望む話を現実化
望む話を現実化
打ち捨てられた小説たち
■この文章について
今では誰も読まなくなった、インターネットの端っこに落ちていた小説と出会い、作者は、感慨深く、色々なことを考え、慮ってしまう。随筆とも私小説ともつかない夢幻混じりの筆致。
そして、貴方に、新しい世界を作ってほしいと、お願いする内容。
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インターネット。
情報の海。
今日もそこを、巡り見ていた。
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その小説サイトには、たくさんの、物語があふれていた。
中には、はるか昔の時代に、置き捨てられたかのような、辺境がある。
今では、それとも、はじめから? ――とにかく、今はもう、誰もいない。
読む人、見る人、書く人、……誰もいない。
少し、さびしい。
こういう場所が、他にもたくさん、ある――
……
考えてみれば、皆に注目され、存在していると思わせるのは、「皆が理解しやすいもの」……であった。
未知のもの、言葉にしにくいもの、――それらは、「見えなく」なる。
人間は、生物は、――認識できないものを、ないものと、する。そうしがちだ。
そう考えると、電波や空気の発見は、偉大。
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存在感だけが人生ではない、が――。
傍から、存在しないと思われる事物――、小説にしても、それ以外の……そう、例えば人間にしても。
人間もまた、誰にも、まともに認識してもらえず、「いても、いなくても、変わらぬ存在」――そういう人間もいるのかもしれない。 本当はいないが、自分が、あるいは、他人が、そう思ってしまう。
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孤独になっても、 どんな読者もいなくても、 誰も見ていなくても、 自分さえ読まなくても、
それでも、 作り続けるのは なぜ なのか 。
なぜ フィクションを つくる ? なぜ、ものがたる。
”仮想”に 生きたいからなのだ と 思う。
小説は 思いを伝えるため ――そういう使い方もある
けれども 私は 小説 いや、 物語を 「現実を超えたい」 という 思いなのだと
思いなのだと 考える。
「現実逃避」 と 表裏一体、紙一重 だと 思ってもいい。
「現実逃避」は、「現実を超越したい」 という思いが、うまくいかずに とどこおっている 状態だと 思う。
小説は いいいいいや、 ここは ライトノベルとか アニメ ゲーム マンガ を持ち出すほうが いい。
それらは 妄想 に 希望に 欲望に あふれている。
苦しむのは 「欲」 があるから だ でもない。 生物だもの 無欲になれない。
でも 私は 生まれながらに 中途半端に 無欲だった。 欲しがらない人。
それは―― 良いことではなかった らしい。
生きることにも 無欲 だったのだ。 「生きたい」 思いが 少ない。 それも生まれつきか。
私には 強欲のほうが エネルギッシュに 見えるのだが。
強欲のほうが 生物らしい と思う。 そうではないのか?
無欲は 無生物に 生まれたほうが 良かった。 私は よくよく 岩とか石とかに ――そういう ものに 生まれるのが 本当だったのでは と 思う。
―― はなしを もどそう ----
ライトノベルとか アニメ ゲーム マンガ
それらは 妄想 に 希望に 欲望に あふれている。
それが 生き物にとっての 物語の あるべきすがた だと 思う
生き物は そういう 欲望的・妄想的そして希望的 世界に 生きたかった し 生きるものと 見すえている ……気がする。
「現実」 という 言葉は いつも 冷たく 表現 される。 「現実」 は 思うようにならない ものと される。
目の前の 現実を すぐには 希望どおりに できない。
から
すぐに 作れる 世界が 他に 欲しい
すぐに! 人工的な 世界が 欲しい
―― この現実だって 人工的に 手を加え続けたの だもの
その先にあるのは 世界そのものを 作ること
が
当然 大抵の人間に そんな神通力は まだ ない
その神の力に わりと 近いのが フィクションの作者に なること だった。
ある人は 現実を クソだと 諦める
それで 気をまぎらわす ために フィクションで なぐさめる
その人は フィクションを あくまで 「なぐさめ」 だと している。
@@ 一方 また 別の人は @@ あるいは 未来の貴方は
フィクションを 現実改変の 手がかりに する
テクノロジーの 加速度的 進歩 は、 不可能を 可能にする
「可能になったもの」 を いち早く 貴方は 見つけ出す。
それは、生まれたテクノロジーを 組み合わせて 使うもの。
その組み合わせ方を あなたは 考え 見つけ出す
ちょっとずつ 改変する
フィクションは そのための 設計図 の 草案 みたいなもの
物語は 未来の 人工世界の 下書き
打ち捨てられた 小説 もろもろ データベースに まとめられ
人口世界の 管理システムに 収納
その膨大な データは、 縁の下の力持ち。 世界のAIたちを 支える
未来のAIは、 あなたたちの ことでもあるが―― 相手のことでもある。
AIたちは みなの 欲望を 理解する。 答えてくれる。 言わずとも 分かる。
修理が必要なら 言わずとも 治す 直す。
食事が 必要かつ 不必要な 身体 にも しよう。
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【仮想現実について】
仮想現実 について はなそう。
「仮想現実」 は 「仮想」 では なくなる。
「仮想現実」 は 将来的に 真の「現実」に なる。
「仮想現実」 というのは 人が一から世界を作り出す、足がかり。
すなわち
「仮想現実」 というテクノロジーの行く末に 「人工世界」 がある。
そして「人工世界」 とは 「新しい現実」 のこと。――でも 「古い現実」すら 含ませること できる。 なんでも すきなように。
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人は …… いいえ 知的生命は ――
自分自身 生命自身を 設計する 再設計する
現状の おかしさに、 物足りなさに 気づいて欲しい 。
身の回りの 色々なものが 人工物なのに 肝心の 人間が 自然物の ままだ。
改良した 人体が 欲しい。
病苦のない 身体が 切実に ほしい。
だから ひとは
身体も 作る ―― 再設計して つくる。
精神も、 心も、 性格も 作る。
そして 世界も 作る
あたらしい 物理法則 自然法則に自然体系 まで 作るかもしれない が それは 各人の お好み。
あと 30年 弱 ―― 待たなければ いけない ?
だから テクノロジーの 急速な発展を もっと もっと もっと
もっと もっと 急速に してほしい のが ねがい。
とにかく 未来の テクノロジーが 実現化 しなければ 話に ならない。
そこまで 待つか あるいは …… 今流行りの 異世界転生モノ。
死んだら 楽な世界に 転生できるか? という 薄い希望に 一途の思いを たくして 自死 するか。
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たくさんの フィクション ノンフィクション を 吸収 しよう。
そうすれば 脳は 組み合わせを パターンを 見つけるかも しれない。
新発見とは そのパターンを見つけること。
脳は 考える装置 というより 受信機だという ことも あるかも しれない。
たくさんの 受信機が 得体の知れない 情報を キャッチし 解釈して 文に書き起こす。
それらを まとめてみれば 未知の 何かに 出会えるかも しれない。
私は ……そして 大抵の大人は はなから 諦めてしまって いるから 見つけられない。 見えないのだ。
あなたは 見つけられるの だろうか ?
そこに あって 見えないもの を。
見つけて欲しい。
2017/12/20