Duchess' past
Duchess' past
翻訳すると"公爵夫人の過去"
いつか聞きたいと思っていたんだ…
アシェリーがジャスパーと結婚する前のことを…小説には"子爵家の三女"としかヒントが無かったから…
だから今日聞こうと思ってるんだけど…
「お母様?何処ですか?」
今朝から見当たらないんだよ…多分温室で読書しながら紅茶飲んでるんだろうけど……行ってみるか
ガチャ
「お母様?」
「?あらアーシャスじゃない!どうかしたの?」
「あのですね!前から聞きたかったのですが…」
「うん,なぁに?」
「お母様の昔話が聞きたいです!出来るだけ鮮明に!」
「っ…!」
だっ…大丈夫か?昔話…というか実家の話が知りたかっただけなんだけど…
「ダメですか?」
「…いいえ,分かったわ…その代わり公爵家の人以外には言わない事…約束ね?」
良かった…聞けるんだ…
「はい!分かりました!」
私はねちょっとした子爵家の三女なのよ…裕福では無いけれどそれなりに自由はあったのよ?
…ただ…姉2人が酷かったわ…
長女のアスリー姉様は私の事を鞭で叩いたり頬をビンタしたり…暴力を振るっていたの…
次女のシェリー姉様はアスリー姉様とは逆で精神攻撃してきたわ…すれ違いざまに"汚い"や"私のものに触れないで"とか…
ここまではマシよ…一番嫌だったのが食糧貯蔵庫の隅に私を閉じ込めた時ね…鼠とか沢山いたわ…
それで見かねた優しいお父様とお母様が2人に謹慎を言い渡したわ…それで少しは懲りると…その時の私は思ってたの…思い違いだったわ…暗殺者を秘密裏に雇っていたの…私は騎士達に守られてたから大丈夫だったわ…
もっと深くの部屋にアスリー姉様とシェリー姉様は入れられたけど…
「私はね…まだ2人を許していないのよアーシャス」
グスッ…
「あら?アーシャス?」
「うぅぅ…」
「アーシャス!」
ギュゥ…
「なんで泣いてるの?私の昔話?」
「そっうですよ…そんなっ…過去があっ…たなんて…!」
知らなかったっ…!こんな悲惨な過去があるなんて思ってもなかったっ…!
「お母様…今夜一緒に寝ても良いですか?」
悲しいよりも…怒りでアシェリーが暴走しないか心配だから…聞いてるだけだけど…
「あら…良いわよ…でも寝るならジャスパーもね?」
「はい…」
もう1つ聞きたいことがあったけど…明日にするか…
読んでいただきありがとうございます!
これからも頑張ります!




