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29話 オカマってあんまり見ないよね?

「すまん!遅れた!」


 俺は待っていたまさに向かって言う。


「くくっ......実は実際に集まる時間は8時半なのだ!」


 よく聞いてみると俺は遅刻する可能性が9割5分あったから30分早く呼んだらしい。


 よくわかっているじゃないか。流石だな。



「もし俺が早く来たらどうするつもりだったんだ?」


「一緒に待つ。」


 当たり前だろ?とそう言ってまさはスマホをいじり始める。


 俺も何をしようか迷っている中で1つ聞きたいことができた。


「なぁ、ダンジョン探索許可証取るのって何かやらないといけないのか?」


「あぁ、言ってなかったか?身分証明書とかはいるけどお前の母さんから貰ってるからそれは大丈夫だ。

 後は軽い運動神経を見るのと、生き物を殺せるかだな。」


 俺はどっちも大丈夫そうだな。


「まぁ、優は大丈夫だろ。生き物とか余裕で殺してきてるだろうし、実際戦ってきたんだからな」


 まさも俺と同じような事を思っていたのかそう言ってきた。


 こいつもバスケ部だ。中々良い運動神経だしいけるだろ。問題は生き物を躊躇なく殺せるかだが...


 多分いけるだろ。そういうのは慣れだと思うしな。


 そんな事を話している間にクラスのダンジョン探索許可証を取りに行く人たちが集まってきた。


「亜里奈は来てないのか。」


 安心すればいいのかわからないが......あの夢みたいに傷つかなければいいけど。


「全員揃ったみたいだな。」


 全員揃ったみたいだ。ぱっと見25人はいるだろうか。そんな中男子は全員参加。女子も大人しい系の女子は来ていないけど基本している。


 まぁ、男子からしたらダンジョンに入れるようになるのは夢みたいなもんだからな。


 剣とか武器を持つのだって初めてだろうし。



「じゃあ行くぞー」


 と駅のホームに入っていき電車に乗る。

 そこから電車で30分程揺られ、栄えていた所から少し人口密度が少なくなっている場所に来た。


「ここから歩いて5分くらいのところだ。付いてきてくれ。」


 と全員ぞろぞろとまさの後をついていく。



 5分程歩き、1つの学校......というか廃校を変えた感じの建物に着いた。


 学校の名前が書いてあったであろう場所には「ダンジョン探索許可証取得場」とデカデカと書かれていた。


「ここだ!俺はみんなの登録をしてくるから待っててくれ。」


 と走って横に設営されているテントの中に入っていく。

 どうやらまさが全員分のインターネット登録を済ませたみたいだからまさがやりに行かないといけないんだと。


 しばらく待っているとテントからまさとガタイのいいおっさんが出てくる。


「………………」


 なにやらまさとおっさんが話しているようだけど遠くて聞こえない。


 だが、だんだんと近づいてくるにつれて声が聞こえてくる。


「....なるほどねぇ。それでこんなに大勢で来たわけね。」


「えぇ、」



 近づいてきたおっさんは遠目ではしっかりと見えなかったけど、軍服を着ている。まぁ、それはわかる。自衛隊なんだろう。

 スキンヘッドなのもわかる。自衛隊入ってると髪とか大変そうだもんね。

 なんで、顔に化粧してるの?それも結構薄くじゃなくて濃い。

 そして、ここまで漂ってくる香水のきつい匂い。いや臭い。


 そう、見た目だけならゴリゴリのオカマだ。


 だが、見た目だけではない。さっき聞こえた話し方。


 うん。オカマだな。






 出てきたおっさんは化粧をしたオカマでした。




コンビニで後ろに並んだ人がオカマでした。おっさんがフリフリのワンピース着てました。


人の趣味にどうこう言うつもりはありませんが香水つけるのやめようぜ。

加齢臭と混ざって臭くなってるよ。

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