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25話 リューネと亜里奈

 結局夜の7時まで学校に居て、帰ろうとしている時にリューネの存在を思い出した。


「ほんとにすまん!」


 俺は屋上でリューネに土下座している。

 6時間もほったらかしにしてたし当たり前だと思う。


「べつにー?楽しそうだなぁとか思ってないしー?私も混ざりたいなぁとか思ってないしー?」


 めっちゃ引きずってんじゃん...もうバラした方が良かったか?

 てかこいつ住むとこないから俺の家来るしかないんだよな。


 猫拾ってきちゃった感覚で家に住まわせれないかな?


 まぁリューネ自身見えなくできるし俺の部屋にいる時は解除してればいいかな?


 今はそれより謝ることが先決だな。



 そのあと美味しいもの食べさせてあげることを条件に許してもらった。


「んじゃあ、帰るぞー」


「わかったー」


 こいつもだいぶ言葉が柔らかくなってきたな。俺の言葉遣いが移ったのかも知れないが


 ちなみに亜里奈は先に帰ってもらっている。

 しぶとく「一緒に帰ろうよぉー」と言われたが用事があると言って先に帰らせた。


 はずだったのに......



「ゆーくん...隣にいる女はだぁれ?」


 曲がり角の先にいたのは亜里奈だった。


 顔は笑顔だが、目は笑っていない。身体も左右に揺れながら近づいてくる。


「ひぃ!!」


 隣にいたリューネは亜里奈の事を見てびびっているようだ。普段魔物を見てもビビらないリューネだけどそんなに怖いか。


 怖いな。


「その女だれなの!ゆーくん!」


 と俺の肩をがっしりと掴んで揺さぶってくる。


「誰って言われてもー、ダンジョンで出来た仲間?」


「ナカマ?なかま?仲間!!」


 闇落ちしそうな亜里奈が光側に戻ってくる。

「そう、仲間。」


「付き合ってるとかは?」


「ないない。なぁ、リューネ」


「え?うん付き合ってないわよ」


 亜里奈は俺に背を向けて歩き出すがぐるん!と俺に向き直って「どんなことがあったかしっかり説明してもらうからね!」



 夜遅いけど何故か俺の部屋に亜里奈がいる。説明するためだけどなんで今日?


 亜里奈の事は俺の家族も知っている。両親は俺が生きて帰ってきて喜んでいたが俺の後ろにいた亜里奈とリューネを見て何かやばいと思ったのかリビングに引っ込んでしまった。


「で、説明してもらうわ。」



 それからリューネとあってから今までの事を全て話す。

 学校で話した事も亜里奈は聞いていたけど、その話した事は戦いだったりそんな事なのでリューネの事は少しも話していない。


「ふーん。じゃあほんとに何もなかったのね?」


「あぁ、」


 よかったー、若干病んでた雰囲気が消えたー


「それじゃあ今日は遅いしもう帰るわね。」


「送ってくよ。リューネはどうする?」


「私はここにいるわ。」


「おけ、じゃあ待ってて。」


 俺と亜里奈は家から出て亜里奈の家まで送っていく。ここから最寄駅まで歩いて電車で少し言って5分くらいのところまで送っていく。


「じゃあね。リューネさんとは何もないようにね!」


「当たり前だ。3ヶ月何も無かったんだ。大丈夫だよ。」



 そう言いながら俺たちは別れ、俺は家に帰る。


 また今までの距離を歩いたり電車乗ったりするのもめんどくさいから俺は天駆で家に帰る。




 ♾酔っ払ったおっさんside♾

「ひっく、今日も飲みすぎたなぁ、ひっく。」


 毎日毎日仕事して、帰りに飲んで家に帰る。

 いつまでこんな生活してればいいのか。


 ダンジョンが出来て世界が変わるかと思ったのに何も変わらない。

 ただ、石油とかの値段が高くなってることだけだ。


「なんだ、ひっく、あれは」


 私が空を見上げているとそこには空を駆ける人の姿が目に入った。


「酒、飲みすぎたか。遂に幻覚まで見えるようになっちまった。」


 早く帰ろ。

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