代償
魔力回復を行ったアーシャス!
元気すぎるジャスパー!大柄な男の正体とは?
_数日後
「んぅ…?」
ここは…僕の部屋?
「いっ…!」
なんだ?胸の辺りが痛いような…
「っ…!お坊ちゃま!起きられましたか!」
"おきられましたか"?眠っていたのか?
「セッ…セレン?ぼくどれくらいねてた?」
「2日程ですね…最も本来はもう少し寝ていないと行けないのですけど…」
あの後何が起きたんだ?
「あのあとなにがおきたの?」
「説明致しますね…」
アーシャスお坊ちゃまが魔力回復
をした後、ジャスパー様の魔力が大幅に増えました。
約3倍でしょうか…あの魔法は私達や他の貴族達はあまり知らないものだったので…何も出来ませんでした…
ジャスパー様は直ぐに私達を呼び、『部屋まで連れてけ』と命令されました。
あの大柄の男性…ルシェ・エドリックは貧民街の住人でした。ジャスパー様は貧民街の方に食料や衣服を贈っておりましたが途端に配給が無くなったそうです。
「後々わかったことですがその近くに住む伯爵家の方に食料や衣服を盗まれていたそうです」
「るしぇさんはどうなったの?」
「ルシェ・エドリックさんはあの後解放され食料も衣服も再び配給されました」
「はくしゃくけのひとは?」
「現在…尋問されております…」
尋問…かなり大事だもんなぁ…
「おとうしゃまは?」
「ジャスパー様は図書館でお坊ちゃまの使った魔法の研究をされておりますよ」
図書館で研究か…僕も行った方が分かりやすいと思うけど…
「ぼくもいったほうがいい?」
「まぁ、そうですねぇ…そうした方が研究が早くなりますし…参りますか?」
「うん!」
「~~~~~~」
ジャスパーの声だな…美声過ぎるだろ…
コンコンッ
「ジャスパー様!お坊ちゃまが起きられました!」
キィィィ
「おぉ!アーシャス!来てくれたのか!」
なんかやつれてんなぁ…寝てねぇな?これ…
「おとうしゃま!しっかりねてくだしゃいよ!」
「うぐっ…仕方がないだろう…アーシャスの魔法のお陰で力が有り余ってだな…」
魔力回復…すげぇな…
「魔力回復のこと?」
「そうだ…どうやって身につけたんだ?」
「魔力を回復しないとっておもったらできたよ?」
これは本当だ…魔力枯竭も分かった位だから…
「それで出来るものなのか?まぁアーシャスが天才と分かったんだけどな…?」
いいのか悪いのか…
「その魔法を教えてくれないか?代償が少し重いのは重々承知だが…」
「いいよ!おとうしゃまのおねがいだもん!」
まぁ教えた方が楽だろうし…
僕の負担も減る…だろう?多分…
読んでいただきありがとうございます!
初めての夕方投稿です!
これからもよろしくお願いします!






