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召転のルディア  作者: NTIO
壊れゆく日常
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我に力を前編

俺は、勇者としてリーデンブルグ王国を帝国と魔国から救うと決心したところで、(断じて美女とか、美女に釣られた訳でわない)


「ベルクリウス様勇者は、絶大な力を誇ると言っていましたがどんな力があるんですか?」


「うむ、【顕現せよ、神板。我の力を示せ!】」


声を張り上げ、右手を水平に振り抜くベルクリウス様。


「もしくは、【ステータスオープン】と言えば、自分の力が分かるだろう。」


え?なんでそんなに【ステータスオープン】のときテンション下がってんの?前のやつ押しなの?

言わないよ?いわないからね?


「【【ステータスオープン】】!! 」


「【【【【顕現せよ、神板。我の力示せ!】】】】 」


うそだろぉぉぉぉ!!!!なんでそんなに前のやつの方が多いの!?こっちの方、青山と山田さんしかいないし。俺たちがおかしいのか? ……いやそれはないな。皆おかしなテンションになってんだ。きっとそうだ。



……………………………………………………………………………………………………………………………………



名前 彩月 龍太       暦年《826》


年齢 16


職業 勇者(笑)


lv. 1


[体力] 101

[魔力] 101

[智力]  51

[攻撃力] 51

[防御力] 51

[耐久力] 51

[俊敏性] 51

 

スキル 妄想<lv.極> 睨む<lv.1> 歩く<lv.2>


称号 毛が生えた農民(爆笑) 召喚されし者 妄想を極めし者


………………………………………………………………………………………………


オッカシイナー、ステータス低くない?いやいやいや、早まるな俺!低く見えるだけで実は高いのかもしれないぞ!


「……質問いいですか?ベルクリウス様?」


「なんだ?」


「基本的なステータスってどれくらいか、教えてもらえますか?」


「ふむ、そうだな。平均的なlv.1の農民のステータスは[体力][魔力]共に100、[智力][攻撃力][防御力][耐久力][俊敏性]は50前後ってとこだろう。」


うぇぇぇぇ!!!俺のステータス平均的なのより1多いだけじゃん!称号にあった毛が生えた農民ってこの事か!


「ちなみに一般的な兵士は、農民の倍はあるだろう。」


……俺終わったな。もういいや、いまあるスキルの確認しよう。どうやってやるんだ?っお!意識したら出てきたぞ。無駄にハイテクだな。



…………………………………………………………………………………………………



妄想<lv.極>


妄想する時、まるで現実化のようなリアリティーで思い描くことができる。使いすぎると現実との区別がつかなくなる。


睨む<lv.1>


睨むとき相手に与える威圧感を微小上昇させる。

現在小型犬と互角。


歩く<lv.2>


歩くとき姿勢制御微小上昇させる。

こける確率を1割下げる。



…………………………………………………………………………………………………



俺のスキル何一つまともなのないよね?妄想は、あれがあれになった時に使えるけど歩くとか睨むってなに?

睨むが小型犬と互角とかケンカ売ってんの?いまならこれ作ったやつ例え神だとしても殺れる気がするよ。

称号はいいよね!見なくていいよね!いま見たら心が粉砕する自信があるよ。


「勇者たちよ、そろそろ各々のステータスの確認がとれただろう。それぞれの能力に合わせ最適な指導をするために担当のものが確認するため、ステータスを開示してて欲しい。開示する方法だが開示すると念じればよい。」


もう腹を括ろう。開き直って堂々と見せてやろうじゃないか!俺がそう考えていると、20代くらいの赤髪赤目の男性が歩いてきた。


「私が勇者様方の教育担当近衛騎士団団長、ラインハルト・ルーバーンです。早速ですがどなたが最初になさいますか?」


クラスの皆が誰いく?、お前行けよとかして行こうとしない。すると先生が


「あー、私が先にやるよ。教師として率先してやんねーといけねーからなぁー。」


おーさすが先生、無駄に男前。


「そうですか。ではお願いします。」


「【顕現せよ、神板。我の力示せ!】、開示!」


ノリノリでやんないでよ先生。見てるこっちが恥ずかしいよ。それに開示は念じればいいんだよ。

声に出さなくていいんだよ。


…………………………………………………………………………………………………



名前 柴咲 姫野 暦年《826》


年齢 29


職業 破壊者


Lv.1


「体力」 800

「魔力」 300

「智力」 150

「攻撃力」 1000

「防御力」 200

[耐久力] 500

「俊敏性」 100


スキル 破壊の心得<lv.-> 必滅の拳<lv.極> 必滅の脚<lv.極> 体術<lv.7>


称号 破壊する者 召喚されし者 暴力教師 


…………………………………………………………………………………………………



おっふ。先生破壊に特化しすぎだろ!!

なんだよ必滅の拳って絶対ヤバいだろ。

すぐ手が出る先生が持っていいものじゃありません!

没収です。これは私が有効活用します。


「これはすごいですね。lv.1で、このステータスに固有スキルとはこれが勇者か……。」


あぁぁハードル上がったぁぁぁぁ!!!先にいけばよかった~~。いやまだだ!いま行けばダメージは少ないはず!


「じゃあ次は俺だな。【顕現せよ、神板。我の力を示せ!】開示!」


っあ正義!どうせこいつもあれだろ、チートだろ。

あとお前も開示叫ぶなよ。


……………………………………………………………………………………………………………………………………



名前 斎藤 正義 暦年《826》


年齢 17


職業 装甲将軍


lv.1


[体力]2000

[魔力]100

[智力]10

[攻撃力]450

[防御力]800

[耐久力]800

[俊敏性]100


スキル 魔鉱装甲<lv.-> 不動<lv.8> 盾術<lv.極> 金剛力<lv.8>


称号 鉄壁 召喚されし者


………………………………………………………………………………………………



うん。何となく、こんなんだろーなーとは思ってたよ。

でも智力低すぎやしませんか?正義さん。

農民の5分の1の智力とか鶏くらいかな?

まっ俺はいつも正義の味方だぜ!慰め気持ちを込めて肩を叩く。

っあこいつ叩いてんの気づいてねーぞ!

こっちにきてから、更にマッスルクリーチャー化してるよね。

意地でも気づかせてやるぞ!

くらえ、必殺!烈風脚!(自称)

ドガッ!

いってぇぇぇぇぇああぁぁぁぁ!!!

なんだこいつ鉄みたいに固いぞ。っあアザができてる。俺の黄金の右足が……。

ッフ、これがステータスの差ってやつですかい。

俺は1つ世界の心理にたどり着けた気がした。


「ん?なにしてんだよ龍太?」


「いや、なんでもないさ。ただ世界について考えてたんだよ。」


「そんなやつ、ほっときなさいよ。彩月が頭おかしい事なんていつもの事でしょ。それより次は、私よ。【ステータスオープン!】」

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