フラグを建てるのは神様の仕業?
色々矛盾ごあると思いますが、すいません限界です…。
側室舞子側の「神様」と私達を転生させた「神様」は別神だと分かった。
「けどさ、舞子側の「神様」が、舞子の思い通りにするためにトリップさせたのは良いけど(良くは無いけど)、私達を転生させたのは何でだろ。邪魔な私達をわざとらしい転生って事でしょ。」
「そうだよな、舞子側の神様が不利になる。てことは、舞子側の神様と仲違いでもしてるのか?」
その仲違いで転生させられたこっちの身としては迷惑極まりない。てか、迷惑でしかない。
一体何で仲違……仲が悪いのか、喧嘩なのか知らないけど、他人を巻き込むなよ。
「一度ね、夢に誰かが出てたのよ。多分彼がそのどちらかの神様だったのよ。」
「俺も見たんだ。だが、レイの言う特徴と違うから……別の神様だったのだろう。」
「何か話がまた着いて行けない……」
「んー、でも嫁さんまだマシだよ。トーテム…じゃない、あいつら寝てるもん、ずいぶん前から。」
そう、下っ端隊員達は話に着いてこれなくて眠っていた。正座中の坊主集団もうとうと…しているが、足の痛みで眠りこける程では無いようだ。
ダメだぞ、眠ったらマミィの雷が落ちるやも知れないから。
「静かだと思ったら……」
「ぐっすりだな。」
丸くなって寝ている姿はとても可愛い。大きめの猫や犬が一ヶ所に固まって寝ているのはなんとも微笑ましい。
「オホンッ……詰まりは今回の襲撃も、前回の襲撃も、側室舞子が絡んでいる……と、言うことでいいの?」
「そうね、なんだか幼稚過ぎるけれど……その線が一番濃厚ね。」
「だが、他に犯人はいるかもしれないな。」
「何でその側室はそんな事するんだ? バレたら自分の身が危ないことは分かるだろ。」
「バックに大物が居ると人って有頂天になるものだよ。特に彼女は大雅のハーレムendを望んでた。その大雅を利用してこの世界の支配者にでもなるつもりなんじゃないの?」
そう言うとランは顔をしかめた。分かるよその気持ち。
「自分の子供を道具にしてるのか?」
「今はまだそんなに口出ししてないと思うよ。けど、それもソロソロ時間の問題かもね。仕掛けて来たなら尚更……」
きっと側室舞子は原作のシナリオ通りにしつつ、邪魔な者は消すつもりなのかも知れない。
「ん?何でだよ…」
「よく思い出してみて。『藍苺』の生い立ち。それにキャラ設定で、『過去の事件で心に深い傷を負う』ってあったでしょ? それに、私の死亡フラグをへし折る簡単な方法も有るしね。かなり気に入らないし、そんな方法望まないけどね。」
あんなこっちから方法願い下げだ。
「そして今回の襲撃は「九尾狐の呪詛を解く為の討伐」だったのかも知れないよ。それにしてはお粗末な討伐隊だけどね。」
あの宰相の息子達を寄越したのは、邪魔な者を消すために丁度良い捨て駒だろう。宰相にとっても頭の痛い息子達だろうから。あの陰険ジジイならやりかねない。
それに変態兄は幼い子供をいたぶるのが好きなのだ。私や藍苺が居れば……殺されても不思議じゃない。
出来の良い末息子……私に言わせれば、3番目の息子が中々の曲者だと思うけど、3番目はマトモだからなぁ…父親の事大ッ嫌いだからその内家を飛び出すんじゃないか?
えっと…宰相のジジイが末息子が出来が良いとか自慢してたんだけどね、実際はジジイに従順なだけなんだよ。アイツが宰相を継いだら本当に国は潰れるよ確実に。
それを見越して奴等を寄越したのなら……
私を助けるだなんだ言っていた割りには随分とお粗末な……殺されても良いと思い直したか?
「(ただ単に忘れていただけの様な気もするけど……)」
そんな事を考えている間に話は進む。
「ランちゃん…よく聞いてね。」
「それに、この世界はゲームじゃない。」
「何だよ皆改まって……」
「藍苺………私の死亡フラグは、原作のシナリオでは……みんな藍苺繋がりの物なんだ。」
藍苺を庇って死ぬのが半数、その他の藍苺を助けに行って死亡が3割、残りは二人揃って死亡……確かに死亡フラグのデパートだ。
しかも、死亡のレパートリーも豊富にあるので……止めよう…うん。
ホントは言うつもりは無かった。けれども秘密にしているのは今後どんな事態を招くか分からない。最悪知らぬ内に何か良からぬフラグを建てかねない。それは回避したい。
「勘違いしないでね、私は誰かの為に命を棄てることなんかしないから。(それは単なるエゴでしかない)」
誰かの為に命を投げ棄てるのは、エゴでしかないと私は思う。遺された者はどんなに哀しいか…まだ私には分からない。けれど、そんな思いを藍苺にさせたくない。だから私は理不尽なシナリオ通りになど死んだりしない。死んでたまるか。
「……俺はシナリオをあまり覚えてないんだ。だから教えてくれ。だから……何がなんでも回避しよう紅蓮。」
「最初からそのつもり♪」
そんな新たな決意表明をしているとちょっと静かにしていた両親達が…というかマミィが、
「二人はいつも通りにしててくれて良いのよ? あの側室舞子は私が成敗……どうにかするから♪」
「うん。これはマジギレだな。」
「当たり前よ。あの舞子とは怨念……いえ、因縁が有るんだから!」
「燃えてるね、いつになく……」
「何かなったなコレは。」
まぁ、側室舞子のお陰でその他の側室達は私達親子を総攻撃していたから……も有るのだろう。それとも、私が生まれる前に何かあったのだろうか?
「あんの性悪……私のお茶に毒を盛ったのよ。それもウンッと強いやつ…。それも妊娠中によ。なに考えてんのかしら!!」
「なんだって! やっぱりあの王宮を消し炭にしていればよかったか……」
いやいや……、もうどっちに突っ込んだら良いのか分かんないから。ツッコミ不在なんだから手加減してよ。
いや、違う違う、私までボケてどうするよ。二人とも穏やかじゃない事言ってるよ。どうすんだよ。一人でも止められないのに~~
「父さん、母さん……」
「(そうだ、言ってやれレン!)」
「殺るなら気付かれないように徹底してね♪」
「レン……お前もか」
無理です。ごめんなさい。この二人止めるなんて無理だからね。あっ、そうだ。
「八咫烏二人を止めてね♪総動員で。勿論下っ端は除外いね。歯が立たないから。」
『若、我らとて歯が立ちません。』
そんな事は知ってるよ。だからね……
「ガンバ(*^ー^)ノ♪」
まさか私が助けるとでも思ったのかい?悪いね、私執念深いから……。
「……嫁さんの事で仕出かしたこと……まだ許してないから……ボソ…」
特に、
「食器なり、仕掛けた縄なり、嫁さんに怪我させたこと……知ってるからね♪」
フフフフ……どんな理由でも理不尽な一方的な攻撃は赦しはしない……
「分かった?」
『御意……』
次やったら……ハゲでは済まないよ八咫烏。
「なぁ、今何か言ってなかったか?」
「八咫烏に母さん達止めてね…って言ってきた。」
「ん、そっか…。止められるのかアレ。」
坊主集団が母さん達を止めにかかっている……しかしチート夫婦、大勢(32人)をものともせずにズンズン進んでいく。このままでは本当に黄の国を壊滅しかねない。
「(でも、あのまま滅ぶのも……いや、国民達が可哀想だな。)」
「(ソコじゃない……いや、あってるのか?)」
「で、俺達が何かしなきゃいけない訳じゃないんだ?」
「そうよ。」
「なにもしなくても良い」
「元から邪魔なんてしないよ。」
てか、巻き込まれたくないだけなんだけどね。
「ねえ母さん…私さ15歳になったら独立するから。」
「「え゛?」」
両親揃って間抜けなお顔になってますよ~。
「……俺も連れてけよ。」
「ある程度強くなったらね。」
その一言で眉間に皺を寄せて不機嫌になる嫁さん。ダメだよそんな顔しても、妥協はしません。
「何で…」
「だって、いつでも一緒に居れる訳じゃないでしょ?」
そう言ったら、不貞腐れた顔で納得していた。
「だからね。嫁さんが15歳になるまで待ってるから、それまでに私も色々準備するから。
実は前から考えていた。こうすれば家族全体が良くなると思うのだ。特に、
「白米をイッパイ食べれるようにしたい!」
「「「!!!」」」
実は、米がとても高くなった。しかも、醤油は三倍に跳ね上がった。味噌は元から無かったし。ここ二ヶ月前から急激に上がってとてもじゃないが毎日米なんて贅沢ができない。コレは由々しき事態だ。
日本人として20年生きてきたのだから、味覚も日本人が未だに抜けないのだ。
白米食べたい!味噌!醤油! 卵かけご飯食べたいよ~~!!
「白米……」
「卵かけご飯……」
「味噌汁……」
とても切実だ。
「だからね、私達で作れば良いと思うのよ。何年かかっても……その為に私は稼ぎに行きます。」
それに、ここに居るから狙われるんだ。もっと手を出せない所に居れば良いんだよ。
「でもコウちゃん、私達で作るにしても限度か……」
「あぁ、だった4人で出来るか?」
「……力仕事はできるけど…他はちょっと不安だ。」
何を勘違いしてんだか。なにもたった4人でやろうなんて言ってないよ。
「みんなでやるんだよ。この土地に居るみんなで!」
妖怪達だって美味しいもの大好きなんだから手伝ってくれる奴もかなり居ると思う。
「みんなに聞いてみれば良いよ。みんな米が好きだからね。」
「器用だからな妖怪達
「ん~~でもねぇ……その為に何れだけお金がかかるか……」
「ん~。そんなにやってみたいならやってみれば良い。」
そのつもりですから。元から両親任せにするつもりは無いよ。
「お金がかかるかのは想定内。だから母さん、薬の調合を本格的に教えて下さい。父さん、狩りの仕方を教えて下さい。独りでも仕事が出来るまでお願いします。」
*********
レンが二人に頭を下げている。二人に教えてもらうために。
「(また俺は置いてけぼりになる)」
驚いた。そんな事をレンが考えていたなんて知らなかった。それも、俺はある程度強くないと置いていかれるようだ。
そんなのは嫌だぞ。誰かに負けるのも、誰かに置いていかれるのも。何より、いつまでもおんぶにだっこは嫌だ。
「俺も、闘う術を……生き残る術を教えて下さい。」
こうして俺とレンは特訓に新たな項目を増やしたのだった。まさかあれほど血反吐を吐くとは思わなかった……。
し実際修業中に吐血してのはみんな驚いたが……。




