二ノ巻:亡者
続いて二話目です! また、読んで頂き感謝です! でも…もう、ネタが尽きてきて焦っている今日この頃です(汗)
屋敷の中に入ると同時に、鼻を突く異臭が辺りに漂っていた。
「…なぁ、何か臭くねぇか?」
「辺りに血痕や肉片があるから、多分グールやゾンビの腐敗臭とみて、間違いないでしょう。」
怜の言う通り、周囲にはバケツからぶちまけられたような夥しい量の血痕、まるで食い散らしたような内臓や肉がぐちゃぐちゃにされた塊などが、屋敷内に散乱していた。
―――ガタン―――
と、奥の扉が大量の人。……否、人らしき者がわらわらと出て来た。
身体中が腐り、蛆が湧き出て骨があちらこちらと肉の隙間から見え、それでも尚人としての形を辛うじて保っていた【ゾンビ】は、修斗と怜の方へとゆっくりと近づいて行った。
「早速のお出迎えだな。あの中にグールは居るのか?」
「…いえ、グールはゾンビより腐敗していませんから、あの中には居ないと…。」
見るからに、ゾンビの集団の中にはグールらしき者は居なかった。そうしている間にも、ゾンビ達は修斗達の方へと距離を縮めて行った。
「さて、あっちも我慢出来ないみたいだし、ちゃっちゃとやるか?」
修斗は、腰に付けている二本の刀に手を掛けながら、そう呟いた。
「しょうがないですね、お待たせするとあちら様に迷惑をかけてしまいますからね。」
怜は、ショットガンに弾を装填しながらゾンビ達の方を見据えた。
そう言っている間にも、ゾンビ達は続々と扉から出て来て、遂には二人を取り囲む程の数へとなった。
「んじゃ、怜…行くぞっ!」
「修斗さん、了解致しましたっ!」
二人は、五十体は居るであろうゾンビ達の中へと、突っ込んで行った。
…今回は、グダグダ感たっぷりですみません…でも、途切れないように、努力はします!……多分ですが。