会話ができ、ちょっとした適性も?
会話が出来るようになったアーシャス
そこに軽めの試練が!
_数日後の出来事です
「アーシャスお坊ちゃま〜?」
何故かお坊ちゃまが居ないのです!
心当たりのあるところは探したんですが居なくて…
この世界は不思議な事に魔法が使えます。
…と言っても極小数ですが…
ジャスパー公爵様は水,アシェリー様は氷ととても良いバランスです。
極稀なのが片方ずつ受け継ぐ者です。水と氷なら雪とかでしょうか?
そして今日お坊ちゃまの魔法の属性を調べる日なのですが…
「お坊ちゃま〜?お坊ちゃま〜!」
何故か今朝離乳食の後から居ないのです!
「あら?セレン?どうかしたの?」
「あっ!アシェリー様!実はお坊ちゃまがいらっしゃなくて…」
「あぁ…アーシャスならジャスパーの方に居るわよ?」
「えっ!?そうなんですか!?」
知らなかった…確かに旦なs…ジャスパー様ならやりかねません…
「それでジャスパー様とアーシャスお坊ちゃまはどちらに?」
「図書館じゃないかしら?ほら今日は魔法適正を調べるでしょう?」
「そっ…そうですね!」
そうだった…忘れてた!ジャスパー様直々にしてくれることになったんでした!
_一方その頃
ん?どうやって魔法適正をおこなうんだろ?
「おとしゃ?」
「ん?なんだい?」
「どうやってやるの?」
「あぁ魔法適正のことかい?」
「うん」
手をかざすだけとか他のファンタジーとかにあるやつでは…無いだろうな?
「それはだね?」
ゴクリ…
「最新式の機械だよ」
機械?なんでだ?
「おとしゃ なんりぇきかいやよ?」
「そうだね、人じゃ分からないところを調べるためかな?」
「とちゅはおとしゃがしゅる?」
「勿論!この僕ジャスパー様にかかれば簡単さ!」
本当だろうな…
ますます不安になるんだけど…
小説にはアーシャスの魔法適正は載っていないから何だろうな…
…ブィィィン…フワァァ
「…っ!?これは驚いた…」
何だ何だ?何か白いけど少し青いような…
「なぁにぃ?」
「アーシャス…お前…希少な人材だ…!」
「んぇ?」
「だから希少なのさ!僕は水,アシェリーは氷なのは知ってるだろう?」
「うん」
そのくらいは知っていたけど白っぽい青は何なんだ?
「この白にも見える青は…雪…つまり雪属性だ!」
雪属性?聞いた事ないな…
「何ができゆ?」
「そうだなぁ…この王国を全て雪景色にする事や…雪による災害を防いだり出来るな」
「えぇ!?」
万能すぎるだろ!?ここの雪属性!?チートか!?
「ただし!デメリットもある!」
「なぁに?」確率的に炎だと思うが…
「火や炎、火炎に近付くと溶けるという事だ…まあ簡単かな?天才のアーシャスなら」
「うん!わかりゅよ!」
ダメだな…滑舌が良くない…練習あるのみか!
「アシェリーにも伝えなければ…執事長!」
「はい旦那様」
ん?誰だ?執事長なんて居たかな?
小説の中にこの場面がないから分からないだけか…
「早急にアシェリーを呼んでくれ」
「かしこまりました」
ふむ…ジャスパーと呼ばせないんだな…
_同時刻アシェリーは
「…うん♪いい香り〜♪」
紅茶を楽しんでいた…
「良かったです!アシェリー様!」
…カッカッカッカッ…ガチャッ
「「あら?」」
「誰かしら?」
「さぁ?」
「奥様、セレン アーシャスお坊ちゃまの結果が出ましたので図書館までお願いします」
「「!!」」
「「今から参ります!」」
図書館にて
「んぶぅ〜…おかしゃまぁだぁ?」
「まだだよアーシャス〜」
「ひぃまぁ〜!」
子供の体は暇なんだよなぁ…
…ガチャッ
「おっ!きたかな?」
「んん?」
「あらぁ♪アーシャス♪可愛らしいわぁ♪」
スリスリスリ
「おかしゃやめえぇ〜」
「アシェリー様…結果を聞きに来たのでは…?」
「あっ…そうね♪ジャスパーどうだったの?」
「アーシャスは極稀にしかいない雪属性だったよ!」
「あら!今日は宴会ね!」
親バカならぬ子バカだなぁ…
まぁそれが平和でいいんだけど…
読んでくださりありがとうございます!
いつも夜遅くなので申し訳ないですが
更新ができる限り頑張ります!