表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

銀河特急地球ー北極星行き

銀河特急地球ー北極星行きに乗り星の女神に会いに行く僕の幸せ探しの旅を楽しんでくれると有難いです。

僕は…

お母さんが大好きだ…



そして…

お父さんは大嫌いだ…



お父さんとお母さんは、愛し合って結ばれた筈なのに…いつも、お母さんを泣かせていた。


リストラをされた頃から、暴力を振るいだし。


パートで働くお母さんの、給料を持ち出しては、お酒を飲んでいた。


ある日、いつもの様に、お母さんを殴り、蹴りあげていた。


小学生になったばかりの僕は、お母さんを庇うため、お父さんの前に両手を広げたちはだかった。


そんな僕を一瞥したお父さんは、


「邪魔だ!どけぇ!」



と僕にまで、暴力を振るった。


お母さんは、暴力を振るわれる僕の上に覆い被さり、必死に僕を庇った。



この事がキッカケでお母さんは、お父さんとの


離婚を決意した。


お母さんとの二人だけの生活が始まった。


お母さんはパートを掛け持つ様になり




僕の大好きなお母さんは窶れていった。



僕は少しでもお母さんを楽にしてあげたくて。


アパートの掃除や洗濯。頼まれた買い物等を手伝った。


二人で晩御飯を食べる事が嬉しかった。

だけど…

お母さんは日に日に疲れていく。

僕の大好きな栗色の髪の毛も無造作に束ね、化粧っ気の一つもない。


小学4年生のクリスマスが近づく。

お母さんは「何か欲しいものあるの?」

って聞いてきたけど「なんにも要らない」


「それじゃサンタさんが困るわよ」


「良いよ。」


本当に何にも要らなかった。


只お母さんの笑顔があれば。






その年のクリスマスイブに、


サンタさんへ何もお願いをせずに、

眠りについた。







そして、不思議な夢を見た。






その夢はサンタさんが、僕の枕元に立ち、僕を覗き込んで呟いていた。



「この子は、何も欲しくは無いのかな。不思議だ。」



僕は、飛び起き、

サンタさんに、本当の願い事を言った。


「サンタさん…

お母さんを幸せにして下さい。」


白い髭を撫で付けサンタさんは、優しく僕に語り掛けた。…




「その願いは…

ワシでは無く…

星の女神に頼みなさい。


直接会いに行くと良いじゃろ。」



と…僕に何かを手渡した。


「それは、銀河特急の特別席の切符じゃよ。…


但し…今年は満席で…

その切符は、来年の、クリスマスイブの乗車券じゃ。…


このまま君が。

良い子にしていれば、来年のクリスマスイブに迎えに来るじゃろ。」



と…僕の頭を撫でてとなかいの引くソリに乗り空へと飛んでいった。




目が覚めて僕は右手に違和感を感じた。


僕の右手には、





銀河特急地球ー北極星の特別室の往復乗車券が握られていた。






そして、小学5年のクリスマスイブ、アパートの前に


列車が止まった。



ドアが開きそこには、車掌さんが、たっていた。





「乗車券を…拝見…」


僕は、乗車券を差し出すと。




「今年は2人も

特別室のお客様がいらっしゃるとは…」




とうやうやしく、

僕を案内した。


特別室の中はとても綺麗で美しかった。



一人の女の子が

ソファに座っている。


その女の子が振り向く。








「あきちゃん…」






同じクラスの女の子だ。

太陽系をでるまでは、

各駅停車次の停車駅は月に止まります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ