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名探偵が居るならフラグの謎も解いてください

 謎が謎を……呼んでないです。ただ作者の私が混乱しているだけです。すいませんm(__)m




 未だ正座で反省中のヤタガラス上位隊員を背景に、私たちは今回の襲撃について考えていた。


「ねえ、そう言えば…あの変態ロリコンと被害妄想女はどうやって結界を通ってきたの?」


 あの時は藍苺ランメイの事で手一杯でそんなに気にしなかったが、色々と謎があった。


 先ず、アイツ等はどうやって結界抜けて侵入してきたか。だってアイツ等は…と言うか、あの被害妄想女は王に手紙を頼まれてここに来る手筈だった。ソコにあの変態ロリコンがオマケに付いてくる事に……もうこの時点でおかしい。


 だって、マミィは王と盟友なのだ。王の手紙ならもっと信頼できるベテランを選ぶはず 。けれど、実際に来たのはあの被害妄想女もとい女術師。実力派なのは分かるが、些か役不足が否めない。私の独自の考えだが、マミィは専用の連絡方法を持っているのではないか?


 何より、今まで連絡係が家に来たことなど無かった。


 まぁ、私が気づかなかった何て事も有り得るが。


 伝書鳩等鳥が運んで来るのなら全く気付かないだろうし。私宛に来た手紙はハヤブサが持ってきたものだった。


「そうだった!あの二人……特に女術師の方は実力派でも有名なのよ。あの変態ロリコン殿下はあの通り。けどね、色々と問題を起こして謹慎中だったらしいのよ。しかも、手紙を頼まれてここに来たって言ってたけど、実際王の手紙は無かったのよ。」


 王の手紙が無かった? ならなんのために?


「彼女、何らかの暗示を掛けられていた様なの。」


「暗示? 穏やかじゃないね。」

「いったい誰が? 国内(身内)か、それとも国外(他人)?」


「誰か特定できないのか? 白の王(アイツ)なら確実に犯人を特定してるだろ」


 うん。あの王様ならしらみ潰しにでも犯人特定するだろうね。何せ、「最愛の妹の娘」の嫁さん(ランメイ)の一大事だったからね。


「それが出来なかったのよ。痕跡は跡形もなく……どんなに些細な事も見逃さないあの(・・)大賢者でも犯人を特定出来なかったのだから。」


「御手上げか…」


 その大賢者がどれ程スゴいか何て知らないけど、私よりも実力者の両親がそう言っているのだからホントに痕跡が無かったんだろう。


 ここで私の仮定を話しておこう。


 もしかすると、この「妖怪恋舞」の世界を元に作られた世界は、「原作のシナリオ」とは必ずしも同じとは限らないのではないか。或いは、同じにしようと「世界のプログラム」が何処か、或いは誰かに作用して元の流れにしようとするのではないか。


 「原作のシナリオ」とは違う未来もあり得るのなら、今の状況はその証拠にもなるはず。何せ、「紅蓮の母親」は未だ生きている。それに、原作の中盤で要約封印が解ける「紅蓮の父親」はもう封印が解けている。


 しかし、もしも「世界のプログラム」が元の流れに戻そうとするとしたら……


 そして、気掛かりなのが側室舞子が言っていた「神様」の存在。もしこれが舞子の言う、私や朱李(父さん)を助ける事が出来るなら……原作とは違う未来も有り得る。



 だけど、その「神様」が不安要素だ。もしもただの愉快犯で、自分が面白ければ良いと言う奴なら……


 もし、舞子の思い通りの世界を望んでいるのなら……


 どちらも願い下げだ。


 さて、話を戻そうか。


「あのさ、八咫烏が洋館の結界を空けたでしょ。アレって母さんが許可してたの?」


「いいえ……してなかったわ。ねえ八咫烏ヤタガラス、貴方どうやって結界空けたの?」


 バサバサッ!?


『主、わたしは結界を空けてはいません。勿論解いてもいません。』


「ならどうやって…」


『分かりません』


 八咫烏……また訳のわからない事を言い始めたの? お前は前科があるから容赦しないよ……


「やぁ…八咫烏。元気?。それに頭の毛も元に戻り始めたみたいで……。それで? 何か隠してないよね?」


「どう言う事だ」

「八咫烏…貴方何を隠しているの」


「(俺、話についていけない……)」

「クーン……(わたしもです)」


 おいてけぼりの嫁さんとポチの為に解説を。



 先ず、八咫烏の台詞「あの小娘は災いを呼ぶ」と言う発言。八咫烏は本来そんな能力は無い。それは母さんに確認は取ってる。八咫烏の能力は千里眼のみ……他にも有るようだが、未来を透視することなど出来ない。


「詰まりね、八咫烏が嫁さんの身に起きることも知るはず無いし、洋館の結界を空けられもしない。」


 言ってて自分も結構混乱しているのよ。


「あ、そうね……私は八咫烏に結界を開く許可を出してないわ。だから開けられない。けど、何故かランちゃんに何が起きるかまるで知っているような言い方ね。」


「まぁ、単なる憶測でしかないけどね。そこんとこどうなのさ八咫烏。」


『………』


「そう、またハゲになりたいんだね……それとも? 首から上が無くなっても良いのかな♪」


『………私が仕えるのは主です。貴方ではない。』


「なら母さんに言いなよ。私はその内容は聞かないから。判断は母さんに任せるよ。それならいいでしょ?」


『……御意』


 全く、変なところで頑固なんだから…。


 八咫烏は母さんの肩に泊まり耳元で囁く。そして話終わった時、母さんは頷いた。


「分かったわ。八咫烏はホントに知らないのよ。でも犯人らしき人物は見たのよ」


『主、それ以上は…



「いいのよ。それでその人物は………」


 母さんは一拍おいて静かに告げた。


「私だったのよ」








「はい?」


 うん・・・・・・は?


「八咫烏……何でそんなことで黙ってたの。」


 もっとスゴいことだと思ったのに……。大したこと無かった。


「なんだか拍子抜けしたな。」


「まさかだと思うけど、それで母さんに疑いがかかると本気で思ったの?」

「無い。それは無いだろ。まだ会って日の浅い俺でも分かる。」

「キャン!」


「「「そんな性格じゃない。」」」

「クォーーン!」


 そんなまどろっこしい性格なわけ無いでしょ。マミィだよ。影でグチグチ言う位なら正面切ってガツンと言うお人ですよ八咫烏さん。


「前から思ったけど、八咫烏ってホントに母さんの事信用してるの?」


 なんだか疑ってばかりなんじゃ?


『私は主が無事ならそれでいいのです。』


「分かりやすい解答アリガト。」


 詰まりは例え母さんに嫌われても無事なら良い。そんな主贔屓なんだね。


「八咫烏……一言言っておくわ。今度私の家族…勿論ランちゃんもね。が、危機的状況になっても見逃すなら……貴方の使役関係を解消するわよ。良いわね。」


 

「ちょっとパピィ…マミィが怖いよ」

「(え、パピィ?パピィて俺の事だよな)そうだな…」

「でもソコに惚れたんだな朱李シュリさん。」

「そうなんだよ……て、おい、なに言わせる」

「へー…パピィはドMなの? 因みに私はSだから。あ、でも嫁さん苛めたりしても楽しくないから安心してね。」

「「(果たしてそれは安心できるのか)」」


 失礼な…ただ単に自分の所為で嫁さんが泣くのは嫌なだけ。だからと言って誰かに泣かされてるのも嫌いだから。今度誰かに泣かされでもしたら……さて、どうしようかな♪



「分かった、八咫烏。次は無いわよ。」


『ぎ、御意』


 あの八咫烏が涙ぐんでるし~。どれ程マミィが怖かったのか。分かるよその気持ち。私も敵に回したくないもの。


 で、


「母さん、そろそろ種明かししても良いんじゃないの? 側室舞子…の計画とかさ」


「「!!」」


 何でそんな事を知っているって顔をしている。両親揃って口が空いている。クッキーかポテチでも入れたいねその口。


「この前……藍苺が呪詛に掛かった時、あの時眠っちゃって。その時夢にしてはヤケにリアルな夢を見たんだよ。ねえ、アレって八咫烏の能力で見ていたの?」


 例え未来は見えずとも遠くの出来事は見える、それが千里眼という能力だ。きっと何らかの偶然で波長が合ってしまい意識が同調したのかも知れない。


「はぁ……コウちゃんには隠し事は出来ないわね。」

「誰に似たのやら」


「スゴいな…俺なんて何がなんだかさっぱりだ。」


「いや、ただの当てずっぽですけど?」


「…………」

「マジ?」


「うん。マジ。」

「はぁ~~。」



 根拠なんて名探偵じゃ無いんだから、無いよ。



「ぶっちゃけさ、側室舞子が何らかの外的要因でこの世界にトリップしてきたんでしょ。で」理由は知らないけど、私達も何らかの要因、または何者かの所為で転生何てのも有り得るよね…。

「誰が?」

「……神様とか?」


「………」

「………」


 黙り決め込んだ両親。それって肯定だよね。


「ねえ、どうなのさ。私達は誰かに無理矢理転生させられたの?」


「……そうよ。」

「はぁ…あぁ、そうだな。お前の言った「神様」の所為だ。」



 難しい話になったので簡単に纏めると、



 今から23年前、突然転生した母さん達は最初黒の国に居たらしい。初耳だ。そしてここが自分達の作ったゲーム「妖怪恋舞」の世界にとても似ている事に気付いた。3歳の時らしい。5歳の頃親の伝で黄の国の下級貴族の養子になってゲームの世界とどれだけ同じか確かめていたらしい。


 そんな時諸国漫遊と言うなの放浪をしていた白の現在の王様と出合い三人で意気投合……何かしたよねこの三人……絶対何かやらかしてそう。


 図らずもそれが原作と同じか流れになってしまったけどね。皮肉だ。


 てか、父さんと初めから一緒に居たんだね。幼馴染みだった。それにしても、黄の国の貴族だったお祖父さんは血の繋がりが無かったのか……薄々気付いてたけどさ。


 そして原作通りに父さん捕まって……あの状況になったのか。


 ソコで原作と違う動きをする人物が居たんだね。




 え~と……



「それが側室舞子だった。て、こと?」


「そう、彼女明らさまに可笑しな行動をしてたのよ。そりゃ気付くわよ……」

「怪しいので八咫烏に監視をさせていた。」

「ソコで独り言のように「神様」とか、「トリップ」とか、そんな単語が出てきたら黒でしょ?」


「もう真っ黒だね。」

「(誰もいなくても独り言で重要なこと喋るなよ……)」


 皆半目で呆れ顔だ。


「それでね、どうも「神様」って一人じゃないのよ。」


「は? それって…」


「俺達は舞子とは違う「神様」に転生させられたようなんだ。」


 う~んまたしても超展開……。




 もっと利口になりたい……もう手遅れか……



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