召喚された2-A
ん?なんで俺ねむってんだ?やけに瞼が重いなとりあえず起きようそうしよう。
ここはどこだ?薄く暗い部屋だな広さは教室位か?
それに回りにあるの光ってるのはなんだ?魔方陣?
な、謎が多すぎる。ひとまず順を追って思い出してみよう。まず俺はいつも通りに学校にいって、あいつらと話して……授業が始まって……あ!思い出したぞたしかあのあととんでもない地震があって床が抜けておちたんだ。てことはここは、したの教室か?
こんな悪趣味な部屋があったとは……いや違うなそもそもしたは1-Aだったはずだ。それに床が抜け落ちたのに瓦礫一つないこれはおかしい。それにあの高さから落ちたのに怪我してない。誘拐されて治療されて監禁された?これも腑に落ちない。だったらなんだ?なにがおきているんだ?
「っう。ここどこ?」
すると青山が目を擦りながらおきてきた。
「起きたか青山。」
「幽霊?」
「いや彩月だよこんなときにまで変な冗談言うなよな。」
「冗談じゃないわよ。薄暗くて幽霊にみえただけよ。」
「冗談じゃないのかよ、地味にへこむなそれ。そんな幽霊っぽい顔してるかおれ?」
すると急に青山が狼狽えだした。
「え!ご、ごめんそんなに傷ついた?別にいつもの乗りでいっただけなんだけど。」
物凄い腕が降られている。てか早すぎだろ残像が見えるぞ。
「フフフフ、お前がそんな反応するなんてな。いつもなら「当たり前よあんたどんな顔してると思ってんの?鏡見なさいよ、バカ」とか言うのにな。弱点見つけたぜ。」
「っな! 」
とたんに顔が赤くなる青山。おいおい爆発すんじゃないのか?どんどんパンパンに膨らんでく。
「なわけないでしょ!バカ!アホ!トンチンカン!あれは、あんたが、あまりにも悲しそうになるからつい」
最後の方ボソボソしゃべる青山。
「あ?最後の方聞こえなかったんだけど? もう一度いってくんない? 」
あ、また赤くなった。カルシウムが足りないじゃないかこいつ?
「なんでもない!! 」
そっぽ向いちゃったよ。何で怒ってんだこいつ?
「あー、うるせーなー。ってどこだここ?」
ん?今の声正義か?やっと起きたと思い声のした方を見てみると、うお!なんだこいつ?俺の1回りほど大きい体躯、俺の胴回りほどある腕の筋肉、どこぞの鬼を思わせる顔、っあ正義だ!
このモンスターと人を足してモンスター大さじ一杯加えたようなやつは間違いない。
「おう起きたか正義! ってなんでおれにアイアンクローかましてんの?いたいいたいマジでいたい。頭弾ける~。」
ミシミシミシ。ギブ!正義さん、ギブ!ほら俺タップしてるって!いままでの人生のなかでこれ以上ないくらいに高速でタップしてるって!
あ、ヤバい天国のじいちゃんが呼んでる。今行くよじいちゃん。
「はー、お前心の声が駄々漏れだぞ。それにお前のじいちゃん朝あったからな。」
「っえ?、じゃああのじいちゃんはだ、れ? 」
「知らねーよ。それよりここどこだ? 知ってるか龍太?」
「いや、知らん。俺も今起きたばかりだしな。」
「そうか、知らないか。おまえはどうだ?光輝? 」
すると隣から、
「いや、僕も今起きたばかりだからね。よくわからないよ。」
両手を広げ、首を左右に振る。っちイケメンがやると様になってやがる。てかいつとなりに来た眩しいぞ。
「でもここがどこだかも大切だけど、今はここに誰がつれてきて、なんの目的でこんなことをしてるのかが大事じゃいかな? 」
そうなんだよな、目的があって連れてきたんだったら接触があってもいいと思うんだけど。
ゴゴゴゴゴ
うお!いきなり壁がずれた。いや、開いたのかな? なんか妙にこってんな、趣味か? すると、ドレスを着た美女が神父を引き連れてやってきた。
げ!もしかしてこいつらが俺たちをここにつれてきたのか?オカルト集団か、コスプレイヤーの集団だな。……どっちもろくなのじゃないな。
「ようこそお越しくださいました、勇者様方。わたくし、リーデンブルグ王国第一王女アリウシア・フォン・リーデンブルグと申します。此度の召喚に応じてくださいましたこと心よりお礼申し上げます。」
ニコリ、うわーうちのクラスの連中ほとんどハート撃ち抜かれちゃってますわ。ズキューンってこっちまで聞こえてきたし。正義お前もか!お前が目をハートにしてるなんてキモいぞ。怪物だぞ。ほら王女さんも笑顔ひきつってるし。
「あー王女さん、あんたが俺たちをここに召喚?したってことでいいのか? 」
すると後ろの神父が、
「貴様! 王女様になんたる態度許せん!ここで始末してくれるわ! ふん! 」
ビリビリビリ うっそ、マジかよ筋肉で服弾き飛ばしやがった。
神父って俺が知らないだけでみんなケン○ロウなんか?
「やめなさい! ロドリゲス! いいのです勇者様方は我が国を救うために来ていただいたのです。些細な無礼はとがめません。」
「しかし王女様! 」
「二度は言いませんよ。ロドリゲス。」
「はい。王女様。」
ショボくれる神父、いやロドリゲス。ちょっとびびったので、意趣返しにどや顔してみた。
クワッ! すみません出来心だったんです。だからその目を見開くのやめて、ほんと怖いマジ怖い瞳孔開いてるしこの人目力で人殺せると思いますはい。
「勇者様、ロドリゲスが失礼しました。しかしこれもわたくしを思ってのこと、ここはわたくしに免じて許していただけませんか? 」
「いえ、俺が口のききかたがなってなかっただけですので。申し訳ありません、王女様。」
「アリウシアと呼んでくださいまし。勇者様。」
「では俺のことは、龍太と。」
「はい龍太様! 」
うわーなにそのスマイル眩しいぞ!心の荒んでる俺にはむしろ毒だ!くっくるしい、もしやこれは、恋!?いやこれは平常心を失ってるだけだ。まずケン○ロウことロドリゲスをみる。うん落ち着いた。感謝の気持ちを込めて最高のスマイルを送ってみた。結果、物凄い勢いで首切りのハンドサインをされました。あーはい俺嫌われてるんですよね~。
「で、さっきの俺たちを召喚したのがアリウシア様か?ってことなんですけど。」
「あ、はい。そうですわたくしたちが召喚いたしました。」
「それは、なぜですか?」
「そういった詳しいお話は、後程いたしますので謁見の間でお越しくださいませんか。国王陛下もそちらでお待ちですので。」
「あークラスメイトたちと、相談してもいいですか? 」
「どうぞ。」
「どうする? 」
「どうするつったて、選択肢ねーぞ。」
っあ先生起きたんですね。
「やっぱりそう思います先生? 」
「たりめーだ。とにかく情報が少なすぎる。いくしかないだろ。」
「そうっすよね~。みんなは? 」
「僕は、特に言うことないね。彩月くんにまかせるよ。」
光るな目潰しに来てるだろこいつ。
「私も同感ね。彩月にまかせるわ。」
今日は珍しいことばっかだなこいつがこんなに素直なんて、ビルでもふってくんじゃないのか?
「わたしもいいよー。」
あー癒される。愛理さん寝起きかな? とりあえず撫でる。
「えへへ~。」
ヤバいニヤケ顔になりそうだ。とりあえずごまかすために聖母の如し微笑みをする。
「あんた、今性犯罪者の顔してるわよ。」
なんか青山がいってるがスルーする。正義は、しきりにうなずいていたが、あれはわかっていないときの顔なのでこちらもスルー。
「アリウシア様。相談終わりました。謁見の間どちらですか?」
「はい。ではこちらへ。」
アリウシア様が、入ってきた扉?の方に歩いてく。
「ほらいくぞ。正義いつまでうなずいてんだ。」
「俺は、龍太に任せるぞ。」
「おせーよ! 」
そしておれたちは、アリウシア様のあとについていく。
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