坂本 竜馬 異聞
これからの時代は、屋内での暗殺 合戦が主流じゃ!
長い刀は役に立たん!
短刀だぜよ!
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これからの時代は、飛び道具じゃ!
従来の近接戦 用 武具は役に立たん!
拳銃だぜよ!
↓
これからの時代は、挙国 一致で外夷に対抗じゃ!
凶悪な外夷 相手に、にわか仕込みの軍事力では歯が立たん!
敵を知り 己を知らば 百戦危からず──
まずは、敵について学ぶためにも 書物だぜよ!
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「……聞いたか?」
「あぁ……。なんでも、ヤツは最近、長刀はおろか、短刀も拳銃も持ち歩いてないらしい。」
「やるなら、今か……」
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「死ねぃ、坂本 竜馬ァ!」
「覚悟ォ!!」
竜馬に駆け寄る、刺客たち──
"ズキューン! ズキューン!"
「……バッ、バカなッ?!」
「拳銃は持ち歩いてないハズじゃ……?」
竜馬は、自らの頭を指しながら答える。
「これからの時代は、ココ! 頭じゃ!
ワシの持ち歩いとる本は、本の形をした拳銃!
暗器だぜよ!」
"真" 坂本 竜馬 異聞
「死ねぃ、坂本竜馬ァ!」
「覚悟ォ!!」
駆け寄る刺客たち──
竜馬は、おもむろに懐から本を取り出し開くと──
「……盟約により、我が敵を討ち滅ぼしに顕現するぜよ!
来たれ! 炎の魔神 イフリート!」
「……バッ、バカなッ?!」
「ただの書物では なかったのか……!?」
「これからの時代は、魔法じゃ!
武具も 魔法が付与されたものと そうでないものでは天と地の差!
ワシは、魔法を極めて世界を統べるぜよ!」
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新○鮫に出てきた○○○○型 拳銃がモデル……かな?
(はじめは、本の中をくりぬいて拳銃を隠してるパターンでした。)