会議をしました。
読んでくれているかた、いつもありがとうございます。
女神の顕現により宗全となった場もとりあえず落ち着つかせ、置いてけぼり状態の影さんに再びスイッチをいれ、ミーティングスタート。
影さんより、ナユタへ順番に質問がなされていく。
「まず、私は何者でしょうか?黒いモヤモヤで影のようと、ケイタさんは言いますが。」
「ちょっと待ってくださいね。鑑定します。ふむむ。ふむむむむむ。ふぅー。わかりました。あなたは暗黒物質です。」
え、銀◯のぱっつぁんの姉さんの料理ですか?おおオ…とか怨念じみた描写はないのですが。
「あのー、ダークマターって意思疏通できる生命体なんでしょうか?僕の世界の話では聞いたことがないのですか。」
それこそミ◯ト◯ーンの正体みたいなやつくらいしかわからない。
「ただのダークマターではないみたいです。なぜかはわかりませんが、ダークマターと言う物質に無理矢理魂…この場合は自我といっても良いでしょう。とにかく、何らかの理由でダークマターに魂を埋め込み普遍性をもとめた。しかし、そんなの普通うまくはいきません闇の中に沈められた魂はやがて壊れるか永遠に眠るはずです。」
「では、私はどうして目覚めているのでしょうか?」
「あ、たぶん私がケイタさんの新しい身体を作成する際に私のからだの一部今回は血を一滴水槽にいれて肉体形成に神の奇跡をつけ、魂を定着させ目覚めさせる神力注いで作ったんですが。…思いの外力が入りすぎてしまい、あなたが入っていた水槽に培養液が飛んでしまいまして。」
「ということは、ダークマターに神の血が入った培養液の影響で、ダークマターが安定し体になる奇跡と、魂が目覚める神力の余波で影さんの魂が目覚めてしまったと言うことですか?」
「そうなりますね。更に付け加えるなら、かなり長期間魂が闇に染められ壊されていた生で記憶のほとんどをなくしている状況のようですね。」
ふむふむ。なるほど。
つまり、ナユタがややこしい現状作った犯人か!
「あのー、私がダークマターなのはわかりました。でも、何でこんなことになったのか、もとの私、たぶん死んでると思うのですが、どうなっているかはわかりませんか?」
魂がここにある以上肉体は死んでるよな?
「さすがに、わかりませんね。例えばこの部屋であなたが何か反応するものがあれば探りくらいはできると思いますが。」
それなら、と僕は日記に挟まれていた写真を取り出し、ナユタに見せた。
「この女の子乃写真を見たら影さんの様子が急に変わってしまって。見てもらえませんか?」
写真を受け取ったナユタは目を閉じ集中し始めた。ナユタは命を司る神。写真を見てざわつく影さんの魂の生に必要な要素の奥底を覗き見る。
しばらくすると、ナユタは目を開き告げた。
「この写真とあなたの魂からわかったことは、この写真の招待があなただってことです。それ以外は真っ暗で何も見えませんでした。申し訳ありません。」
「いえいえ。そんな気にしないでください。私が何者かがわかって、ちゃんと女の子してたことがわかっただけでも救いですよ。」
「あ、でもでも、昔はともかく今のダークマターの身体を使えばいろんな事ができますよ。浴びた培養液が少なかったので、からだが間全体ではないようですし、今後もできることが増えると思いますよ。能力はそうですね…ケイタさんあの本持ってきて頂けませんか?」
そう言うと『ゼグシストの歩き方』に指を指す。
僕はナユタに本を渡すと、本が青白く光った。
「これで、今の体でできる能力を加筆できました。後で見ておいてくださいね。今後変化するステータスや増えるスキル、増減する情報は『ゼグシストの歩き方 (Χ)』を参照ください。」
これで、影さんのとりあえずの疑問はなんとかなったかな。
「ナユタ、僕からも聞きたいことがあるんだけど、ステータスの魔圧ってのが0なんですが、これって何か問題あったりします?」
「んんんんー?」
焦ったようにステータス欄を見て、僕の身体を上からしたまで見回したナユタは、スピーディー克つ軽やかにどこかで見たことのある、なれた土下座を行っていた。
今日は短めですが週末頑張りたいです。