ホテル到着…そして事件?(後編)
さて…奴隷売買の人がどの人なのか見分けがつかないな…
「アーシャスくん?どうしたの?」
「ん?あぁ…奴隷売買の見分けがつかないなって…」
「だったら…!光乃蝶!」
フワッ…
なんだ?光る蝶?微力だけど魔力を感じるような…
「エラ…これは何級?」
「中級に上がる前だね…!」
初級から中級に上がるための最終魔法ってやつかな?
僕は…それがなかったけど…
「その光乃蝶で見分けがつくの?」
「光乃蝶が勝手に付けてくれるの!ほらっ…!」
ポンッ…ポンッ…ポンッ…!
なるほど…他の人には見えない印を付けてるのか…しかも僕達だけは見えるように…
「でもエラ…魔力は大丈夫?」
「まだ大丈夫だよ…!少し減ったけど…」
「後で魔力回復しとくね…」
―遠い所でレターンはというと―
「あのお2人…」
見た感じだととてもお似合いですわ〜!
アーシャスくんは自覚がないようですが…エラ王女は自覚してますわ!問い詰めたら答えてもらえるでしょうか…?あまり模索するのはダメですわよねぇ…
でも気になりますわぁ!
それにしても魔力回復…8年前に"まだ子供の男の子が使った"と私の国まで報告が来た時は信じてはいませんでしたが…アーシャスくんなら納得ですわね~♪
タタタタタッ…!
「レターンさん!エラが印を付けてくれましたよ!」
「分かりましたわ!確かに私達にしか見えてなさそうですわね…」
何か…少し前までにレターンがにやけてた感じがするんだけど?
「レターンさん…変な事考えてないですよね…?」
「ふふっ♪そんな訳ありませんわよ♪」
絶対に何か考えてた答えだ…!心を読もうにも魔力の消費が激しいし…読まないでおこう…
「奴隷売買の人を見つけたのはいいんですけど…どうやって拘束するんです?」
「それは…一芝居しましょう…そうした方が簡単ですわ…」
台本もないのに…大丈夫かよ…
ガヤガヤ
「離して…!」
「離して…下さい…!」
「話してくださいましっ…!」
まさか使用人の人を奴隷売買の人に見せるとは…
大丈夫か?本当の奴隷売買の人は…
「(おっ…いい女じゃねぇか!女が3人…しかも上玉!高く売れるぜ!)」
僕のことも女だと思ってんな…レターンの提案を呑んで良かった…
―少し前―
「で…どうするんです?」
「奴隷売買の方でしょう?私達が芝居をするのですわ!」
「内容は?」
まず私の連れてきた使用人に奴隷売買の方に近い服装をしてもらいます。そして奴隷売買の方と同じように私達を無理矢理連れて行こうとしてる"様"に見せるのですわ!
「後…アーシャスくんは魔法で髪を伸ばして下さいまし!」
「えっ…?なんででs」
「良いから!伸ばして下さいまし!」
「はっ…はぁ…?」
スルスルスルッ…
かなりロングだな…腰くらいまであるか?
「これでどうです?」
「女の子ですわね!服装も頼めます?」
「えぇ…分かりましたよ…」
シュルルッ
制服の女子用を魔法で作ってみたけど…似てるな…
「どうですか…?」
「まぁ!とっても可愛いですわ♪ねぇ!エラ王女!」
「うっうん!アーシャスくん!とっても可愛いよ!」
「あはは…」
嬉しいのか嬉しくないのか…
で現在に至る…訳だけど…
こんなスラスラと進みます!?
コソッ「これ順調なんですか?」
コソッ「かなり順調ですわよ…使用人達は嫌そうですけど…」
「おいゴラァ!何女3人無理矢理連れていこうとしてんだァ!?」
コソッ「あっ…あれが奴隷売買のトップですよ…」
コソッ「あら…そうですの?」
コソッ「ねぇ…まだ?まだ…なの?」
コソッ「もう少し我慢してくださいまし…」
「こっちはこっちで金稼がねぇといけねぇんだよ!」
使用人さん…演技力すご…日本なら演劇部に入れるぞ…!
「んなもん関係ねぇ!兎に角離しやがれ!」
バッ…
コソッ「使用人…もういいですわよ…後は私達におまかせを…」
コソッ「頼みましたぞお嬢様…」
「離したぞ…これで良いだろう!」
「ふんっ…お嬢さんや大丈夫か?」
アーシャス「だ…大丈夫です…」
レターン「怖かったですわ…」
エラ「あの…ありがとう…ございます…」
「(おお!やっぱり俺の目には狂いはねぇ!上玉の女だ! )」
魂胆丸見えだっ…つうの…
「お嬢さん達怪我をしているようだ…外で治療してあげよう…」
「「「ありがとうございます…」」」
ガチャン…
「……治療なんて…する訳ねぇだろ!」
ゾロゾロ…
まぁそうだろうな?沢山出てくるよな?
「まぁそうですわよね…私を連れて行こうだなんて…100年早いですわ!」
決め台詞みたいだな…かっけぇ!
「そっ…そうよ!私達に手を出すなんて…!」
まず僕男ですが?どうしろと?
「へっ…!ここに無抵抗の女がいるじゃねぇか!」
あの〜それ僕ですよ?
「(何で逃げないのですか!?)」
「(だって…逃げずにこいつを…凍らせれば…!)」
「氷柱…」
ピキッ…
「こうした方が早いと思いません?」
「アーシャスくん…1枚上手でしたわね…」
周りは…逃げようとしてるな…囲むか…雪乃壁
「あらっ…それは中級魔法ですの?」
「えっ?まぁそうですね…」
「アーシャスくん!中級魔法も使えるんだね…!」
エラ…手が震えてる…怖いのか?アイツらが?凍らせてしまおうか…
「レターンさん…凍らせてもいいですか…?」
「奴隷売買の方を?その方なら凍らしてもいi」
ピキーンッ…
「ふうっ…終わりました…」
あぁ…服とかも戻さないとな…
シュルルルルッ…
やっぱりミディアムで一つに結ぶくらいがちょうどいい…
「あぁ…!とても可愛らしかったのに…!映像でも撮っておけば良かったですわ!」
「別に…なろうと思えば魔法でなれますよ…?」
「ならいいですわ!」
「アーシャスくん…なんで最後氷漬けにしたの?」
「エラ…君が奴隷売買の人に震えてるような気がしたから…」
「あっ…ありがとう…?」
これで一件落着ならいいけど…
あの後使用人の人にもお礼を言ってホテルに戻ったアーシャス達でした。
おはようございます!
学校に行く方や会社に行く方が大勢いるかと思います!
僕は専門系の高校ですので休みなんですが…
こんな僕から言えることは「無理をせずキツくなったら一息」くらいしかありません…
ですが頑張って下さい!努力は報われる時がありますから!
では行ってらっしゃいませ!




