ふしぎなハンカチ
はるくんは、学校に行く途中、ハンカチを忘れたことに気がつきました。
「こまったなぁ」
はるくんが、とぼとぼ歩いていると、めがねのおばあちゃんがやってきました。
白いハンカチをひらひらさせて、
「ハンカチ忘れたんだろ、あげるよ」
と言うと、はるくんにくれたのです。
「えっ、いいの? ありがとう」
はるくんは、白いハンカチをポケットに入れました。
学校につきました。
みなちゃんが、ハンカチを忘れてこまっていました。
はるくんは、ぼくも忘れてたんだから、みなちゃんにこのハンカチをあげようと思いました。
「みなちゃん、このハンカチあげる」
はるくんが、ハンカチをわたそうとしたとき、ハンカチがひらひらおどりだして、もう1枚ハンカチがでてきました。
「あれー、ふしぎ」
はるくんは、びっくり。
はるくんとみなちゃんは、ハンカチを手ににこにこしています。