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召転のルディア  作者: NTIO
壊れゆく日常
27/220

お腹ナウ

感想お待ちしています。

ここは、どこだ? 俺はレーヴァテインと契約して気を失ったはずだ。

薄暗いし、定期的に鼓動が聞こえてくる。でもなんでだろう、普通こんな音が聞こえてきたらきみが悪いが筈なのにとても心地いい。


(目が覚めたようね。龍太。)

突如脳内に直接声が響いてきた。


この声は、レーヴァテイン!? 何処にいるんだ! どうなっている!?


(煩いわね、キンキン響くから大声出さないでくれる?)


ご、ごめん。って、今俺喋ってないぞ?


(いいわよ、次から気をつけてね。 それはスキルで話してるわ。で、私は貴方と契約により同化してるわ。それと、今の貴方の状況だけど女性の体内にいるわ。胎児ね。)


ちょっと待て、胎児だと!? 聞いてないぞそんな事!


(最後の確認の時に言ったじゃない。私と契約したら、貴方は貴方じゃなくなる。あなたの知り合いが貴方を見ても貴方とは気づかないわ。それでもいい?って。)


ほ、ホントだー。

でもさ! 誰が赤ちゃんになると思うわけ!?

確かに、合ってるよ言ってる事は、でもこれじゃ意味ないじゃん。

俺が成長してさあ、始めようかって、カッコつけても彼奴らもういい歳じゃん。

どうしてくれんだよ!


(それは、大丈夫よ。私を誰だと思ってるの?)


剣。


(け、剣ってそりゃあそうだけど、物凄い普通臭が漂ってくるわね‥‥。 せめて魔をつけて欲しいわ。)

レーヴァテインが、ショボーンと効果音が付きそうな声色で言ってくる。


で、なにが大丈夫なんだ?


(ああ、それは口で説明するのはちょっと面倒だからステータスって念じてみてくれる? 契約の内容もそれを見ながら説明するわ。)


分かったよ、ステータス。


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥



名前 未定 暦年《810》


年齢 0


職業 魔剣王 .勇者


lv.1


[体力]1

[魔力]1

[智力]1

[攻撃力]1

[防御力]1

[耐久力]1

[俊敏性]1


スキル 魔剣召喚 〈lv.-〉 聖具召喚 〈lv.-〉 魂喰〈lv.-〉 観測眼〈lv.-〉 以心伝心〈lv.-〉


称号 最恐最悪の魔剣の契約者 魂を喰らう者 魔剣王



‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥



‥‥いろいろと突っ込みたいぞ。何だこれは、ステータスがぶっ壊れたのか?


(いいえ、壊れてないわ。全部事実よ。最初から説明するわねまず、貴方は私と契約した事によって勇者の(笑)が取れて、魔剣王の職業になったわ。生物的な次元を底上げした感じね。感謝しなさい。)


声からでも、胸を張って自慢げなのがわかる。

うざい、でも嬉しいから何も言えないぞ。

複雑だ。


(うざくて悪かったわね、それと魔剣王は勇者より高位の職業だから。)


え! そうなの!? お前凄い剣だったんだな。


(魔をつけなさい、魔を。はあ、全く、普通はもっとはっちゃけるのに何でかしら。

頭おかしいの?)


はっちゃけなかったくらいで、頭おかしい認定しないでくれ。

それより、続き早くしろ。


(はいはい、lvは当然として、能力値はまだ生まれてもないから全部1ね。成長したら然るべき数値になるわ。スキルはこれも私のお・か・げね。詳細は自分で見て。)


何がお・か・げ、だ。

そこを強調するな分かってるから。

それじゃあやるか、スキルの詳細出てこい。

あ、出てきた。


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥



魔剣召喚〈lv.-〉


自身と契約した魔剣を同化した状態から召喚することができる。


【顕現せよ我が力、世界を恐怖のどん底に叩き込め、魔剣レーヴァテイン】と胸に手を当てながら、詠唱することで召喚することが出来る。




聖具召喚〈lv.-〉


聖なる聖気を纏った防具を込めた魔力に応じて、召喚することが出来る。


lv.1 100〜1000

lv.2 1001〜5000

lv.3 5001〜10000

lv.4 10001〜100000

lv.5 100001〜999999




魂喰〈lv.-〉


殺した者の魂を糧とし、一定の魂を喰らうと進化を促す。




観測眼〈lv.-〉


目に魔力を込めそれに応じた未来を見ることが出来る魔眼。


以心伝心〈lv.-〉


魔剣レーヴァテインと声を出さず、心の中で会話が出来る。




‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥






‥‥‥。


(なんか言いなさいよ。凄いな!とか、さすが魔剣様! とか下僕にしてください!とか。)


じゃあ言うぞ、おかしいだろ何で正反対に位置してるようなスキルを持っているんだよ!

確かにね、名前から推測出来ましたよ? でも違うと思いたいじゃん!

魔剣召喚の世界を恐怖のどん底に叩き込めと聖具召喚が不自然過ぎるんだよ!

ばっかじゃないの!?

せめて統一しろよ、ピカピカ光ってる鎧着ながら世界を恐怖のどん底に叩き込めとか言えるかー!


(仕方ないでしょ。貴方が勇者(笑)何か持っているのがいけないのよ。私のせいじゃないわ。まあ、別にいいじゃない強くなれるんだから。)


まあそうだけど‥‥。


(もう次行くわね。称号はスキルで大体分かるでしょ。飛ばすわ。それで、ここが貴方に重要だと思うんだけど今の世界は貴方が召喚された世界の16年前よ。)


え!? そうなの? いつも読み飛ばしてたから気づかなかったぞ。


(あ、あなたね、しっかり読みなさいよ。それで、私が大丈夫って言うわけ分かったかしら?)


ああ、確かにそれなら時間は掛かるが出来るな。

改めて感謝するぞ、レーヴァテイン。


(どう致しまして、それよりそのレーヴァテインっていうの長いでしょ?)


確かに鬱陶しいな


(鬱陶しいゆうな! ホント貴方一言多いわよね。それが貴方なんでしょうけどレヴィ、レヴィって呼んで。)


分かったよレヴィ。


ゴゴゴゴ

俺がレヴィと話しているとそう鳴り始めて、俺が浮かんでいる、羊水?がグワングワン揺れ始めた。


な、なんだ!揺れる〜


(あ、貴方のお母さん産気ずき始めたわね。それじゃ頑張って〜)


ちょ、ちょっと待って!

これ物凄く気持ち悪くなるんだけど!

お願い戻ってきて!、レヴィーー!!



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