27話 民間人でもダンジョンに入れるようです。
タイトル変えようと思ってるんですけどいい案ないですか?あったら感想に書いてくれると嬉しいです。
結局夏休みはしっかりと貰えることになった。
特例の措置だと聞いた。テストでしっかり点を取れていたという事もあるが病気とか自分の都合で休んだわけではないと判断されたからだ。
『それでは今日のニュースです。本日、国会でダンジョン法が可決されると発表されました。それについて、私たち民間の人もダンジョンに入ることが出来るようになるとのことです。』
『では次のニューs……』
「お兄ちゃん!ダンジョン入れるの!?」
「入れるんじゃないかー?てか口の中にあるもん食べてから話せ。」
「いやー、うちにはチートみたいなのがあるからダンジョン攻略楽になるね!」
「そのチートって俺のことか?」
「そのとーり、よくわかったねお兄ちゃん。」
うちの妹がアホすぎる。大方ダンジョン入ってクラスで目立ちたいだけだろうけど。
今は夏休みだ。正確には夏休みが始まって2日目の朝。
俺もだいぶ元の生活に戻れるようになった気がする。
最初、帰ってきてすぐの頃は夜中に何度も起きてしまうことがよくあった。
ダンジョンの中で常に気を張っていたからだろう。
ちょっとした気配が近づくと起きてしまった。
ちなみにリューネはしっかりと俺の部屋にいる。俺の部屋って言うか...俺の押入れ?
もうドラえもんだな。ドラえもんみたいに押入れの上に住んでいる。
本人曰く、秘密基地みたいで楽しい。ご飯も持ってきて貰えるし、トイレは姿隠せばいけるし、お風呂も夜中入るから大丈夫。意外と快適。
だそうだ。
一度はやったことある人なら分かると思うが結構埃っぽいんだよね。押入れって。
だけど「いや、生活魔法でクリーンって魔法があるから」
って言ってお掃除魔法クリーンで綺麗にしていた。
「部活もないし、課題も全部終わった。後はまったりぐーたら過ごすだけだな!」
3ヶ月間の間、スマホも見れていなかったので当然「なる」も読めていない。
3ヶ月溜まった分をこの夏休みで見ていくつもりだ。
毎日投稿している人は100話くらい進んでいる。
「めっちゃあるなぁ。」
その中でも俺が読んでいた作品が3ヶ月前から投稿されていない作品もある。
さぁて、読むk
「お兄ちゃん!!ダンジョン法発表されるよ!下に来て!」
扉をものすごい勢いで開けて入ってきたのは妹だ。
そして、俺の腕を掴んで引きずっていく。
引きずられる俺の後ろをリューネは光学迷彩で隠れながらついてくる。
「はい!見よ!」
俺は仕方なくテレビを見る。
『1つ目、ダンジョンに入れるのは15歳以上とする。義務教育中はダメです。
2つ目、ダンジョンに入るためにはダンジョン探索許可証が必要です。ダンジョン探索許可証の説明はホームページに書いてあります。
3つ目、ダンジョンに入り、魔物を倒した人が罪を犯すとその罪は一般人の10倍になります。以上です。』
簡単に説明してくれている。
けど......隣でジョーのように真っ白になっている妹を見る。
妹はまだ中学3年生、ダンジョンに入れない。
「受験終わったら頑張れ。」
俺はそう声をかけて自分の部屋に戻る。
戻ると部屋に置いてあったスマホに電話がかかりまくっていた。




