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車から思った欲望の社会と低欲望の社会 

作者: 朱珠

 この数十年のことだが、中国の経済発展は世界に驚きぐらいの勢いで伸び続いている。それと共に、マイカーを買う家庭も増えている。経済力を持っている家庭なら二台、三台の自動車を所有してる事も珍しくない。車種で経済力もしくは社会地位を見せる人はたくさんいって、ベンツー、BGWを持っていると、周りに憧れられる。

 金銭社会といわれる今の中国社会、若者はみんな一生懸命働いて、お金を稼いてマイカーとマイホームを買う。もちろん中にはこういう価値観を否定する人もたくさんいますが、殆どの人は大学卒業してすぐに、マイホームとマイカーをローンを組んでも構わないからほしい。

 日本社会を見ると、こういう現象は若者世界にないと思う。周りにいる同じ年齢層の人は、みんな会社で働いて、ワンルームを借り、好きなことをやっている。絶対何歳ぐらいまでに結婚して、マイカーとマイホームを買うという人は少ない。夢はなにって聞いたら、ないっすって答えてくる人は多い。海外旅行はいかがって尋ねったら、いいねえ、でも、外国語わからないから行くのは怖い、海外より日本のほうが安全、海外怖い、一生日本にいたいって言う人も少なくない。

 欲望ある中国社会にいる若者は生き生きしてるかもしれないが、結構疲れる、低欲望の日本社会は絶対金持ちにならなきゃというプレシャーがないから楽かもしれないが、どこか物足りない感じがする。

 欲望のある人生と低欲望の人生、どっちのほうがいいだろう。


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― 新着の感想 ―
[一言] はじめまして。 中国には昔老子という人がいて、我唯知足という言葉を残しています。 日本では、欲望を丸出しにしてその通りに生きるのは節操がない、という考えも強いし、そもそも作者さまがおっしゃる…
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