いつもの日常後編
「ははは!さいなんだったなー龍太。」
バシバシと叩いてくる正義。痛って、いつまで叩いているんだよこいつ。殺す気か。
「ったくあの先生容赦ってもんがないのか。まだ痛むぜ。いつか絶対に訴えてやる。」
そんな宣言をしていると、美少女二人近ずいて来た。
「それはあんたが悪いでしょ。彩月 出席確認してるときにかったるそうに死んだ目でウォエースなんて堂々と入ってくるんだもの。ケンカ売ってるようなもんよ。」
「うるっせーな青山。それに俺はそんなキテレツな声だしてないぞ。」
「あらそう。あんまりにもゾンビみたいだから勘違いしちゃったわ。直しなさい。」
「ねえ、そこ謝ろ。ね?ね?」
「誰に?」
「俺だよ!!」
この偉っそうなやつは青山柳、黒髪で艶やかな髪をポニテにしてる10人見たら8人振り返る美少女だ。ただし!そこで騙されてはいけないこいつは見た目だけは美少女だか果てしなく性格が悪い。特に俺に。
廊下ですれ違えばわざとぶつかってきてな、なにぶつかってきてんのよとか顔赤くしながら怒るし、体育の時間なんかの二人一組でやるやつの時、組んでやってもいいわよあんた組む人いなそうだしとかのたまいながら目がアッチコッチいったり来たりして俺を見ようとしない。そんなに見たくないなら見なきゃいいのにとか思う。…………てか俺の回り残念系美少女、美女おおくね?イヤイヤ考えちゃダメだ。ほらなんか悪寒が。なんか青山睨んでるしエスパーか!そこにもう一人の美少女が涙目で。
「彩月くん、柳ちゃんケンカしちゃダメだよー。」
「いやケンカしてないぞ! うん!な!青山!」
「そうよ!ケンカしてないから泣かないで愛理。」
「そう?良かったー。」
ふふふさすがの青山もこのポアポア系美少女山田愛理にはかなうまい。したり顔でどや顔してみる。キッと音がなるくらい睨まれるがたいして怖くない。っとそこへもう一人やって来た。
「おはよう。やー彩月くんたちはいつも仲がいいね。」
「っや、仲良くないからとうとう目が腐ったか光輝。」
「そっそうよ! 私がこいつと仲いいなんて、なんてないんだから! 」
爽やかな笑顔でとんでもない爆弾を落とすくそイケメン比嘉光輝。
「まっそういうことにしとくよ。」
ガラガラ。ドカン!
「おいテメーら席つけ。授業始めんぞ。」
……先生ドア普通に閉めよ?なんかドアからなっちゃいけない音がしたよ?
「じゃ。授業始まるらしいからまた後で。」
「おう!」
「ふん!」
「はーい」
「またね」
ふー授業かー寝ようかな?でもなーあの先生だしばれたらなにされるかわからん……。
「よーし、おまえら席ついたな。じゃ教科書のP186ひらk」
ごごごごごごごごごご!!
「っな、なんだ!?」
「地震?」
「キャー!!」
「お、おいものすごい揺れてないか?」
「お前ら早く机のしたに隠れろ!!」
地震か?随分大きいな。まっ大丈夫だろ。この校舎できてそんなにたってないらしいし。
ごごごごごごごごごご、パリン!!パリン!! ピシピシピシピシ
あれ?なんかヤバくね?床にヒビ入ってるし……
俺フラグたてた?
そう思った瞬間に床が抜け落ちていってた。
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