボ系統のプラモデルを等身大サイズで作るように簡易(インスタント)金属の魔法人形(メタルマギドール)が形成され組み立てられて行く。


 自身で使用したSA(スペルアーツ)に圧倒され驚いているうちに金属の魔法人形(メタルマギドール)の錬成は終わった。


 出来上がった金属の魔法人形(メタルマギドール)は自分の前に移動して来てこちらから指示されるのを待機し立ち止まっている


 勿論指示は片手半剣(バスタードソード)製作の補助兼鍛冶作業時の大槌使用者としての指示を出す。

 すると魔法人形鉱人(マギドールドワーフ)は、まるで生きているように頷いたもしかしたら魔獣創造製作(クリエイトモンスター)のレベルが上昇による副産物なのかもしれない。


 魔獣創造製作(クリエイトモンスター)の錬成中も3㎏鉄塊の加熱を続けそろそろ頃合いとなっていた


 火箸2本を使用し取り出し金床に置き魔法人形鉱人(マギドールドワーフ)と二人で縦方向に40cmになるように叩き伸ばし半分に折り返し加熱、十分に熱したら今度は横に叩き伸ばし折り返しを合計5セット行う。


 これで鍛錬の工程が終わりここからは素延べの作業に入る。


 そこからはひたすら片手半剣(バスタードソード)最大サイズ(全長140cm)になるよう叩いて伸ばし冷えたら熱してを繰り返す。


 魔法人形鉱人(マギドールドワーフ)には片手半剣(バスタードソード)の重心や歪みの補正ををしてもらい気が付けば夕方17時半を越えていた火造りを後日に回して本日の作業を終了させた


 簡易魔法人形鉱人マギドールドワーフに礼をして術式を解除した。


 一区切りがつき長時間鍛冶炉の近くに居たため脱水症状が出始めていたので犬鬼(コボルト)討伐前に買った食料のなかにあった塩漬けの乾燥肉とそこそこの水をゆっくり補給し玄関から外に出て河原近くで水浴びをして家に戻り作業部屋の扉から街に戻り大銅貨5枚で食料の追加と塩や香辛料等の調味料と調理用に植物油を購入。


 空腹もあり適当に店内の雰囲気が良さそうな酒場に入りメニュー表を見て本日のオススメパスタ、150g程ののラビットステーキ、コンソメスープに水代わりのエールを注文代金として大銅貨二枚をウェイトレスに支払い食事ありついた。


 昼食からこの時間までほぼぶっ通しで作業をしかなり空腹に加え疲労も加わり10時間ぶりの食事はとても美味しく一気に平らげてしまい酒場に入ってきた時と反対に腹が苦しい状態になってしまった。


『うぇぷ!少若干食べ過ぎたかな?』


『昨日はかなりの収入あったけど今日は大分使ったかな?えぇーと残りは』

 サイフの中には、小銀貨6枚大銅板貨1枚大銅貨7枚小銅貨3枚〔合計日本円73300円相当〕

「必要経費だけどちょっと使いすぎたかな?少し詰めれる所は詰めるべきか?」


現象の最優先事項は魔道具屋で購入したリアクター修理とダンジョン侵入と為の講習とGR(ギルドランク)の昇格の為のもう少し様子見をする事にし公衆浴場に入り又街の隅の扉から簡易家(マイルームホーム)に戻りベッドで眠り明日に備えた


異世界8日目日曜日終了

―――――

 異世界9日目月曜日。

「ふぁーおはよう」

「今日は、ダンジョン講習の日だちゃっちゃと身仕度済ませて冒険者ギルドに向かわへんとな」

 時間を確認すると07時50分。


 水をコップ一杯飲み河原で魔術を使い顔を洗い掛けておいた外骨格フレームを装着し兜以外の防具を装着し兜は腕輪にしまい腰と背に犬鬼(コボルト)から押収した小剣(ショートソード)と短槍それと凧盾(カイトシールド)を装着させて街に出る。


 ギルドへの移動をしながら抵当朝食を大銅貨1枚以内で見繕いギルドへ急ぐ。


 歩きながら食事を済ませギルドにに到着時間は、08時28分カウンターの方はラッシュ時間なのかどのカウンターもやや長い列になっていた。


 ただギルドの方も本日は、ダンジョン講習だからか一様対策は、しているようで講習受付と通常受付を別々にして対処していた。

 勿論ダンジョン講習者であろう列に並び自身の順番を待つ。


 列が動く時間は、一定だか減り方が不規則な事からここに並んでいるのは恐らくは、パーティー単位で並んでいるのであろう。


 そのまま待つこと8分位で自分の順番が来る。


「次の方、此方の名簿にパーティー名とその代表者名それのパーティーランク又は個人名とGR(ギルドランク)を御記入下さい」


 言われた通りにテーブルに置かれた名簿に自分の名前とGR(ギルドランク)を記入すると受付の職員は【S(ソロ)-2-4】と書かれた木製の札を渡される

「受け取りになられた方は、ギルドの演習所にお進み下さい」と促され数日前に行った演習所に向かう。


 演習所内はダンジョン講習者で溢れるとまではいかないがかなりの人数がいる。


 その人数も幾つかの集団に分かれているようだが自分は、今までほとんど他の冒険者と交流をしてこなかったのでそれらのグループが少し離れた位置で適当に情報収集をしながら時間を潰すこのにした。


 10分位グループの周辺怪しまれない程度にウロウロしながら情報を周辺した結果はどうやらグループは大まかに3、4グループに別れているようで。

 1つ目が元々この街で活動していて自分と同じように最近GR(ギルドランク)が上がりダンジョンでの活動を視野に考えて講習を受けにいる新人冒険者グループ。

 2つ目が王都から商会等から依頼でダンジョン内の素材を確保しに来た中堅の冒険者グループ。

 3つ目が田舎から出稼ぎや夢や又はダンジョンで一発当てようと考えてこの街に来た冒険者のグループ等に分かれているようだ。


 様々な思惑が巡っていなーと軽く考え恐らく以前教えて貰ったダンジョンの情報から自分は、王都グループ辺りと良く遭遇しそうだなと考察しているうちに講習の受付が終了しており講習の講師の冒険者らしき人物が集合するように声をかけている。


「あー今からダンジョンの講習を始めるのでパーティーリーダーを先頭にしなるべく僕の右側に並んで集合してくれソロの者僕の左側に適当に並んで集合してくれ」


 講習に言われるがまま言われた通りに左側に移動して何列か列ができそうなのでその最後尾に並ぶ。


「おっほん大体整列出来たようなのでこれより隣接ダンジョンの説明やダンジョン内でのルール、ダンジョン内でのポジション毎各々注意して欲しいこと等の説明を開始します」


「まず最初にこの街にあるに3つ迷宮についての話をします、1つ目は地下遺跡型の下降迷宮(ダンジョン)の魔導研究所、特徴としては通路上又は室内にゴーレムやスライム、ホムンクルス、ガーゴイルにキマイラ、ゾンビにスケルトン等の魔法生物に分類されるモンスターが出ることが特徴のダンジョンですここでの産出物は主に鉱物資源に時折旧世代で開発量産された魔道具が状態がまちまちですが産出されている」


「続けて2つ目が塔型迷宮(ダンジョン)の亜人の住処と呼ばれる迷宮(ダンジョン)でここの特徴は、各階層に小鬼(ゴブリン)小犬鬼(コボルト)大鬼(オーガ)獣巨人(トロール)等大小様々な亜人系統の魔物が生息している、ここでの産出物は各々(それぞれ)の亜人の素材が錬金術や調薬の素材だったり時折魔物が持っている装備等がマジックアイテムだからそれが産出物かな?それと時折兵士と訓練の為に巡回しているので気を付けるように」


「最後、3つ目が上昇も下降も無いフィールド系の迷宮(ダンジョン)野生の伏魔殿(パンデモニウム)、ここの特徴は、様々な生物群系(バイオーム)を有した広大なフィールドにその土地の気候や環境に合わせた迷宮(ダンジョン)生物(モンスター)が生息している代表例は、草原の突撃猪(チャージボア)草原走竜(グラスランナー)や山岳の真鷲獅子(グリフォン)、森林の角兎(ホーンラビット)殺人雀蜂(キラーホーネット)、海洋の海大蛇(シーサーペント)、砂漠の弾丸駱駝(バレットキャメル)等々と上げるだけで切りがなく産出物もその環境の果物や薬草に薬茸魔物(モンスター)の肉や皮、爪に牙、甲殻等です」


「どんな迷宮でも迷宮内は、異空間だとされており出入口からでしか出入りが出来ないと言われている、一様は洞窟型、塔型は一定の階層毎に登録式の行き帰り用転移陣がフィールド型も一定距離毎に同じ様の登録制式の転移陣があるので行き帰りは心配ありません」


「補足として登録にはギルドの管理端末で登録が出来る事と本人の実力で行ける所までしか登録が出来ない他人に連れてって貰ったりした場合は登録が出来ません」


「ルールにかんしては、1つ目に迷宮内は冒険者同士の声の掛け合いを密に困っている場合は助け合い事、二つ目に迷宮内での横取りは禁止、3つ目に魔術や弓に魔導銃等のよる遠距離攻撃での最初の一撃(ファーストアタック)にカウントされない、4つ目に迷宮内での殺傷殺害も犯罪、5つ目に初心者狩りの禁止、6つ目に草パーティー,固定パーティー問わずアイテム分配は事前に決めておく、7つ目に報酬は活躍問わず均等に、8つ目に狩場の占有をしないエトセトラ」


「一様は、ギルドから緊急又はヘルプ用の魔導具を販売しているこれを使用すると半径1㎞圏内の冒険者の端末と最寄りギルドに連絡が届く様になっているので1パーティー予備を含めて2,3個購入する事を薦める」


「これで迷宮(ダンジョン)内でのマナーの説明を終了する。これより1時間の休憩を行い講習会の続きを行いその後希望者のみこの街所属のベテラン冒険者と一緒に迷宮への体験会を行う遅刻は厳禁です、では一時解散」


この言葉と共に各々(それぞれ)の冒険者達は散り散り分かれて行った。


一先ず今説明を反復復習するのに演習場の壁際まで歩き考える。

『え~と各々(それぞれ)の迷宮説明は、以前教わった事とほぼ同じだった、マネーの方も恐らくは地球(元の世界)で読んでいた小説ヒーロー・オブ・ジ・シールドの島編の話で言っていたMMOのマナーとほぼ同じなのかな?』


復習を終え残りの時間をどおつぶす考え以前確認していなかったステータスの更新確認をする事にした。

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