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契約しました

予告より掲載遅れました。

仕事の疲れがたまってます。

鮮やかな土下座に拍手を送る影さん。

また何かしたのかと、あきれた視線をナユタに送る僕。


ナユタの説明を聞くと、以下の通りだった。

魔圧とは一度の魔法に込められる魔力量の上限のこと。魔圧の数値が高ければ高いほど、一度の魔法に使える力が増える。同じ魔法でも込める力が強ければ威力がかなり変わる。


そして、魔法を使う原理としては、①魔力を用意する。(魔力は自分でも自分以外でも良い。)②必要な魔力を集める。(ここで魔法に必要な量の魔力を込める)③魔力に指向性を持たせる。(どんな魔法にするか決めて変化させる。)④魔法を発動させる。


弓で例えるなら、矢筒に大量の矢がある。しかも状況に応じて使い分けられる選択しもある。矢を装填する弓もあるが、弓に力を与える玄がない。それが今の僕らしい。

しかも、そもそもこの体に魔圧と言う概念をつけ忘れたとも言っていた。なんだナユタのチョンボですか。


ここで、一つ疑問が湧く。魔圧がないのになぜナユタを召喚できたのか。しかも神界に穴を開けるくらい協力に。


「ああ、それは影さんの影響ですね。ダークマターになった影さんの能力にチャージと言うものがあります。ややこしい説明は省きますが、感情の高ぶりで立ち上ろうとした魔力は本来行き場はありません。しかし、例外的に横に影さんがいました。ダークマターは魔力の通りがとても良いですからね。自然に流れてチャージされた魔力は既に私を呼ぶ指向性を持たされていたので、私が呼び出されてしまったわけです。」

細かい原理になると時間がすごいかかるから勘弁とナユタには逃げられた。


つまり、

「僕は一人じゃ魔法は使えないけど、影さんがいたら僕は魔法が使えると言うことですか?」

「その通りです。しかも影さんのチャージできる量には上限はありません。ケイタさんのとんでも魔力と会わせたら、歴史が変わることもできますよ。でも、ゼグシストの魔力枯渇にも繋がるので控えていただけたらと思いますが。」ナユタは苦笑いを僕に向ける。

まあ、世界をどうこうしようとは思わないから心配はしないでほしい。

しかし、魔法は使えない。せっかく異世界に来たのだから魔法使いたい。なんなら、異世界グルメ食べたい。異世界の珍百景見てみたい。エルフのお姉さんやケモ耳お姉さんも見てみたい。と思うのは欲張りだろうか?

「えっと、影さん僕はここを出てこのゼグシストと言う世界を色々見て回ろうと思います。しかしながら、僕には力はあっても、生活のスキルがあっても、この世界を回る技術がありません。生き残る術もありません。情けない話です。ですので、僕と一緒に世界を回りませんか?袖すり合うも多生の縁です。影さんさえ良ければずっとパートナーでいてくれるとありがたいのですが。」



影さんside


えぇええー、ちょっとちょっと、何を言ってるのこの子は?

一生パートナーでいてください?ぷ、ぷぷぷ、ぷろろろろ、プロポーズ!?

落ち着け私。写真ではケイタさんより10歳は年上のはず。焦るな、どどど、動揺するな、私。年上としての威厳を見せないと。でも、将来は割りと良い男になりそうな顔立ちなのよね。

初めて好きと言われてみて、悪い来はしないわね。


影さんの頭の中では、恋愛偏差値の低さの為脳内暴走とかだ否妄想が広がっていた。

そして、出た結論は。


「ふつつかもので、今は人でもありませんが、末長くよろしくお願いします。」と言う斜め上の乙女の回答。


その更に返答で、

「ありがとうございます。それでは、こうしませんか?世界を回りながら影さんを人にする方法を探すと言うのはどうでしょう?先ほど会ったばかりではありますが、影さんは優しくて良い方だと思います。一緒ならきっと良い旅ができると思います。」

ケイタはこう答えたのだが、乙女フィルター越しには━━━影さんは優しくて良い奥さんになると思います。一緒に居てくれるなら人生という旅を最高のものにできると思います。


「ふふ、ぐふふふ。」怖い笑い声が漏れでている。

このまま影さんは少しの間トリップしていたのであった。



影さんが現実に戻って来るのを待ち、ナユタの提案で契約をすることになった。この場合は主従契約。主とつか今のような関係である。

今回は魔圧が0のケイタの代わりに後見人としてナユタが術式を作る。

ケイタと影の足元に魔方陣が生まれ青白い光が放たれる。


「さぁ、ケイタさん影さんにちゃんとした名前をつけてあげてください?それで今回の契約は成立します。」


「シロコ」

次回はちょっとときが進みます。

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