表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
召転のルディア  作者: NTIO
壊れゆく日常
92/220

まさかの繋がり

助け出した人たちを解散させた俺は学園長に向き直った。


「こうなる事がわかっていましたね?」


俺は学園長を見上げ、疑わしげに見つめる。


「ホッホッホ、さすがに分かりやすかったかの。そうじゃよ。 ピッグトン卿を調べてみたらどうやら違法人身売買組織から賄賂貰っていたらしくてのう。このエイバで起きていた事を隠蔽していたらしい。 そこでなピッグトン卿、いやもうピッグトンか。とにかくその甥にあたるブーデルに爵位を移す事になったんじゃ。」


ん? 違法人身売買組織だと? それはもしかして‥‥。


「その違法人身売買組織ってもしかしてヴィクティムですか? 」


「お主何故知っておる? 」


俺はもしやと思い学園長に聞いてみた所当たっていたようだ。目を見開き驚いている。


「実際に盗賊達の隠れ家であったんですよ。 色々聞き出そうとしたんですが最後は自爆しちゃって何も聞けませんでした。それにしてもマジックキャンセラーは驚きました。学園長、何か知りませんか? 」


マジックキャンセラーについて何か知っていないか聞くために聞いてみたが俺がその言葉を口にした瞬間に学園長は声を荒らげた。


「なんじゃと!? いまマジックキャンセラーと言ったか! 」


「え、ええ。 他にも魔導鎧と魔導剣と言う武器も使っていました。」


あまりの剣幕に、少し言葉に詰まるが一応魔導剣と魔導鎧も使っていた事を伝えるといつも飄々としている学園長が狼狽え始めた。


「そ、それらは帝国で作られた兵器じゃぞ‥‥早急に国王陛下にお手紙を送らねば。」


なんだと? 帝国はそんな技術力があるのか? それはまた厄介な。潰すのに手間取りそうだ。


「学園長、ヴィクティムの男は他の盗賊達に聞いてみたところ教育係をやっていたらしいのです。育てられた盗賊達はまるで軍隊のような統率力でした。恐らくより多くの人を攫うためにヴィクティムから派遣されたのでしょう。ここからは僕の推測ですが、ヴィクティムは帝国が王国から奴隷を仕入れるための仮の姿ではないでしょうか。 帝国が開発した兵器を所持しており、烏合の衆の盗賊達をあそこまでにする人材も所持していることからもその確率は高いと思います。」


俺が真剣な顔で学園長にそう言うと学園長1つふむと頷く。


「そうじゃな。 しかしお主、本当に7歳かのう? ちとその年頃の思考回路からは逸脱していると思うのじゃが‥‥。」


目を細め俺を見つめてくる。見透かそうとしているようだ。

俺はそれに対して全く表情を変えず見つめ返す。

しばらくそうしていると、学園長が折れた。


「まあよい。 その事についても手紙に書いておこう。 ピッグトンの事についてはブーデルに任せとけばよいじゃろう。少し鞭を打っといたからの。明日にはここを出発じゃ。 しかしお主、そのさっきから睨んできている女の子はなんじゃ? これか? 」


何故かさっきからガルルルとばかりに威嚇しているアイリスをチラッと見てから小指を立てた。


「いいえ、私はルディの所有物です! 」


それを見たアイリスは右腕を腰に添え学園長をピシッと左腕で指差してそんな事を大声で言う。それを見た通行人の人がヒソヒソと此方を持て話しているが気にしたら負けだ。

俺は苦笑いしながら学園長にアイリスを紹介する。


「アハハ、この子アイリスって言うんですけど訳あって僕のメイドにする事になりました。訳は聞きたいと言うなら言いますが‥‥。」


「聞かぬよ、そこまで野暮じゃないからのう。 さて宿に帰るとするかのう。 ゆっくりと寝たい気分じゃ。」


そう言って学園長は宿のある方向に歩いていく。俺たちも行くとするか。


「アリア、アイリスいくよ。 明日出発みたいだからゆっくり休まないとね。」


「「はい!」」


感想、評価お願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ