騙して…相談して…
上手いことだませたか…?
あっ…そろそろ医務室の先生と話す時間だな…行くか…
コンコンッ…ガチャッ
[失礼します…]
「おお!よく来たな!ささっこっちに座りや!」
先生…元気だなぁ…
「んで要件は…あれやろ?」
[はい…僕はいつになれば声が出るんですか…?]
「それはわからんなぁ…心の問題かもしれへんし…前に受けた毒の影響もあるやろし…1度神殿に行ってみるか?」
[神殿…ですか…]
神殿って言ったら"偽"の聖女…リエラがいる場所だ…
いつの間にか彼女は聖女として神殿に住み着いているらしい…姉のリナベラは少し離れた場所にあるヴァレリアン王国に行ったらしいし…
「神殿なら聖女がおる…治してもくれはるやろ…」
[それはどうでしょう…彼女は聖神力がありませんから…]
ガッ
「何でそれを…!?部外者や1部の人しか知らんねんで!?」
[2年前…レターンさんとエラとでカフェに行った時に遭遇したんです…]
「そんで?何で聖女…否彼女が聖神力がないってどこでわかったんや…?」
[遭遇して話してる時です…神官ならあるはずの聖神力が無いのです。ましてや聖女と言われているのにも関わらず…]
「まぁそうやろな…魔法に長けてる人間ならそれは感じれる…ただな…例外もあんねん…」
[?例外…ですか?]
「あぁ…リエラ令嬢はな…聖神力の入ったネックレスを常に付けてる…だから大抵の人間は分からんのや…」
なるほど…だからレターンもエラも気付かなかったのか…
[では何故僕はわかったんでしょう…?]
「それはな…アーシャスは雪魔法やろ?つまり最上級の属性やねん…一定のランクを越すと聖神力を騙すことが出来なくなる…それでやろ」
雪魔法は確かに最上級の方だ…なんだったら回復魔法もこっちは身につけた…それも関係してるのかもな…
[僕が回復魔法を身に付けたのも関係あるかもですね…]
「回復魔法!?ってことは聖神力に近い回復魔法ってことやな!?」
[あっ…まぁそうですね…]
そんなに驚く事なのか…?否…属性にもよるのか…先生は風だから普通の属性…僕は最上級の雪…その違いもあるのか…
「これは…学園長と相談せなあかんかもな…」
[えっ…?何でですか?]
「まずな…?回復魔法が使える生徒なんて1度も出てこんかったんや…今回が初めてや…報告も兼ねて相談せなあかんやろ?」
[まぁ…そうかもですね…後は頼んでいいですか?]
「任せとき!」
まぁ後は任せるか…部屋に戻って寝よう…眠たっ…
コンコンッ
「学園長様…ジェネシス先生から相談したいことがあるようで…」
「…入れなさい…」
ガチャッ…
「失礼します学園長…」
「椅子に掛けなさい…で相談とは何ですか?」
「実はですね…回復魔法を取得した生徒が1名出てきました…」
ガタッ…
「それは本当なんですか!?」
「はっはい…生徒の名前はアーシャス・レッド・ゾルピデムです…ゾルピデム公爵の御令息だそうで…」
「ゾルピデム公爵ですか…」
ゾルピデム公爵家なら魔力回復で有名になったところですね…それもアーシャス御令息が発案したと…完全回復も発案したのはアーシャス御令息…なら異例ではありますがまだ可能性では有り得る話ですね…
「神殿には報告せずに行きましょう…それにアーシャス生徒は…声がまだ出ないのでしょう?」
「あっはい…ストレスと毒が長引いてるようです…」
「毒…?毒は2年前ですよね…?」
「毒は毒でも魔法の毒ですので種類によれば長期にわたって症状が出る事もあるのです…」
「そうですか…執事…アーシャス生徒には後1ヶ月の休暇を与えます…2年前と同じようにロイヤルルームを与えなさい…」
「学園長様…了解致しました…手配しておきます…」
ガチャン…
「また…ロイヤルルームをお与えに?」
「彼なら何度でも与えましょう…そしてそろそろあの時期ですよ…準備もしましょう…」
「あの時期…?あぁ!クラブに入部できる時期やな!」
「ジェネシス先生…言葉が戻っていますよ…構いませんけど…」
「あぁ…ごめんなさい…ではプリントの用意しときます〜!」
「言葉…はぁ…行ってきなさい…」
「はーい!」
タタタタ…ガチャン…
「ふぅ…」
アーシャス生徒には…魔法研究クラブに入って欲しいですね…私の担当するクラブですから…
楽しみに待っておきましょうか…
読んでくれてありがとうございます!
そしておはようございます!
予約投稿のお陰でかなり助かっております!
皆様…そろそろ冬になってきますね。寒暖差が激しいので体調には気を付けてくださいね!




